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あらすじ
こばわなでオメガバース第2弾。
んほぉ系、♡゛喘ぎ、ナカイキ。
しっかり致しているので🔞🔞🔞
ジタバタと暴れる和中を、徒歩圏内の自宅へと連れ帰った小林は、ベッドに彼の身体を投げ出した。
そのまま和中に覆い被さり、額や瞼、頬に口付けを落とす。
「いやだっ…小林…」
無理矢理高められていく性感に、和中から僅かに漏れていたフェロモンの香りが強くなる。
和中は小林の肩を弱い力で押し返し、段々と抑制剤を飲む前のように、息が上がってくるのを感じた。
◇
バーの店主から貰った抑制剤が弱かったせいで、漏れ出ていたフェロモン。
しかし、その量は微量だったはずなのに、何故小林はあの距離から、嗅ぎつけることが出来たのか。
──これも…アルファの能力か?
和中は自分がアルファだった時、こんなに嗅覚が鋭かったか…感覚がはっきり思い出せない。
闇医者で属性判定をして、つい先月まで確実にアルファだったはずなのに、バーの店主にも、小林にもフェロモンの香りがすると言われ…。
オメガになってしまったかも知れない和中は、こんな状況の中、自分がアルファだった時に、それだけオメガのフェロモンを嗅ぎつける能力が高かったか、疑問に思う。
──もしかしたら、俺は最初からオメガになる予定だった?
いや、思い出せないだけでしっかりとオメガのフェロモンを、嗅ぎ分けていたのかもしれない。
オメガになったかも知れない今となっては、知る術もないが。
唇に唇が重なり、小林の舌先がトントン♡と口を開けるよう催促するように、閉じた和中の唇を叩く。
「んぅ…♡」
抑制剤を飲んだはずなのに、段々と先程ヒートを起こした時に感じた異様な性欲が溢れ出て、和中の神経と精神を焼き始めた。
迎え入れるように唇を開き、夢中で小林のそれに絡める。
キスがこんなに情欲をそそるものなんて、知らなかった。
今まで性交する上での前戯で、義務的にしてきたが、これは頭が蕩けそうになるキスだ。
小林の唾液は、彼の好きな甘い菓子の味がする…。
そんなことを頭の隅でぼんやり考えながら、舌を絡め、唾液というジュースを一心不乱に啜る。
「ふっ…♡はぁっ…♡ん…♡」
抗っていた態度とは一転、小林の首に腕を回しもっともっとと唾液を強請る和中は、もう完全に性の虜だった。
オメガの繁殖本能がそうさせているのか、フェロモンの匂いはより強くなっていく。
今まで抱いてきたのは女ばかりで、男に欲情出来るか分からなかったが、今の和中の目に映る小林はとても魅力的だ。
そういえば、以前抱いたオメガの女が言っていた。
ヒートが来ると、セックスのことしか考えられなくなると。
バーにいた時に、トイレで絡んできた男に抗えず身を委ねそうになったことが、それを裏付けている。
◇
口付けた途端、急に積極的になり始めた和中に、小林は内心驚いていた。
あれだけ嫌がっていたはずが、いきなりすぎる方向転換だ。
唾液を全て吸い取られそうで、時折角度を変える為に唇が離れると、飢えた猫のような表情の潤んだ瞳をした和中と目が合う。
貪っている薄い唇は赤く染まり、はっ♡はっ♡と短く浅い息を吐き出して、零れそうな涙を孕む紅蓮の瞳、桃色に上気した頬。
その婀娜っぽい表情に、小林は下肢に熱い血液が集まるのを感じる。
──兄貴…すごく、キレイ…だ。
情事の際の和中が、こんなに色っぽいとは思わなかった。
それに、このフェロモンの香りにも、気持ちを大きく揺さぶられる。
心臓が激しく波を打ち、和中への獣欲が揺り起こされていく。
目を閉じない口付けを続けていく内に、小林の瞳が次第にギラギラと輝くものに変わり始めた。
その鋭く光る目で、睨むようにすぐ間近にある和中の顔を見ている。
「ふぅ…♡」
「っは、♡もうキスはいいッスよね?♡」
唇を離し、息がかかりそうな距離で低くそう言って、和中の下肢に手をやる。
しっかりと反応しているソコに、満足そうに片頬だけで笑った小林は、一旦下肢から思考を上肢に向けた。
もう抵抗してくる気配のない猫のシャツの前を乱暴に左右に引き裂き、露わになるのは普段日に当たらない白磁のように白い肌。
触れてみると瑞々しく、手に吸い付いてくる感覚さえある。
小林は胸に顔を伏せ、色素が薄く控えめな乳暈を舌でなぞる。
次第に中心に向かうようにして舌を動かしていき、最後にチュゥッ♡と中心の粒を吸い上げた。
「う…♡んうぅ♡」
ヒートのせいで感度が上がっているのか、和中は胸への愛撫だけでも、僅かながら声を漏らす。
──兄貴って、オメガだった…のか?
