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9 - 第9話私には何の力もないのです。

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2022年10月09日

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私には何の力もないのです。

ただ、何もせず、この世の隅っこにいるだけなのです。

しかしあなたにとっては、それは大きなことなのかもしれませんね。

どんな小さなことでもいいんです。何かひとつでもあなたの人生にとって意味のあることを成し遂げてみて下さい。

それがたとえ失敗したとしても、あなたはその失敗を通して何かを学ぶでしょう。

そしていつかきっとその経験が、あなたを助ける時が来るはずです。

だから今は、どうか自分の人生をしっかりと歩むことだけを考えて下さいね。

それはきっと、とても辛いことでしょうけれど。

でもいつか必ず、その時が来るはずです。

その日が来た時、後悔しないよう精一杯生きてください。

そしてもし叶うことならば、今一度この世に生を受けられたことを感謝して頂きたいのです。

貴方にはこれからまだまだ長い人生がある。

今まで生きてきた時間よりも遥かに多くの時間があります。

ですからどうか、悔いのない日々を過ごして下さい。

そして最後にもう一度だけ言いましょう。

どうか今度こそ、お幸せになってくださいませ。

貴女が笑顔で過ごせる毎日こそが、一番幸せなのですから。

そう、いつものように笑っていて欲しい。

ただそれだけを願っていた。

なのにどうして……!こんなにも君に惹かれてしまったんだろうね。

君は僕にとっての『太陽』そのものだ。……なんて言ったら、君は笑うかな? この想いは、いつか君に伝わるだろうか。

君と共に過ごす日々の中で、僕はどれだけのことを伝えられるだろうか。

僕の気持ちは言葉にならないかもしれないけれど、それでも精一杯伝えるよ。

ありがとう。

愛してる。

「……おい、聞いてるか?」

「あぁ……悪い。ちょっと考え事していた……」

「お前がそこまで考えることって珍しいな。一体何を考えてたんだよ?」

「んー、秘密!」

「ちぇっ、教えろよ〜」

「ごめんなさいね。秘密」

「あー!ずるい!」

「ふふん♪」

「もう、許してあげないんだから……」

「じゃあ、これでどうかしら?」

「わぁ〜すごいすごぉい!!」

「そうでしょう?」

「うんっ!ありがとうお姉ちゃん」

「いえいえ」

「ねぇねぇ次は?次は何を教えてくれるの!?」

「しょうがない子ね」

「だって早く知りたいんだもん」

「分かったわ」

「やったぁ」

「それでは問題です」

「どんな問題でもいいよ」

「それはですね……」

「はい」

「…….あなたの好きなものはなんですか?」

「へっ?好きなもの?」

「そうです」

「んーっとね」

「思いつかないかなぁ」

「あら残念」

「また今度聞くことにするわ」

「はいっ」

「その日が来るまで待ってて下さいね」

「うんっ」

「約束ね」

「約束します」

「指きりげんまん嘘ついたら針千本飲ーます」

「ゆびきった」

「ところで、この歌知ってますか?」

「知らないけど」

「これを歌うと願い事が叶うらしいですよ」

「そうなの?」

「試しに歌ってみてはいかがでしょうか」

「そうだね」

「よし、歌うぞ」

「指きった」

「ほら」

「本当だ」

「本当に叶うといいよね」

「うん」

「さっきの歌なんて言うの?」

「教えません」

「ケチ」

「あなたがもう少し大きくなった時に教えましょう」

「絶対だよ」

「はい」

「その時は一緒に歌いましょうね」

「約束された勝利」「運命的な出会い」

「夢への一歩」

「新たな旅立ち」

「愛の始まり」

「新しいスタートを切る」

「希望に満ちた未来」

「明るい兆し」

「待ち望んでいた瞬間が訪れる」

「恋愛成就」

「恋のチャンス到来」

「告白を成功させる」

「願い事が叶う」

「幸運に恵まれる」

「思いやりの心が生まれる」

「愛情に包まれる」

「大切な人と結ばれる」

「永遠の絆を手に入れる」

「情熱的な恋をする」

「幸せな家庭を築く」

「子宝に恵まれる」

「健康長寿を得る」

「仕事運アップ」

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