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今日はよわき君の誕生日
ということで、有休を使い買い物に出かけた。
「エビスは?」
「うーん、今日は忙しいんだって」
隣で訝しむネコマンゴー。
そうだ、僕は嘘をついて”わざと”エビスには伝えなかった。
なんでかって?
だってエビスに言ったら、よわきくん取られちゃうじゃん。
僕はエビスみたいに、手先が器用じゃないしセンスもある訳でも無いし、かと言って才能も無い。 あるとしたら料理ぐらいかな、でも普段作ってるから特別な事じゃない。
だから、2人には内緒でプレゼントを買う事にしたの。
「早く終わらせよ〜、ていうかなんで俺なの?」
買い物かごを持ちながら怪訝な顔でこちらを見る猫マンゴー。
そんな猫マンゴーには『青井らだお』という彼氏がいる。2人が付き合っている事を知ってる人は数少ない(人前でイチャイチャしないからかな?)。
あまり恋愛に興味無い2人だからか『好き』を伝える機会が無いかなと僕が勝手に思ってるだけ、だからこそ『プレゼント🎁』をあげる機会を作ってあげたい(ママの気持ち)。
「青井さんにプレゼント買っていこうよ」
そう言うと「そう言う事か」と納得して着いてきた。
本音を言うと、猫マンゴーはとてもセンスが良いから連れてきたかった。(1つ心配なのは青井さんは嫉妬深いっていう事)
「どんな物をプレゼントしたい?」
「うーん、らだおは…綺麗な物?」
綺麗な物か…よわき君はキラキラした物は苦手そう。
「他には?」
「タバコ、食べ物」
よわき君はタバコを吸わないし、食べ物は沢山食べてるからいらない。
「他」
「……あのさ、電話してくる」
悩んだ末、猫マンゴーは誰かに電話をかけ始めた。 数分後、電話が終わったのかウキウキで戻ってきた。
「よわき君、呼んだ」
と、一言。
なんで急に…、驚くと同時にヘリの音が近ずいて来た。
「あ、来た」
空を見上げると、『青鬼』が「ふぅ」と言いながら降りてきた。
「1番のプレゼントは、好きな人と一緒に居ることじゃない?」
と、猫マンゴーがそっと耳打ちした。
「疲れた〜」
らだおさんのヘリに乗り込み、ぐで〜っとリラックスする。
「パチ先!!」
車から降りてきたよわき君は、僕を見つけた途端走り寄ってくる。
「よわき君、良かったら一緒に買い物しない?」
よわき君は笑顔で「はいっ!」と返事をした。
「可愛い」
顔を赤くするよわき君を見て抱きしめる。
他の人には渡さない。この笑顔も、全部。
『僕だけのモノだから』
「僕、パチ先達と居れて幸せです」
空がパチパチと音を立て光り出す。
耳をつんざくような轟音と、眩しい光が街を包み込む。
綺麗だが忌々しい。
そんな景色を見て、皆が悟っただろう。
「よわき君、僕は」
「パチ先、僕は」
重なる2人の声は轟音でかき消されていく。
1番伝えたかった事、それは、悲しく残酷で…でも幸せな言葉。
『最期まで一緒に居れて良かった』
街はその日、壊滅した。
跡形もなくなった街に1人の青年が現れる。
「……俺も今から行くよ」
壊滅した日、別の街に出張していた彼は、友人からの連絡に衝撃を受けた。
「…ロスサントス…崩壊?」
急な連絡に衝撃を受け、すぐに『大切な人』に連絡をした。しかし電話は繋がらない。
最悪な妄想をし、メールを送る。
既読すらつかない。
後日、その最悪な妄想は現実になった。
警察署の前で黙祷する彼は涙を流した。
「よわき君、パチオ。最後は一緒に居ようよ…」
彼は警察署の前で息を引き取った。
「「「来世は、幸せな生活を送ろう」」」
ロスサントス壊滅ENDでした。
お疲れ様でした。
最近またストグラを見始めました😊
今度は868書きたいなと思いながら、今回のよわき×パチオ、エビスを最終話にしたいとおもいます。
沢山の♥ありがとうございました。
これからも応援して頂けると幸いです。
じゃ、次の作品で会いましょう
では(o・・o)/
コメント
1件
ああ、読了しました……。最終話、本当に切なくて温かいお話でしたね。パチオ先輩がよわき君を独り占めしたくて内緒で誕生日プレゼントを準備する姿と、ネコマンゴーが「一番のプレゼントは好きな人と一緒にいること」って囁く場面がとても優しくて印象的でした。ラストの轟音と光の中で交わす言葉が届かないもどかしさと、それでも「最期まで一緒にいられて良かった」と思える幸せが胸に沁みました。完結、お疲れさまでした。次の868作品も楽しみにしていますね🌷