本人も認めていたし、アルファだと思っていたが…と小林は思考のペダルを、ゆっくりと回す。
性的興奮という一本道を真っ直ぐに走りながら、和中がアルファからオメガになったとは夢にも思わない小林の脳裡には、そんな疑問ばかりが過ぎる。
このフェロモンは、確実にオメガのもの。
個人差こそあれども、この甘い蜜で蝶を誘う花のような香りは、ヒートを迎えたオメガの女を抱く度に何度も嗅いだ。
もっと早くに気付いていれば、こうしてヒートを迎える度に、監禁してでも徹底的に種付けして孕ませたのに。
…などと、犯罪じみたことを考えている小林の鼓動が、不意に一際強く跳ね上がる。
──あ、この感覚…。
アルファの発情期である、ラットがきた…と咄嗟に思い、目の前にいるヒート状態のオメガのせいだ…と、烈しく昂る鼓動に耐える。
しかし同時に、これは絶好のチャンスだとも思う。
ラットになればぺニスを挿入した際、ソレの形がナカで変わって抜けにくくなる。
ということは、和中のナカで射精し放題だということだ。
男のオメガの後孔の奥には、赤子を育む女でいう子宮のような器官があるはず。
そこの入口に直接精子を注ぎ続ければ、約一週間ほどのヒートの間に、確実に妊娠するだろう。
アルファの男同士だと、試験管の中でふたつの精を結合させて、妊娠するアルファ側の身体に戻すという形を取るのが一般的だが、オメガは自然妊娠が可能なのでありがたい。
◇
胸ばかりをしつこく愛撫されている和中は、下肢を触って欲しくて、ゆらゆらと腰を揺らした。
もう、抑制剤は効果を完全に失い、ヒートに狂わされた和中の頭には、プライドもなにもなかった。
ただ、“触って“欲しい。
「こ、ばやしぃ…♡」
触れ、といわんばかりに腰の中心を、小林の内腿に擦りつける。
「んー?なんスかぁ?」
胸から顔を上げず、言葉だけで聞いてきた小林は気付いているようで、その声は笑いを含んでいた。
カクカク♡と猫の交尾のように頼りなく腰を動かし、それでも燻る羞恥を出来るだけ殺して懇願する。
「お、ねが…さわっ…てぇ♡」
胸から顔を上げた小林の顔には、ギラギラした牡の笑みが張り付いており、和中の背筋を怖いほどの快楽の予感が走り抜ける。
「はーい、気持ちよくなりましょうねー♡」
小林はニヤニヤ笑いながら、身体を起こして自分の服を全て脱ぎ去り、次に和中の両足からズボンを下着ごと引き抜く。
下着から飛び出すように顔を出した猫の花芯は、ガチガチに天を仰いで張り詰め、握り込むだけで達してしまいそうだ。
ソレを小林は遠慮せずに握り、ゆっくりとしたスピードで扱き始める。
「あぁあ゛…!♡♡ん、お゛っ!♡♡」
やはり感度が上がっている。
それは和中自身も感じていた。
女を抱いていた時には、射精をする時に息を詰める程度で、扱かれたくらいでは声なんて出なかったのに。
弱い裏筋を親指でなぞり上げられると、その快感に下肢が爆ぜてしまいそうだ。
「あ゛ーっ!♡♡うぅう゛…♡♡お゛ぉお…♡♡」
腰がビクビク♡♡と震え、ただただ快楽の波に呑まれる。
すると、菊の花辺りがじっとりと濡れてくるのを感じる。
──ああ、オメガの男って濡れるんだっけ…。
和中は、もう自分がオメガになったことを、認めざるを得なかった。
”オメガになっているかも知れない”ではなく、”オメガになっている”…。
明日行く予定だった闇医者での属性判定まで、”なっているかも知れない”…と、思い込みたかったのに。
不意に、ズリリッ♡♡と手の角度を変えた小林に、性感帯である裏筋を四本の指でじっくりとなぞられ、和中は快感に腰を震わせた。
「おぉ゛!?♡♡ああ゛ーっ!♡♡」
