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『存在感 』
あれは小学1年生になってからすぐだっただろうか。
僕は存在感がない。
学校、お店などで人に話しかけられることなんてない。
僕がどこにいるのかなんて誰もわからない。
自分から話しかけてようやく気がつく。
相手から話しかけてもらったことなんてほとんどない。
それは家族にも。
こんな自分が嫌いだ。
友達も作りたい。楽しく笑いたい。一緒に遊びたい。一緒に笑いたい。
今日もこの時間がやってきた。
毎日深夜に外に行く。
存在感がないから警察にも見つからない。
家から少し歩いた先に横断歩道がある。
その先には海がある。
そして砂浜に座りこんで毎日泣いている。
自分に存在感があれば………
腕時計を見ると、1時間近くたっていた。
そろそろ帰ろう。
暗闇の横断歩道を渡る。
その瞬間、辺りが明るくなり、僕は何かにぶつかった。
解説 下にスクロール
横断歩道をあるということは車が通るからだ。僕は存在感がない。ということは運転手も人がいるなんてわからなかった。そしてそのまま走り、僕は車に、はねられてしまった。
存在感がないことは非常に孤独で悲しいことだ。そしてとてもつらい。存在感がないのなら、いっぱい話しかけて存在感のある人間になろう。きっとなれる。