テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
日陰「……」
すごい綺麗だ。あのあかり一つ一つに人がいるということが信じられない。
怖いという感謝もない。早くしんで楽になりたい
せめて、最後くらいはタメ語つかいたかったなぁ
そう言って叶いもしない願いを述べる
日陰「…?」
誰かいたような。気のせいか
体が軽い、飛んでるみたい。いや。飛んでるのか?それとも浮いてる?どっちでもいいや
嗚呼、身体から血が出てる。骨も折れてる。まだ意識があるってことは失敗した?
日陰「はぁはぁカヒュカヒュカヒュ」
息ができない。苦しい。苦しみながら死にたくない。助けて欲しい。助けないで欲しい。どんな時でも完璧に!死ぬ時でも。だれにも迷惑をかけないで。
教師「だ、大丈夫?!。!!救急車!」
?誰か来た。やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて
お願い!もういいから。助けないで!そのまま見放しといてよ!治療費なんてないから。
ピーポーピーポー
救急隊「救助者はどこですか?」
教師「あそこの所で!助けて下さい!」
救急隊「分かりました」
救急隊「大丈夫ですか?」
日陰「ない、で」
救急隊「?大丈夫ですか?」
日陰「すくわ、ない、で下さい。死にたいです」
救急隊「…目を瞑りたいが仕事なんです。」
日陰「いいじゃないですか。特別な例として」
救急隊「…!運びます」
日陰「!やめて!死にたい!死ぬべきなの!」
病院で…
医師「大丈夫ですか?」
日陰「もう、嫌です。なんで生けるようにしたんですか?死にたいです。」
医師「私達は生かしてみせるのが仕事です。つまりあなたのような人も時間が解決してくれます」
日陰「時間かどうこうの話じゃありません。あなたが話しているのは綺麗事を並べた経験です。」
日陰「俺は明日必ず死んでみせる。」
医師「……では」