小林も、ここが和中の感じるところだということに気づいているようで、そこばかりを重点的に愛撫してきた。
何度も裏筋ばかりを往復して辿られ、時折鈴口に親指の爪をきつく立てられると、嫌でも射精感が迫ってくる。
「やっ…♡♡イくっ…!♡♡こばっ…♡♡イきそうっ!♡♡」
「イきたいなら、イって下さーい♡♡」
小林はそう口の片側だけを引き上げて、射精を促そうとまた握り方を戻して、親指で根元から大きく裏筋を先端まで、その形を追い上げた。
「んぉ゛ぉおお゛お〜〜〜!!♡♡」
全身を戦慄させた和中の花芯から、精液が勢いよく放たれ、腹を濡らす。
それでも扱かれ続ければ、ドプンッ♡ドプンッ♡といくらでも白濁が零れてくる。
その快楽はまるで、決壊した堤防から濁流が流れ込むようだ。
「あ゛っ!♡♡お゛…おっ!♡♡ほおぉお゛…!♡♡」
◇
小林はある程度和中から搾精を行うと、その手をとめて猫の膝裏を掬った。
そして、和中の両の膝の間に身体を押し込むと、菊の花にいきなり指を突き立てる。
「あ!?♡♡」
排泄器官に指を這わされるという嫌悪感に、思わずずり上がった腰を抱えて引き寄せ、まずは中指を一本挿入していく。
ぐしょぐしょに濡れているソコに、小林の顔には思わず笑みが上る。
牡を受け入れたことのない菊は、濡れていることによってぬめりはあるが、ナカがきつく締まりなかなか指が奥に入っていかない。
「兄貴ぃ、力抜いて下さーい♡♡」
「む、むり♡♡そんなとこ、つかえるはずが…♡♡」
「ここから俺の赤ん坊産むのに、何言ってんスかぁ♡♡」
「おまえこそ、なにいって…♡♡ん゛あっ!♡♡」
グッ♡♡と肉を割り、強引に指を奥まで入れると、和中は喉を大きく反らした。
その白い喉元に、噛みつきたい衝動に駆られた小林だったが、何とか抑え挿入した中指でナカを探り始める。
腹側にしこりを見つけ、そこを撫でると和中の腰がビクンッ!♡♡と跳ねる。
そして、涙を散らしながら首を横に振る。
「やだっ!♡♡そこ!♡♡いやだっ!♡♡」
「気持ちぃんスよねぇ?♡♡」
「きもちくな…♡♡」
「嘘つきー♡♡」
しこりをきつく押し込むと、和中のぺニスの先端からトロリ♡♡と粘度の低い薄い精液が、溢れてきた。
精液を零した感覚のあった和中は、その仕組みが分からなかったらしく、快楽に溺れながらも疑問の声を上げる。
「な、なんで♡♡しゃせー…♡♡」
「トコロテンってやつッス♡♡」
指を一旦引き抜き、人差し指を添えて二本挿入する。
和中は抗うのを諦め、出来るだけ身体の力を抜いているらしく、二本の指はすぐに呑まれていく。
二本の指を大きく広げながら、ナカを緩くしようと、出来るだけグルグル掻き回しながら動かした。
「お゛っ!♡♡んおぉ゛っ!♡♡」
しこりも忘れずに愛撫してやると、和中はトロッ♡♡トロッ♡♡とトコロテンをキメながら、僅かばかりの快感にピクッ♡♡ピクッ♡♡と腰が低く浮く。
「気持ちよさそー…♡♡」
それから、指を三本呑み込むまで解しだいぶ余裕が出てくると、小林はこれまで見た和中の嬌態でビキビキに勃起した剛直で、猫の下っ腹を叩いた。
和中は、ぼんやりしていた意識がすぐさま覚醒したらしく、顔を上げ小林のぺニスの大きさに怯えた表情をしている。
使い込まれた小林の剛直は、赤黒く太く、そして長い。
和中の細身のソレとは違い、雄々しさに溢れた、女が悦びそうな立派な肉棒だった。
「無理だ!♡♡そんなもの入らない!♡♡」
和中は必死に足を閉じようとするが、膝の間には小林が陣取っている為に思い通りにならない。
「ちゃんと入るまで解したんで、大丈夫ッス♡♡」
「いやだっ♡♡」
小林は、再び抗い始めた和中の暴れる片足を担ぎ上げた松葉崩しの体勢から、腰のくびれを固定して動けないようにすると、切っ先を入り口に当てる。
