ないこby
「ん…」
眩しい静けさの中、ぱちり、、と目が覚める。
隣にはうさぎのような可愛らしい、自分の彼女が幸せそうに寝ている。
今日は久しぶりに、初兎ちゃんも俺も仕事がオフの日。
そんな機会は滅多にないので、今日は早めに起きて彼女のために朝ごはんでも作ってあげよう。
それからゆっくり過ごすのが今日の予定だ。
…と、ベッドから起き上がろうとしたその瞬間、ぐいっ、、と服の袖を引っ張られる。
「え、、?」
服の袖を引っ張った犯人が誰なのか気付くまで少し時間が経った。
この部屋には俺ともうひとりしかいないのに。
初兎「いやや、、いかんといてえ…ないちゃん」
ないこ「え、、あ、、、え???」
もしかして今日は…。
初兎「んう。。」
眠そうに目を擦り、俺に抱きついてくる彼女が、いつものツンデレ状態ではない。
ということは。。。
初兎「きすして、、」
…。
かまってちゃん発動ーーー!
よっしゃ(((
初兎「きす、、」
ないこ「あ、、きすね、はい」
初兎「んむ、、」
唇と唇が触れ合うくらいの軽いキスをおとす。
初兎「んふ」
初兎ちゃんのかまってさん発動は仕事のオフができるくらい滅多にない、大切な出来事だ。
よし、予定変更。。
ないこ「まだ寝る?」
初兎「ねるう、、」
その答えは即答だった。
初兎「ないちゃんと寝る。」
あ、今日もうちの彼女は誰よりも可愛いです。
見てくださいこのかわいい笑顔、、そして可愛らしい髪の跳ね具合。
え、わざとそういうふうに跳ねるように調整して寝ました?(してません)
はーーー、今日もうちの彼女は誰よりも可愛いです(2回目
それからしばらく経って、俺も気づけば寝ていた。
初兎ちゃんとハグしながら、向かい合って寝るという夢のような体験をした。。。
明日命日かも。
でも死んだら初兎ちゃんが悲しむから生きないと((
ないこ「かわいいな」
微笑ましく思い、視線を時計に移すこと30秒。
ないこ「もうこんな時間!??」
初兎「ん…?」
俺の叫び声を聞いた初兎ちゃんもびっくりして起きる。
時計の短針は11と12の間を、長針は6をさしていた。
つまり、いまの時間は、、、午前11時30分。
さすがに寝過ぎた。
ないこ「朝ごはん食べよっか(」
初兎「昼ごはんやない??」
初兎ちゃんのかまってさんが発動したからと言って気が緩みすぎたな、、
初兎「もぐもぐ、、」
小さな口にたくさんのごはんの量を詰め込んだ初兎ちゃんの姿はかなり微笑ましかった。てか可愛い。幼稚園児ですか?
そんな問いが喉までやってきたが、初兎ちゃんに聞かれたらかまちょが終わるかもしれないのでご飯と共に飲み込む。
初兎「ごちそーさま」
初兎ちゃんがお腹がいっぱいだ、と言わんばかりに見つめてきた。
初兎「ないちゃん、まだぁ?」
ないこ「もうちょっと、、」
初兎「…」
しゅん、、と子うさぎのように肩を下げ、眉毛も八の字に下がっている。かわいい。。
ないこ「ん、、ごちそうさm」
そう言いかけた時、初兎ちゃんがタックルするように抱きついてきた。
初兎「ぎゅー、、して」
ああああ、可愛すぎ俺の彼女、、、
もうハグしちゃってるけど、w
ないこ「今日はゆっくり過ごそっか、」
初兎「僕、前まろちゃんに借りた映画みたい」
ないこ「映画?」
まろに借りた映画って、あれ、ホラーじゃなかったっけ?
初兎ちゃんホラー系大丈夫なのかな、、、?
ないこ「あれホラーだけど大丈夫…?」
初兎「え、あれホラーなの、、?」
ないこ「ほかのにする?」
初兎「むっ」
強がってほっぺた膨らませる俺の彼女かわいいいいいいい(((
初兎「み、みれるしっ」
ないこ「ww」
初兎「何笑ってんのー!」
てことで映画見ることになりました。
初兎「ひっ、、、」
さだこが出てきてすぐびくっ、と肩をふるわす初兎ちゃん。
絶対ホラーむりじゃんこれ、、、w
俺に体重をかけてきて、目を瞑っている。
それにちょっとうとうとしてる?
ないこ「眠い?」
初兎「うん、、」
ないこ「そっか、、おやすみ」
初兎「ん…」
もう8時だしなぁ、、、
でもかまちょが終わるのは次の日の目が覚めた後から。
まだまだ俺らの休日は終わらない。
コメント
1件
初コメ失礼します〜〜っ❗️❗️ めっちゃ好きです😖❤️🔥まじで尊い、、🤦♀️💓 白ちゃんの可愛さと桃ちゃんの甘々が、、、😭😭🤍