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しばらく枢軸国メイン
ちなみにナチスの一人称を俺から私に変えました。
多分以前のやつも修正されてると思います
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第三者視点
窓の外は暗闇、しかも大雨が振っていた日だった。
ナチスは仕事が定時になった途端に椅子から立ち上がり、一心不乱に家に向かった。
イタ王「っ、ねぇ、ナチ…?」
あまりの急ぎ様に心配になったであろうイタ王は自分の荷物を持って外まで走って追いかけて声をかけたが、彼には届いていなかった。
危機を感じたのかイタ王は全力で走り、傘も差さずに走るナチスに一生懸命、出せる限りに声を張った。
イタ王「ッはぁ、ー!ねぇ、待ってよ!!待ってよナチ!!」
イタ王は全力で走ってやっと追いついた。
カンヒュの会社のだだっ広い敷地の中央ら辺で追いついたため、幸い人目には触れなさそうだ。
イタ王は追いついた瞬間ナチスの腕を全力で掴んだ。
ナチス「っ………?」
ちらっと後ろを見るナチスの顔や目からは急に手に激痛が走った以外の混乱の感情が見えて、そんなナチスにどう声をかけるか渋っていた隙に、ナチスはイタ王の手を無理やり振りほどいた。
イタ王「っ、いッ…゛」
無理やり振りほどかれた事によって手首を捻ったイタ王は小さい悲鳴を上げ、尻餅をつく。
そんなイタ王を静かに見下ろすナチスは、声を荒げることなく、淡々と言った。
ナチス「…なぜ、…なぜ教えてはくれなかったんだ?」
ナチス「補佐が日帝であること…。いや、こちらは別に怒るも何もないが…」
ナチス「私等に見せていたお前は造りモノの人格だったこと…」
ナチス「仲間であり、友達の私にすら教えてくれなかったんだ?」
ナチス「…悪い、何でもない。気づけなかった…見ないようにしていた私のせいでもあるだろう。」
「というより友達の価値観も…全て合致していないのほうが正しいのかもな。いや…もともと仲間ではあったが友達ではなかったか?」
イタ王「へ…?き、急に何言ってるんね…?」
イタ王にとっては本当に急な事だった。
そんなこと、長い間で見ても分からない様に演じたのに。
それがこの数時間で暴かれてしまったから。
イタ王「…つい…ボロ出るんだよな… 」
溜息をついてからナチスに聞こえないぐらいの声量でそう言葉を落とした。
ナチス「お前が心配しているようだから先に言っておくが、盗聴器を仕掛けたのは私だ。」
イタ王「ッ?!」
驚きながらも犯人がナチスで一瞬安心したイタ王だが、直ぐ様何故か、ということを考えた。
ナチス「…お前、失踪したり寝なくなったり…幻覚を見たかと思えば急に元気になり元に戻った。私が気にしない訳が無いだろう?」
ナチス「だから…補佐にも、お前にも付けさせてもらうことにした。」
補佐には資料室に向かう前、仕事を頼む際の挨拶の時に肩に手を置いた時だろう。
イタ王には、席が隣同士だったため容易く付けられたのだろう。
だが、“そういうの”に敏感なイタ王は恐らく気づけたはずだった。
気づけなかったのはイタ王が彼を“信頼”しているからだろうか?
イタ王「だったらそれは…、ioを“信頼”してないみたいじゃん」
ナチス「“信頼”…?してないから当然だろう?」
首を傾げて当たり前だろ、という顔をするナチス。
地球の改造によるデタラメの言葉だろうか?
また、彼の本心なのか?
イタ王「………ぁ、…」
勿論、地球の策略など知る由もなかったイタ王は、冷たい目と態度も、イタ王に対しての冷え切ったような発言もナチス本心として受け取った。
頭の処理が出来なくなったイタ王はその場で固まって座ることしか出来なくなってしまった。
ナチス「…もう終わりか?…二度と顔を見せるなよ、“裏切り者” 」
イタ王「………」
また駆け出していくナチスの後ろ姿をただ唖然と見るイタ王。
暫く先のイタ王が彼を最後に見たのは、曲がり角を曲がってその際にたなびいたマントだった。
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イタ王Side『僕』
駄目だ…忘れなきゃ、忘れなきゃ…
今のナチスの言葉一つ一つが脳内に鳴り響いて…
しかも、あの冷たい目が、ずっと目の前で僕を見てくる様な気がして…、
本当に脳裏に焼き付いた、という表情が正しいなぁ…
僕にとって友達とは何だっけ?僕にとって“信頼”って何だっけ…?
ええと…友達は…秘密も悩みも共有して…苦しみも、楽しみも…
それから…嘘を、つかない…
…
えと、信頼は…相手を信じること…
『io』は勿論…『僕』だって友達で…信頼してたと思ってたんだけどな…
違ったみたい。
こういう場面って…きっと泣くべきで…泣くのが当たり前なのかな?