ググッ♡♡と腰を突き出すと、濡れているせいもありすんなりと呑まれていく。
「お゛っぉおお゛お〜〜〜〜!!!♡♡♡」
和中の身体が仰け反り、あれだけ解したというのに、挿入した途端きつく締まる。
腹を満たすあまりの充溢に、和中は生理的な涙をポロポロと落とし、目の縁に描かれた朱色のけわいが剥がれていく。
小林はその顔をうっとりと眺めながら、腰をゆっくりと引きドチュッ!♡♡といきなり奥を突く。
「う!?♡♡あぁあ゛っ!♡♡」
「おー、締まる♡♡締まる♡♡」
小林が和中にキスをしようと前屈みになると、それだけ奥に屹立が侵入していく。
「あ゛!?♡♡だめ…!♡♡お、おくに!♡♡」
「今からもっと奥に入れるんで、ご心配なく♡♡」
そう言って、小林は足を担ぎ上げたまま身体を倒し、和中の喚く唇を奪った。
口腔内で逃げ出す和中の舌を追い、強引に絡めて先程の口付けで、彼に吸い上げられた唾液を返して貰うように、彼の唾液を思い切り啜り上げる。
「〜〜〜〜〜〜〜っ!!!♡♡♡」
律動は続けながら、猶も唇を塞ぐ。
ズルンッ♡♡と猫の更に奥に迫って犯し、口腔ですらも牡の舌で侵す。
声すらも小林に食まれた和中の瞳が、トロン♡♡と酸欠と悦楽の狭間で揺れながら蕩ける。
◇
──き、きもちぃ…よぉ。
挿入されたばかりの時は、その感覚が気持ち悪かった。
…が、性感帯であるしこりを、しっかりと小林の棹で押し潰されている。
和中は、口では否定していたものの、確かに快楽を感じていた。
ここが前立腺というやつなのだろう。
隘路を押し広げるように律動を繰り返す圧倒的な充溢に、為す術もなく喘ぐしかない。
しかし、その声は全て小林の口内に消えていく。
小林が腰を引くと、拡げられて空洞になった部分が淫らにヒクヒクッ♡♡とヒクつき、次に突き入れられた際に満たされた襞が、悦ぶように迎え入れてしまう。
奥を突かれるのがいいのは、腰を引かれた時に淋しくヒクつく肉洞を、また目いっぱいに充溢で拡げられるのが、堪らなく気持ちいいからだ。
そんな律動を繰り返され、その度に襲い来る恐ろしい快感に、和中の理性は真っ更に浚われていく。
小林に口の中の唾液を吸われ、漸く唇が銀色の糸を引いて離れると、身体を起こした彼にガツガツ♡♡と、今まで以上に激しく腰を振られる。
「おっ…!♡♡ほぉおお゛…!♡♡き、もち…ぃ!♡♡」
「認めたッスねー?♡♡もう言い逃れ出来ないッスよ?♡♡」
そうして、和中の奥の奥、赤子を育む部屋の入り口にゴチュンッ♡♡と辿り着いた小林は、その部屋の入り口に集中的に鋭く尖る尖端を叩きつけてくる。
そして、そこで一度目の精を零される。
「孕むまでセックスしましょーね♡♡兄貴♡♡」
「あづいぃ…♡♡」
理性をなくし、もう小林の言葉など聞こえていない和中は、自分が中出しを許しメスにされたことも、何も分かってはいない。
ただ、身体が熱く本能の赴くままに、愉悦を貪るのみだ。
孕む云々は二の次で、今はセックスがしたい。
ヒートに狂わされた和中は、いつかオメガの女から聞いた、ヒート時にはセックスのことしか考えられなくなるという手本の通りに、快楽を求め出す。
「…ばやし♡♡こばやし…♡♡もっとぉ♡♡おく♡♡ついてぇ♡♡」
「いいッスよ♡♡幾らでも♡♡」
ズルズル♡♡と、猛り続ける肉棒が途中まで抜かれていったかと思うと高速で突き込まれ、いきなりドチュゥウウン!!♡♡と部屋の入り口に尖端が烈しくぶつかる。
「あ゛!♡♡かはっ!♡♡」
喉で詰まった声を上げた和中に構わず、目はギラギラさせたまま、小林は口角だけで笑い。
