TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

巡る世界で君と恋を出来たら

一覧ページ

「巡る世界で君と恋を出来たら」のメインビジュアル

巡る世界で君と恋を出来たら

3 - 第3話 もう、誰か殺して

♥

34

2025年06月26日

シェアするシェアする
報告する

日陰「何それ、意味わかんないです」

陽「何それーいみわかんなーい」

「てかてか、今日の昼休み空いてる?一緒に食べよ?」

日陰「まあ、空いてます。けど」

陽「やったぁ!」




お昼です!



日陰(何段あるの、めっちゃ疲れるんだけど…)

階段を何段登ったのだろう

初めてということもあるのか、少し体に力が入って上手く動かせないのもそのひとつだろうか



日陰(やっとついた)



陽さんはどこに居るんだ?見渡してもいないし…


陽「わっ!」


日陰「!!!???!」

陽「あははびっくりしてるー」

日陰「性格悪いです」

陽「そうかもね」






お昼が終わり






陽「ねね、!いまから日陰ちゃんち行っていい?」

日陰「あー」


親は海外出張でいない(あるある)

やましいこと…その時はそのときか!


日陰「いいですよ!いまから帰りですか?」

陽「せいかーい」















ミチヲアルイテイルヨ!


日陰「〜で、が!」

陽「!!〜?」

日陰「w」




陽「…!日陰ちゃん!危ない!!」



ドンッッッッ!



日陰「……え」



目の前には血だらけになった陽

周りには轢いたであろうトラックと心配して駆けつけた人々がいた


日陰「あ、ああ、ああああああああぁぁ!!ぁ」


日陰「ねぇ!起きてよ!目!開けてよ!(;;)」

陽「ひかげ、、ちゃん」

日陰「なに?!生きてる?!」

陽「おれは、、ずっっとひかげが、、、、、」


いよいよクライマックスのところで救急車が来た

最後の言葉は聞き取れなかったから起きたら聞こうと思ってた








医師「残念ですが、陽さんは轢かれたときには瀕死で病院に着く頃には……」

日陰「どうして……あいつが!」


あいつと、陽といっしょに帰っている未来

あいつと!あいつと、他愛もない会話をして、下ネタもいっぱいあって笑って悲しんで!

出来たのに、どうして



医師「南雲さん、どうしてと自問自答しても答えはいっしょです。明日また、学校終わりに出来たらでいいので来てください」

日陰「はい、では」


自分でもわかるくらい声の覇気がなかった気がする

そりゃそうだろ、目の前で大切な人が死んでいくんだぞ?誰もが遭遇したくないシチュエーションだ



日陰「……」


こうしたら、陽が死んだ意味が無くなるのはわかってる。だけど生きても死んでも同じだろう?死んだら陽に会えるかもしれない。このトラウマを抱えて生きるより早く解放した方がいいんじゃないか?


巡る世界で君と恋を出来たら

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

34

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