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於:クラブ エンパイア PM7時
「お早う御座います」「遅よう御座います。初日から遅刻?」「あの、7時から10時迄じゃ、」「始まる15分から10分前に来るのは常識でしょう。朝礼の周知なんかがあるんだから。それからその格好、2階に衣装部屋が有るから着替えてらっしゃい。」(こういう仕事はタイムカードが無いのかよ!?)良仔は衣装部屋で派手過ぎず地味過ぎ無いワンピース型のドレスを選んだ。ハイヒールを借り、髪を整えると、「マアマアじゃん」と思った。下のホールは未だ暇だった。ママがみんなに彼女を紹介した。「火曜と木曜のバイトさんです。名前は〜、そうね「葉矢」さん。」「宜しくお願いします。」葉矢葉矢こと良仔は挨拶をした。「あのう、なんで葉矢何ですか?」「ああ、早く来て欲しいから。」(なんだ…)「ハヤちゃんは、お客様につかなくていいから、メッセンジャーの様な感じでお願いできるかしら。」(なんだパシりか)
「今晩は…」「いらっしゃいませ。」エコーの如く総出の声がした。今夜初めての男性客で有る。