「ああ、そっか♡♡ここ突き破っちまったら、赤ん坊産めなくなるなー♡♡」
ヤバい、ヤバい、と独りごちて和中の一番奥を優しくフェザータッチする。
赤ん坊が産めなくなる…とはいいながらも、小林の律動はまた烈しくなっていく。
律動の間、ゴリゴリ♡♡と押し潰され続ける前立腺に、和中はぺニスからトロトロ♡♡とトコロテンではない精子を零し続け、その間ずっと射精の絶頂の渦に巻き込まれた。
奥を貫かれる快楽と、立て続けの射精の絶頂。
ふたつの感覚が和中の中でごちゃ混ぜになり、猫はただただ猛る楔を受け入れることに、この上ない悦を得る。
子供が出来てしまう可能性があることも、頭の隅では理解しているつもりだが、今はそんなことどうでもいい。
とにかく、愉悦が欲しい。
ヒートのせいか、バックバージン喪失のアナルセックスだというのに、そう抵抗はなく逆に快楽まで拾い上げてしまう始末だ。
◇
一方、和中のせいでラットの訪れを感じた小林も、猛烈な性欲に襲われていた。
それに、ぺニス自体も和中のナカで形を変えたらしく、ある程度は引き抜けてもそれ以上は引っかかってしまい抜けない。
それでも和中の最奥の部屋の入り口を突き、萎えない屹立で、入り口に押し当てるように二度目の吐精をする。
和中の様子を見下ろすと、口端からは涎が伝い、最奥を穿つ度に白目に近くなるほど反転する瞳に、痙攣を繰り返す身体。
あまりの感じように、失神するだけでは済まない気がしてならない。
このまま、失神して二度と目を覚まさないようなことになったら…などと、大袈裟に考えてしまう。
和中から漂うフェロモンの匂いの強さは、一晩目の最高潮まで達し、そのまま横ばいの状態になった。
この匂いを暫く嗅いでいる内に小林の中で、ひとつ気付いてしまったことがある。
──この匂いには、狂わされる…。
今まで、たまに出会ってきたオメガの女達の匂いの感覚とは、全く違う…色慾をそそられる匂い。
もしかしたら、和中が運命の番なのかと考えてしまう。
しかし、運命の番と出会うのは、砂漠で一本の針を探すように難しいと聞く。
言い換えれば、探すだけ無駄だというくらい出会う確率は低い。
こんなに近い場所にいる和中が、もし運命の番なら飛び上がるほど嬉しいが…そう簡単に見つかるものなのかという疑いもある。
番えることは誰とだって出来る。
もし運命だと思って番えても、勿論上手くいかない事例だってある。
番は一生のもの。
慎重にならないと、生涯に渡って痛い目を見ることになるのだ。
──でも。
ラットだから感じるのか、目の前のオメガが愛おしくて堪らない。
このままずっとこの腕で抱いて、逃がしたくない。
不意に脊髄を快感が駆け、熱いものがぺニスを競り上がる。
三度目の射精を和中の最奥へ、また押し当てるようにして行い、緩やかなスピードで訪れた賢者モードに、前のめりに沈むようにして、少しの時間落ちていく。
担ぎ上げていた猫の足を下ろし、シャツを着たままの和中の肌蹴た胸に崩れ落ちて、束の間の休息を取る。
これまでの経験上、今晩の性欲が完全に満たされるまで、ぺニスは抜けないだろう。
満たされたのは、まだ六十パーセントほど。
剛直の猛りは治まっていないし、あと二度ほどは射精出来そうだ。
和中から、不満そうな声で名を呼ばれる。
「こばやしぃ…♡♡」
どうやら、和中もまだ物足りないようだ。
統計では男女なら属性関係なく、通常の子作りで子供が出来るまでのセックスの回数は、三回から四回。
男同士の場合、どのくらいその確率が下がるのかは分からないが、オメガのヒートの期間は約一週間ほど。
そして、ヒートは半年に一度程度しか来ない。
つまり、この一週間で種を仕込めなければ、半年はお預けということだ。