…ただ頭が痛くて…心臓が破裂しそうなくらい鼓動してるだけだ…
なんでだろう…、泣けないや。
『僕』の心は…とっくの昔に枯れきってたのかな?
…はぁ、イタリアには悪いけど日本家かドイツくんの家に泊まってもらおうかな、
…こういう時、どうすればいい…?どうすれば良かったの、親父 達…
僕は携帯を取り出して連絡しながら泥と雨だらけの怠い体を起こして家に向かった。
理由は…新作のピザを作ってるから邪魔するな、とでも言っておけばいいか…
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ナチスside
ナチス「ここは…」
…気を失っていたのか…?
だがなぜ立ったままなのだろうか…
まるで眠りから覚めたような倦怠感の中、私は辺りを見渡した。
ナチス「…記憶が確かなら私は働いていたはずだったのだが…ここは…玄関?」
今の自分の状況を理解した瞬間、ありえないほどの疲れと酸欠のような立ちくらみがして倒れた。
壁にもたれ掛かるようにずるずると倒れたため頭を打たずに済んだことは不幸中の幸いだった。
人形の1部みたいに動かない足と腕の痛み、まだ冷たい空気を破裂するほど取り込んでいる肺…
身体のそこらじゅうが悲鳴を上げていた。
私は…一体、何を…?
思い出そうとすると頭が悲鳴をあげる。
…、まずは状況を整理する他ないな
まずは…今日の朝、私はイタ王に盗聴器をつけた。
急に元気になるものだから危険な違法ドラッグにでも手を染めてるかと思い…友人として道を正してやろうと特定しようとしたはずだった…
ただ、その憶測は完全に間違っていた。
昼休みが終わりそうな頃、録音を聞くと、それはイタ王が、補佐に…いや、日帝に正体を明かすことを進めている内容だった。
当時は本当に腰を抜かすほど驚いた。ただ、少し私は複雑でもあった。
なぜ言ってくれなかったのか…と。
しかも日帝に関してはあまり乗り気ではなかったようだし。
すぐにでも言いたい気分にはなったが、彼が言わないなら私も問い詰めない。
きっと何か…大きな事情でもあるのだろう。
…、無理に問い詰めたとしても独裁者だなんだ言われるのも嫌だからな。
…、現時点ではそれはどうでもいい事だ…。
だから私は…ヤケ酒でもしようと定時になった瞬間、パソコンでタイムカードを切ってからスリープボタンを押して荷物を持ったところまでしか記憶が無い…
…家に帰るまで何があったんだ?
記憶が無くなったり身体の不調より気になったのはそれだけだった。
思い出せと身体が…、脳や生存本能が言っている気がする…
まずは…外科か?内科か?精神科医か?
…精神科医が最善だろう。
私は比較的落ち着いた体を起こして愛車で大きな病院へと向かった。
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日帝side
イタ王が来なくなって数日がたった。
俺は今その件について朝っぱらから悩まざるを得なかった。
俺の正体を知っているし…何より”友達”だからな。
しかもおそらくだが俺にとっても不調の原因になり得るしな。
個人的に連絡をしたり、先輩に聞いてみたりしたが手掛かりはなかった。
国連に聞いても有給を取っている
としか言っておらず真相は分からなかった。
周りのヤツらも特に普通だったと言っていたし…
いや、厄介事に首を突っ込みたくないだけか?
しかもイタリアは締め出されてるときた。
ただ…本当に厄介なことになったな…
あんな夢を見る羽目になるなんて思いもしなかった。
布団に座ったまま俺は頭を抱えた。
正直汗だくだし、顔の筋肉が動いていたし顔がかなり引きつってるだろう。
つまりかなり焦っていたし驚愕していた。
俺にとってはもう見たくない最悪な夢だった。
やっぱり…俺、かなり精神がすり減ってるな…
はぁ…
俺は深くため息を着きながら会社に休みの連絡を入れた。
イタ王…家のドアや窓を壊してまでも探し出してやるからな…
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どうも!
お知らせでコメントくれた方ありがとうございます!そしてお気遣いも感謝します!!
ということで、ちょくちょく投稿します。
と言っても6月中旬までにあと1回投稿できるか出来ないかぐらいなんですけどね。
枢軸のみんなにはすり減ってもらおうと思います。
あとイタリアくんハピバ!
次回 ハート300
コメント
3件
やばー!!!来た来たー!ずっと待っていました。めっちゃいい話でした!!!いつも栄養をくださりありがとうございますーー!!!

きたああ!!!いつも神作品ありがとうございます!!
ああっ第9話読み終えたよ〜!!😭💦 ナチスの冷たい「裏切り者」の一言が重すぎるし、イタ王が泣けないでいる描写が胸えぐられる…。信頼してた相手に背中向けられるの、心臓ギュッてなるね。ナチスも後で体調崩してて、みんなすり減ってる感じがもう…!次回どうなるんだろう、めっちゃ気になるよ〜!更新待ってるね、べーこんさん!🌸✨