テラーノベル
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小鳥のさえずり。風に揺れる、木の影。
木の影?…どこだここは。日本達がいる…家の中では…
立ち上がる。自分でも目を見張るほど、のどかで、壮大で美しいと思うような。景色。草原だった。私は草原の中ポツリと立っている木の下で寝ていたようだ。
夢か?…それともあの白い部屋のようなものか…?
自分の頬をつねってみた。…痛くない。と言うことは夢だろう。そういうことにしておこう。
[……。]
ふと。足元に花を見つけた。手で摘んでみる。
[…。]
なんとも言えない気持ちだ。なんの花だったか。…知らないか、…覚えていないか。…
風に帽子が飛ばされそうになった。
それにしても綺麗だ。ずっとここに居たいくらいに。
歩いてみた。歩いているだけなのに楽しい。
川だ。
[…?]
向こう岸に誰かがいる。視界が揺れた。空が血のように紅く染まった。大地は枯れ、そして…たくさんの兵士の屍の中…一人。
『姉サン。ナンデ置イテイッタノ……?』
[っ~…!?]
飛び起きた。朝だ。畳の上。現実に引き戻された感覚。
[、はッ……はっ、…?。]
息を整える。…
最悪な朝だ。
[日帝さん?起きてますかー?]
日本が襖越しに声をかけてきた。…ああ…良かった…。夢だった。……なんの夢だったか…。忘れてしまった。ただ不快感だけが残る。
[…あ、嗚呼。起きてる。今行く。]
[了解です!]
日本は行ったようだ。立ち上がり、布団を整える。そして着替える。
[…?]
手には花を握っていた。……あの。…………いやなんでもない。
コメント
1件
うわ、めっちゃ不思議な話だな…。草原の美しい風景から一転、血の紅い空と兵士の屍、そして「姉サン、ナンデ置イテイッタノ?」って台詞が刺さったわ。現実に戻った後の、手に握られた花の余韻がゾッとする。夢と現実の境が曖昧で、これからどうなるのか気になる…!
あすぱらがす✨@低浮気味
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