対して、アルファのラットの場合はオメガのフェロモンに左右され、相性がいいと発動する。
しかし、期間はオメガを抱ける間に限られ、小林の場合、一晩で終わりそれ以降は次の相性のいいオメガと出会うまで、ラットはないことが殆どだった。
女とは一夜限りの遊びだったし、それも致し方ない。
ヒートのせいで外を歩き回れない和中には、このままこの部屋にいてもらい、ヒートが去る一週間、たっぷり種付けのセックスをさせてもらう。
先に考えていたように、和中には自分達の血を受け継いだ子を産んで欲しい。
この愛おしいと思う感覚が、恋愛感情なのかは分からない。
単に小林がラットだからかもしれないし、もしくは日頃は厳しい兄貴分が初めて見せる、淫らな顔だからかもしれない。
真実は小林自身にも分からないが、事実としては今はとにかく和中を、この腕から離したくないということ。
小林が発情するほど、アルファとオメガとしての相性もいいし、身体の相性もよさそうだ。
「こばやしぃ…♡♡もっとぉ♡♡」
和中の催促する声に、小林は怠い身体を起こした。
◇
身体を起こした小林に、再び正常位から最奥をガツンッ!♡♡ガツンッ!♡♡と萎えていない屹立で突かれ、和中は身体が思わず反り身になる。
「んぉお゛…!♡♡お、あ゛ーっ!♡♡」
「はっ…♡♡気持ちぃッスか?♡♡」
和中には少しの間でも待ち侘びていた快楽で、悦びに涙を流しながら小林の言葉に何度も頷く。
「きもちぃっ…♡♡こばやしのちんぽ♡♡すごいのぉっ…!♡♡」
こんな排泄器官で快楽を感じるなんて、夢にも思わなかった。
それに、まさかオメガに変わってアルファに抱かれることになるなんて。
自分がアルファだった時は、男も女も…ずっと抱く立場だと思っていた。
和中のアナルからは、最奥に注げなかった小林の熱の残骸が、律動で泡立ちながら零れていた。
和中の理性はとうに朽ち果てた無線のスピーカーのように、諦めた無意味な音だけを垂れ流している。
本能だけが淡々と仕事をこなし、小林を求めるという命令に従って、ひたすら真っ直ぐに動いている。
小林の律動が荒くなり、ドチュッ!♡♡ドチュッ!♡♡と、力強く部屋の入り口を殴りつけられる。
本当に入口すらも、牡の尖端に突き破られてしまいそうだ。
「ほおぉ゛…!♡♡いい…!♡♡んお゛っ!♡♡もっとついてぇ!♡♡」
もし本当の女のような子宮が、和中の後孔の奥にあるとしたら。
時々、ヒートを迎えたことによって薄く開いている女でいう子宮口に当たる入り口を、小林の肉棒が、抉じ開けようとする動きを見せる。
咲きかけの花の蕾の花弁の、ふっくらした唇のように、薄らと開いているであろう入り口。
そこを牡の尖端が、唇に添わせて巧みになぞってくる。
唇の狭間に尖端を上手く突き込まれたら、多分本当に孕まされてしまうかもしれない。
もしこの唇を大きく抉じ開けることが可能で、これまで以上の快楽が得られるなら、抉じ開けて欲しいとさえ思う。
大きく口を開けた赤子を孕む場所に、タプタプと溜まるほど直接子種ぶちまければ、恐らく百パーセントの確率で子が出来る。
そんな、有り得ない妄想をするほど和中の愉悦への執着は、根強いものだった。
ズンッ!♡♡と一際激しく突かれ、和中が弾かれたように顔を跳ね上げると、そのままナカイキし、きつい痙攣が襲う。
「あ゛っ!♡♡っうぅう゛〜〜〜〜!!♡♡♡」
まともな声も発せず、ただ快楽を享受する。
──気持ちよすぎて、死にそうだ。
しかし、痙攣と弛緩を繰り返す身体は、疲れなど知らずに愉楽を求め続けていた。
眉が険を帯びていた小林が、四度目の射精を入り口の唇に正確に押し付けるようにして、少しでも部屋へ子種を届けようとしているのが分かる。
