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日陰「何それ、意味わかんないです」
陽「何それーいみわかんなーい」
「てかてか、今日の昼休み空いてる?一緒に食べよ?」
日陰「まあ、空いてます。けど」
陽「やったぁ!」
お昼です!
日陰(何段あるの、めっちゃ疲れるんだけど…)
階段を何段登ったのだろう
初めてということもあるのか、少し体に力が入って上手く動かせないのもそのひとつだろうか
日陰(やっとついた)
陽さんはどこに居るんだ?見渡してもいないし…
陽「わっ!」
日陰「!!!???!」
陽「あははびっくりしてるー」
日陰「性格悪いです」
陽「そうかもね」
お昼が終わり
陽「ねね、!いまから日陰ちゃんち行っていい?」
日陰「あー」
親は海外出張でいない(あるある)
やましいこと…その時はそのときか!
日陰「いいですよ!いまから帰りですか?」
陽「せいかーい」
ミチヲアルイテイルヨ!
日陰「〜で、が!」
陽「!!〜?」
日陰「w」
陽「…!日陰ちゃん!危ない!!」
日陰「……え」
目の前には血だらけになった陽
周りには轢いたであろうトラックと心配して駆けつけた人々がいた
日陰「あ、ああ、ああああああああぁぁ!!ぁ」
日陰「ねぇ!起きてよ!目!開けてよ!(;;)」
陽「ひかげ、、ちゃん」
日陰「なに?!生きてる?!」
陽「おれは、、ずっっとひかげが、、、、、」
いよいよクライマックスのところで救急車が来た
最後の言葉は聞き取れなかったから起きたら聞こうと思ってた
医師「残念ですが、陽さんは轢かれたときには瀕死で病院に着く頃には……」
日陰「どうして……あいつが!」
あいつと、陽といっしょに帰っている未来
あいつと!あいつと、他愛もない会話をして、下ネタもいっぱいあって笑って悲しんで!
出来たのに、どうして
医師「南雲さん、どうしてと自問自答しても答えはいっしょです。明日また、学校終わりに出来たらでいいので来てください」
日陰「はい、では」
自分でもわかるくらい声の覇気がなかった気がする
そりゃそうだろ、目の前で大切な人が死んでいくんだぞ?誰もが遭遇したくないシチュエーションだ
日陰「……」
こうしたら、陽が死んだ意味が無くなるのはわかってる。だけど生きても死んでも同じだろう?死んだら陽に会えるかもしれない。このトラウマを抱えて生きるより早く解放した方がいいんじゃないか?