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今日は新婚旅行。車で行ける距離だから運転は社長さんに任せる。だるいし。
それにしても眠い。眠すぎる。寝てもいいかな。
大森「ねてもいいですかぁ”……?」
菊池「ん…いいよ~」
大森「ありがとうございま~す…、」
俺は社長さんの隣で眠りについた。
菊池「着いたよ~!!!」
大森「ん”…ぇ……?」
瞼を頑張って起こすと、目の前に社長さんの顔があった。
大森「ぅわっ…びっくりした……なんですか…、?」
菊池「だからぁ…着いたよって!!」
大森「あぁ…はぃ」
新婚旅行はもう泊まるだけでいいや、ってなって泊まるだけ。
ショピングとかはしない。面倒くさいし。
大森「んわ…意外といい部屋……」
菊池「意外とってなによ…笑」
大森「っ…、ていうかなんでダブルベッドッ!!」
社長さんは「いいじゃん、結婚してるんだし…笑」と言い荷物を置いてソファーに座った。
俺は何か不満があるが社長さんと同じ様に荷物を置いてソファーに座った。
もちろん向かい合わせで。
大森「はぁ”…、早くお風呂行きたいんですけど」
菊池「1人で行ってきたら? 俺まだいいからさ」
大森「はぇ”…? 2人で行くんじゃ…?」
菊池「2人で行きたいの~?笑」
大森「はっ…?!そんなわけっ!! もういいですっ…散歩してきます…!」
散歩をしているとつまづいて転んでしまった。
大森「ぃ”った…、」
「大丈夫?笑」
目の前を向くと知らない男が3人、ニヤニヤしながらこちらを見ていた。
俺は恐怖が沸き上がる。
大森「ぇと……大丈夫です、」
「大丈夫じゃないよね?僕が家まで連れてってあげるよ」
そう言い男の人は俺の腕を強く掴み連れて行かれそうになったとき、誰かが後ろから来た。
「ちょっと、何してんの?笑」
後ろを振り向くと社長さんがいた。なんで。
菊池「この子、俺の恋人なんだけど ?」
「ッチ…」
3人組は逃げていった。
大森「すみませっ”…、」
菊池「大丈夫…?」
涙目だった俺の顔を優しく覗き込んできてさっきまで涙目だったのに涙が出てきてしまう。
大森「うぁぁっ”…ぐすっ、ぅ…しゃちょっ、?」
菊池「えっ…大森くんっ、?!」
大森「こわかったです”…、ひぐっ…ぁ”…」
安心したくて俺は社長さんに抱きついてしまった。
抱きつくと社長さんの匂いがして安心する。契約結婚だしこんなこと自分からしちゃ駄目なのに。
安心しちゃ駄目なのに。
菊池「ッ…ごめん、一緒に行ってあげれば良かったね…/」
大森「ん”…、しゃちょ~のば~かっ”…/」
ずっとこの時間が続けばいいのに。
次回、♡1000
コメント
4件
おっふ、恋心…(?) 守ってくれる菊池さんイケメンだけど抱きつかれた時照れてますよね?もしかして抱きつかれてるの慣れてない…?それとも大森さんのこと大好き…??どっちにしろ好きすぎる。 泣いてる大森さん可愛い…もっと泣いて欲しい((
意外と弱虫なもっくん?