大森 元貴 『 見える 』
若井 滉斗 『 見えず 』
『 屋上 』
屋上 には とある噂 が あった 。
深夜 1 時 、 とある 言葉 を 喋ると 、
屋上 への 扉 が 開く 。
そんな 噂 、 僕 は 信じたくない 。
『 ねぇ 元貴 ~ 。 』
「 なんだよ … るっさいな … 」
『 噂 、 知ってる ? 』
「 話聞けよ … ん 、 まぁ 知ってるけど 」
『 夜中 … 行かね ? 』
「 別にいいけどさ ~ 。 俺ら 見つかったらやばくね ? 」
「 屋上 禁止 だしさ ~ ? 」
『 んまんま !! いいじゃん ! 』
『 バレなきゃ 犯罪じゃねぇじゃん ! 』
「 犯罪者予備軍 で 草 」
「 てか とある 言葉 って 何言うのさ 」
『 確か … えーっとね 、 』
『 ” フルート ” だったはず ! 』
「 フルート … ? なんでだろ 」
『 俺ら の 学校 で フルート で 全国大会 取ってる 子
居たじゃん ? 』
『 確か それ関係だった気がする 。 』
「 へー … 。 そうなんだ 」
「 でもさ 、 その子 居なくなったじゃん 」
『 確かに 。 自殺だっけ ? 』
…
「 俺 好きだったのになぁ … 、 」
そう呟く 、
『 は!? そうだったの!? 』
「 るっせ … ッ 、 そうだよ 。 可愛いじゃん 。 」
深夜 1 時 、 僕ら は 学校 に ついた 。
「 … 怖 」
『 そんなこと 言ったら もっと 怖くなる 。 』
『 行くぞ 』
なんか 勇敢 なの うざいな 。
『 … 着いたよ 、 元貴 』
「 わかった … 俺 が 言えばいいんだな ?」
『 うん 。 頑張れ 』
「 … ふぅ … フルート 」
…
そんな 事 言っても 開くわ K ((
がちゃ … ぎぎぃ … __
『 あ … あいた … 、 ッ 』
「 … マジかよ … 」
スマホ の ライト で 屋上 を 照らす 。
そこには 、 外れた柵 、
赤く染った … 床 。
赤い 液 が まとりついた キーボード に フルート 、
そして 、
片思い していた 、 可愛い 男の子 。
《 なんで … いるの … 、 ッ ? 》
「 … ” 藤澤 … 先輩 … ” ? 」
『 … 元貴 、 ? 』
その光景 は 儚くもない 。
《 … どうしたのさ 、 笑 》
「 … 生きてたんですね 」
《 ぁ 、 う 、 うん 、 笑 》
「 好きでした 」
《 え 、 ッ __ 》
『 は … ? 』
『 おい … 、 ッ ! 』
「 藤澤 … 先輩 … ッ ” ぃ _ ッ ポロ ” 」
「 好きなんです … ぅ ッ _ ” ポロポロ 」
「 うぁ ” ぁ ” あ ” … ッ !! 」
「 好き … ッ ” ! 好きなんだよ … ッ ” !! 」
『 元貴 … 落ち着けって … ッ 、!』
《 … ありがとう … 聞けて 、 良かったなぁ 、 ッ 》
《 ばいばい 、 もときくん 》
《 愛してるよ 。 》
『 は … !? なんで 聞こえて … ッ 、!?』
「 … 愛してる … ぅ ” __ ポロポロ 」
end ___ .
コメント
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見 え る 見 え な い っ て そ う い う 事 か … .ᐟ 本 当 は 両 想 い だ っ た の に 亡 く な っ て 叶 わ な い … ホ ラ ー な は ず な の に 悲 し す ぎ る 泣
可哀想だよぉぉぉ… 涙どうしよぉぉぉぉぉ あとなんか気付いたらフォロワー100人いってるしぃぃ おめでどぉぉぉぉぉ (ぬかされそうwww)
なんとも不思議で切ないお話…… 自分でこんな発想は到底出ないです!