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Snow Mania

10 - # ツッコミとクレーンの神様 💜‪

♥

25

2025年11月10日

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「ふっかー!あれ取りたいっ!」




〇〇が指さしたのは、



巨大なぬいぐるみ。



どう見てもアームの力では無理そうなやつ。




「……これ、たぶん無理だよ?」



「え〜、ふっかなら取れるって!」



「その信頼いらねぇよ」




そう言いながらも、



100円玉を入れて構える深澤。



ガシャン。



アームは虚しくぬいぐるみの耳をかすめて終了。




「うわ〜惜しい!あとちょっとだった!」



「いや、これ“あとちょっと”って言える距離じゃねぇ」




二回目。



三回目。




「ふっか、もう500円入れてるけど……」



「大丈夫、男には引けねぇ戦いがある」



「(いや、クレーンゲーム相手にどんな戦いしてんの)」




五回目。



アームがゆっくりぬいぐるみを持ち上げ——



ポトン。




「……落ちたぁぁ!!」



「クッソ……!」




本気で悔しそうな顔をしてるのが、



逆におかしくて夢主は笑ってしまう。




「ねぇねぇ、もう私やってみてもいい?」



「いいけど、絶対無理だぞ?」




100円投入。



カチカチ。



ポトッ。




「……取れた」



「……は?」




ふっか、固まる。




「え、ちょ、え?マジ?」



「ふふっ、ありがと、ふっかの代わりに取っといた」



「おい!俺の努力返せ!!」



「努力は見てた!かっこよかったよ!」



「フォロー雑っ!」




照れ隠しに〇〇の頭を軽くぽんっと叩きながら、



ふっかは少しだけ笑った。




「……お前、ほんとに敵わねぇな」



「でしょ?

クレーンゲームより私のほうが難しいでしょ?」



「うるせぇ」




頬をかきながら笑うその顔が、



景品よりずっとキラキラしてた。








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コメント

3

ユーザー

〇〇ちゃん私とほぼ性格一緒だわ。取れるまでやるw

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