ナカで零れる精子の熱さに、敏感な和中は釣られるようにして、今度は甘イきしてしまう。
「はぅうう〜〜!♡♡」
身体を震わせ甘イきもやり過ごすと、すぐに次の快楽が欲しくなる。
そんなことの繰り返しが、ヒートというものだと、和中は理性を忘れた靄がかった頭の中で考えていた。
「こばや…♡♡もっと…♡♡」
「分かってますって♡♡」
ズヂュッ!♡♡と、和中のとめどなく溢れる愛蜜で濡れた音を立て、途中まで抜かれた屹立が激しい勢いで奥へ迫る。
ゴヂュンッ!♡♡と最奥の入り口をまた尖端で抉られ、その力強さに和中の背が緩やかなくの字に浮き上がり、再び喉で詰まったような声で啼く。
「かっ…はぅ!♡♡あ゛っ、がっ!♡♡」
途端、ドロッ♡♡と勢いを失った射精を、無意識にしていた。
続けて卑猥にヒクつく淫らな肉襞を、剛直が途中まで抜かれることによってめくられる快感が、射精の快楽と共に、一拍遅れて背筋を駆け上がる。
「あ、うう゛っ!?♡♡あ゛ぁ゛〜〜〜〜!!♡♡♡」
一気にやってきた愉悦の奔流に、為す術もなく溺れながら和中は白目を剥いて、何度目とも知れない全身の痙攣に苛まれる。
◇
切れ長の目が、完全に白一色になった和中を見て小林はニヤリと、妖しげな笑みを浮かべた。
自分の射精は、感覚的に残機が一機ほどだろうか。
それが済めば、ラットは一時的に次の夜まで影を潜め猫に突き刺さったままのぺニスも、抜くことが出来る。
出来れば、この具合のいい孔に突き刺したままでいたいが、それでは終わらない快楽に堕ちている和中が可哀想だ。
快楽も、過ぎれば立派な拷問になる。
これから子作りするなら、和中にはセックスには積極的であって欲しい。
だから、やりすぎない程度の愉悦を、与えればいい。
本気になれば、前立腺を集中的に刺激してのメスイキや、何度も射精させた直後を狙っての、潮吹きなど。
そこまでいくと、苦行とも言える愉悦の選択肢はあるが、さすがにそれはしたくない。
まぁ、和中が白目を剥いている時点で、その苦行に近い快楽は、十分に味わっているはずだが。
しっかり律動は続けながら、小林はそこまで考えてうんうんと一人納得して頷く。
「んんん゛…♡♡はぁっ♡♡」
和中の美しい紅蓮の瞳は戻ってきたが、何度もの快楽のせいで蕩けて焦点を失っている。
目元に引かれた朱色はその殆どが涙で落ち、ところどころ痕が残っている程度にまでなった。
「あと一回、イけますか?♡♡」
小林が聞くと、和中は貪欲にもコクコクと、無言で頷く。
ズルルッ♡♡と抜けるところまで引き抜き、隘路からまた奥の深いところを、轟々と燃え盛る烈火のような勢いで目指す。
残機は一つ。
ならば、確実に赤子を育てる部屋に、子種を注ぎ込みたい。
まだ時間はあるだろうが、孕ませるなら一度一度が大事だ。
和中の淫らな肉襞が絡みつき、今の小林に取っては邪魔でしかないが、構わず突き上げ奥を目指す。
律動していく内に見つけた、和中の最奥の部屋の入り口の、唇のような襞になっているところまで辿り着く。
その唇を割ろうと、激しく律動しながら手探りで試す。
「おっ♡♡お゛ぉっ!♡♡おく、ぐりぐりされるの♡♡ほぉっ♡♡すきぃ!♡♡」
そして、先程から何度もナカを手探りで探っていた小林は、大体唇の中心はここだろうという場所を見つけた。
腰を引いて次はゆっくり押し込むと、ぺニスの尖端がムニュゥ♡♡とムチムチの襞に包まれ、とうとう唇の中心を割る。
──やべぇ、柔らかっ…♡♡気持ちぃ♡♡
和中もその感覚に気付き、大きく悶えた。
子種を漏らさず、奥の部屋へと注げる絶好のチャンスが来た…が。
──ナカコキが足りなくて、今度は射精出来ねぇ!
