■事務所様、ご本人様、関係者様とは全く関係ございません。
■GⓉΛネタ 秘密結社lr受け
■精神を送るゲームとして扱っています。
■複数人出る時のみセリフの前に lr など表記します。
□最近、すごく、こう…Xで一人垢で騒いでるレベルでexlr、rulr、nrlr、amlrに悶えています。謎解きとか本当に嬉しかったですね…。
□思いつくままに自分のペースで書いていくだけなので、満足したら途中で終わる可能性あります。すみません。
言われるがままにアマルが出してくれたヘリに乗り込む。
あっという間に空へと出掛ける俺たち。
lr「…」
どのくらい飛んだかは分からないが、辺りには一人も一機も見えない。
アマルが何を考えてヘリに乗せたのか分からず、痺れを切らした俺から口を開く。
lr「で?なによ」
am「ん-?」
lr「何か話があるから乗せたんじゃない?」
am「そうね」
アマルが周りを確認し、速度を落とす。
更にゆったりとした空の旅。
am「対象者になっちゃった?」
アマルから出た言葉は鋭く俺の胸を刺してきたように感じた。
冷や汗が、また、噴出してくる。
lr「いや、なんの話?」
am「警戒しなくていい…は無理か。別に手を出すつもりはないから不安にならなくていいよ」
lr「………何で気付いたん?」
アマルはどこまでも冷静だった。
ただ真っ直ぐ前を見て、事故しないように丁寧に操縦して空の旅を続ける。
am「不安そうに見えたから?」
lr「…はい?」
am「そうとしか言えない。だから話を聞いてやらないと、って思った。だから捕まえてここまで来た」
きっと、話を誰にも聞かれないようにとわざわざヘリを出してくれたのだろう。
いつもアホなことして笑わせてくるくせに、何でこんな時は頼りになるんだ、こいつ。
am「症状はどうするつもり?ローレンのことだからNPC?」
lr「俺のことだからって何よ。まぁ、NPC相手にするつもりではあるよ?」
am「そっか。まぁ、ローレンが決めたなら俺は別に否定はしないし、止めたりもしない」
俺の選ぶ道を全て肯定してくれようとしている。
それが分かって、ただ、それだけのことなのに、
lr「……いつか、慣れるでしょ。こんなん」
自分でも驚くくらい安心して、出そうと思っていなかった部分まで言葉にしてしまう。
lr「普通に無理でしょ。抱いてくださいなんて知り合いに頼むの。迷惑すぎるでしょ。周りに迷惑かけるくらいならNPC相手にする方が楽じゃない?」
アマルは割り込むことなく、ずっと黙って聞いてくれていた。
そして、俺の言葉が終わりだと判断すると口を開いた。
am「別に俺を頼ってもいいよ」
lr「…は?」
きっと俺が操縦士側だったら何処かにぶつかって二人仲良く死んでいたかもしれない。
救急隊のお世話になってた可能性めちゃくちゃある。
am「好きだからね。ローレンのこと」
lr「……はあぁ!?」
am「うるせぇな」
今まで、そんな素振り少しも見せてこなかったのに俺のことそういう意味で好きマ!?
いや、これはアレか?俺が気付いてなかっただけとかそういうオチか?
lr「だってさっき、俺がNPC選んでも止めないって…普通好きなら止めるんじゃない?」
am「止めたい気持ちはあるよ。それは片想い相手としても、友達としてもね。でもさ、そこって俺が介入していいところじゃないと思うんだよね」
あぁ…もう、何だ…何だよ、この男は…
am「俺を頼ってくれたら勿論万々歳だけど、NPCを選んでも、それがローレンの選んだものなら受け止める。誰にも見られないように外で張っててあげるよ」
バカがつく程に良い奴すぎんだろ…。
am「…今後のことがおおまかにでも決まったところで地上に戻りますか」
lr「え、お前が守ってくれるの確定マ?」
am「大事なところ意見聞いてやったんだから俺の希望も聞いてもらわないとフェアじゃないじゃん」
ゆっくりとヘリが地上に向かっていく。
アマルとの大切な話をするための空の旅は終わりのようだ。
am「これだけは覚えといて」
lr「なによ」
am「NPCに何度抱かれても、複数人とヤったとしても、お前は汚くないからな」
その言葉が、どれだけ俺を救ってくれたかなんて、アマルは一生知ることはないだろう。
lr「……これは頼っちゃいそうですわ」
am「初っ端から俺頼る?いいよ?」
lr「一度持ち帰って検討させて頂きます」
am「絶対忘れて放置するやつソレッ!」
lr「ははは!」
やっぱ大好きだな、アマル。
なんだよ、初日からすげぇ味方手に入れちゃったな俺。
am「まぁ、しっかり考えてみて」
lr「…うん、ありがとうね」
am「株ってのは上げておかなきゃだからね」
lr「うーん台無しっ!」
am「台無しっ!!」
二人でゲラゲラ笑いながら地上へと降りる。
そしてヘリから降りる時にアマルが俺を呼び止めてきた。
am「ローレンはもう分かってると思うけどさ、なるせ も助けてくれると思うよ」
lr「……頑張りすぎちゃうから。あいつは」
am「俺は警察だし、どうしても行けないことはあるからさ。身内にも一人は味方作っておけよって意味。頑張りすぎないようにお前が見張ってやれって」
lr「……」
アマルが片手を上げて去っていく。
俺はそれを最後まで見送り、ゆっくりとアジトへと戻った。
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視点は変わり、赤ギャングのアジト。
ソファの上には足を組んで座るエクスアルビオがいた。
ex「あ、バグ対象者じゃない人はログアウト解禁って流れてきたな」
目の前に置かれた肉料理をぱくぱくと口の中に運んでいく。
ex「でもこのやり方ってあんまりよろしくないよね~。残り続けてるプレイヤーは対象者って言ってるようなもんじゃんね。守るとかで敢えて残る人もいそうな気はするけど」
頭の中に浮かべるは意中の相手。
ex「ローレンってどっちなんだろ。対象者だったら困るんだよな」
ごくり、と最後の一口を飲み込む。
ex「誰かに手をつけられる前に迎えに行かなきゃいけないもんな」
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