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[Run BTS] 地獄(?)のキッチン BTSお料理対決
「タリョラ ~ !バンタン!」
今日もスタジオには7人の元気な声が響く。
今回の企画は、決められた食材で最高のワンプレートを作る
[BTS マスターシェフ]だ。
チーム分けは、
料理が得意な [ヒョン シェフチーム(ジン、シュガ)] vs 勢いと感性で勝負する [ドタバタ キッチンチーム(ナムジュン、J-HOPE、ジミン、テヒョン、ジョングク)]
という、明らかに戦力差がある(?)対決となった。
【ヒョン シェフチーム】
🐹「ユンギ、お前はソース担当な。僕はこっちで肉を捌くから」
🐱「了解…..あ、ヒョン、そのナイフよりこっちの方が使いやすいですよ」
二人の会話は無駄がなく、まるで本物のレストランの厨房だ。
ジンが華麗な包丁さばきで野菜を刻み、シュガはコンロの前でフライパンの温度を指先で確認している。
🐱「おい、あっちのチーム見てみろよ」
シュガが顎で向かいのテーブルを指す。
🐹「…見ない方がいい。集中力が切れる笑」
ジンが苦笑いしながらも、チラリと視線を送った先には、カオ スが広がっていた。
[ドタバタ キッチンチーム]
🐤「ナムジュニヒョン!危ない!指! 指切る!!」
ジミンが悲鳴を上げる。
ナムジュンが持っている包丁が、ニンニクではなく、まな板を激しく叩いていた。
🐨「大丈夫だジミナ。僕は今、ニンニクの原子を破壊しているんだ」
🐤「何言ってるんですか!代わってください!」
慌てて包丁を奪い取るジミン。
その横では、J-HOPEが
🐿「わあああ!油が跳ねた!!」
と、フライパンから3メートルほど離れた場所でトングを振り回している。
🐻「ねえ、これにこれを入れたら美味しくなると思うんだ」
テヒョンが持ってきたのは、なぜかイチゴジャムとコショウ。
🐰「ヒョン、それはさすがに…」
と止めようとしたジョングクだが、テヒョンの真剣な目を見て
🐰「…いや、隠し味になるかも。行け」
とゴーサインを出してしまう。
🐤「ジョングガ、お前も止めてよ!」
ジミンの叫びも虚しく、ジョングクは ジョングクで[筋肉にいい料理]を目指し、大量の鶏胸肉をこれでもかとフライパンに詰め込んでいた。
[味見タイム]
🐹「おい、そっちの様子はどうだ?」
余裕のジンが、味見用のスプーンを持って偵察にやってくる。
🐻「ヒョン、これ食べてみてください! 僕の自信作です!」
差し出されたのは、謎の赤いソースがかかった肉料理。
ジンが恐る恐る口に運ぶ。
🐹「…」
🐻「ヒョン、?どうですか?」
🐹「…これ、誰がジャム入れた?誰 だ? 誰の犯行だ!?」
ジンの窓拭き掃除のような笑い声がスタジオに響き渡る。
🐰「ユンギヒョン、助けてください! お肉が硬いんです!」
ジョングクがシュガの裾を引っ張る。
シュガは無言でフライパンを覗き込み、
🐱「…火が強すぎるんだよ。」
と火力を調節してササッと味を整えてあげる。
やっぱりマンネには甘いシュガだった。
[実食]
制限時間が終了し、テーブルには二つの料理が並んだ。
ヒョン シェフチーム
[本格牛ステーキ、赤ワインソースを添えて]
見た目は完璧、味も一流。[さすが]の一言に尽きるクオリティだ。
ドタバタ キッチンチーム
[宇宙のハーモニー ミートプレート]
見た目は…独創的。
味は、意外にもテヒョンのジャムが奇跡的にソースとして機能し、ジョングクの肉もシュガの修正のおかげでジューシーに仕上がっていた。
🐨「…あれ、意外と美味いな」
ナムジュンが驚いたように自分のチームの料理を食べる。
🐻「でしょ!?僕の感性は間違ってなかったんだ!」
テヒョンが胸を張る。
🐹「でもさ、これほとんどユンギが手直しただろ」
ジンの冷静なツッコミに、5人は一斉に目を逸らした。
🐿「ま、みんなで食べれば何でも美味しいからいいよね!」
J-HOPEの明るい一言で、結局みんなで一つのテーブルを囲み、両方の料理をシェアすることに。
🐻「ヒョン、これ美味しい。レシピ教えて」
🐹「お前が作ったらまたキッチンが爆発するから、僕が作ってやるよ」
そんな会話をしながら、7人のランチタイムは賑やかに過ぎていく。
料理の勝敗よりも、[誰が一番笑いを取ったか]が重要になる、そんな彼ららしい放課後のような午後だった_