惜しくは思いつつも、律動して快楽を高めようとまた腰を引く。
「あぁ゛…!♡♡いちばんおくにいきそうだったのに♡♡なんでぬくんだよぉ…♡♡」
「イけないからッス、よ!♡♡」
そう言って、乱暴に腰を入れるとフワフワの唇の端に尖端がゴヅンッ!♡♡ときつく当たり、グ二ィ♡♡と襞の端が不自然に歪む。
「んほぉぉお゛おお゛〜〜〜〜!!!♡♡♡」
和中にはこれも快楽らしく、また瞳が反転しかけ、ナカが締まり身体が強ばる。
それからゴチュッ!♡♡ゴチュッ!♡♡と、最奥にぶつかるよう律動し、射精まで至れるよう快感を募らせていく。
一度目の射精の快感は、快楽を蓄積させる為に敢えて流す。
何せ今日最後の一機なのだ、多少の我慢はする。
「んあ゛ぁあっ…!♡♡きもちぃ…よぉ!♡♡」
自分は子作りの為に、こんなにも頑張っているのに、和中は感じてばかりで能天気にすら感じる。
元々合意があってシている訳ではないので、無理もない。
額に汗を滲ませながら、やってくる射精感を三度ほど逃がしたあと。
「次、も一回、一番奥にいってみますね♡♡」
そうして、また襞の周辺を探り始める。
見つけたここだと思う場所に、腰を引きゆっくり押していくと、また、ムニュゥ♡♡と尖端が包まれる感触があった。
「お゛ーっ!♡♡お゛あ゛ぁー!♡♡そごぉっ!♡♡いぢばんおぐぅ♡♡」
「ここッスよね♡♡分かってます♡♡」
射精の快楽が一番高まった状態で、襞から外れないよう少しだけ腰を引き、そして強く突き入れる。
そして、思い切り襞のナカに子種を注ぎ込む。
「いちばん♡♡あああ!♡♡おぐででてるぅ!♡♡おほぉおお゛おお〜〜〜〜〜!!!♡♡♡」
内壁がヒクヒクヒクッ!♡♡と激しくヒクつき、和中はまたナカイキの嵐の中へと、呑まれていったようだ。
今夜最後の一機を出し切るには、いつもより時間がかかった。
射精感を逃していた分、この数分で少しだが溜まったようだ。
──俺、まだ二十代でいけるんじゃね?
そう一人鼻高々になり、全て唇のナカで出し終えると襞から引き抜いて、その残滓は襞の外に塗りつけてやった。
ズルリ♡♡と、形を変えていたぺニスはちゃんと引き抜くことが出来、余韻で痙攣を続ける和中の横に、ぐったりと倒れ込む。
なんだか、とても疲れたセックスだった。
だが、もしかしたら種付けが成功したのかも知れないと思うのと同時に、また明日の夜が楽しみでもある。
なにも言ってこない和中の方を見ると、力尽きてとうに失神している。
彼がここまで付き合えるのなら、もう少し射精回数を増やす訓練をするのも悪くない…と、小林は意地悪く考えるのだった。
続く…
コメント
1件
読ませていただきました…!もう、すごかったです…(言葉を探しながら)。アルファからオメガへの変化を受け入れざるを得なくなっていく和中さんの、理性がゆっくりと蕩けていく心理描写が本当に丁寧で、引き込まれました。「きもちぃ…よぉ」と認めてしまう瞬間とか、小林さんが「運命の番」かもしれないと考える伏線とか、物語の厚みを感じます。ただのエロティックな展開じゃなくて、二人の関係性の変化として読めて、次がすごく気になります…!続き、楽しみにしていますね🤍
ブルーパール
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