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元貴Side……
昨日病院の医師に言われた。
「余命がだんだんと縮まっています。もう長くは生きれないかと…」
って……
知ってるよ。そんなこと。
病気を持ってるのは僕なんだもの。
最近なんかはほんとに体調が優れず、高熱を出しているし、夜は咳き込むばかり。
今日だってそう。
元貴「ん、…ケホッゲホッ…ケホッ」
咳をするだけなのに胸に激痛が走るし…ほんとやだ……
滉斗「元貴…汗…拭いてあげるよ」
元貴「ありが…ケホッ…ありがとう」
滉斗「無理して喋んないで、」
元貴「ん、」
1時間くらいだったかな…
だいぶ病状は落ち着いた…
寝ちゃってたみたい…
滉斗は…??
元貴「ひろ、…」
ぎゅぅ…
滉斗は急に力強く僕を抱きしめた。
滉斗「元貴…俺もうやだよ…」
元貴「ん、滉斗、苦しいよ笑 」
滉斗「毎回思っちゃう…元貴の息、吸って吐いてを数えてしまう。いつ止まるかも分かんないから、…」
元貴「滉斗…?」
滉斗「俺…ちゃんと彼氏として役目果たせてる…?泣」
元貴「え、」
滉斗「俺、…ほんとに元貴の彼氏でよかったのかな…泣」
元貴「……」
元貴「滉斗…大丈夫だよ。滉斗は僕の願い叶えてくれてるじゃん。」
滉斗「…泣」
元貴「僕の本当の願いも叶えてくれたじゃん。」
滉斗「本当の願い…?」
元貴「ほら、これ、」
僕は滉斗に、クリスマスの日にもらったか指輪を見せる。
元貴「嬉しかったな、婚約。」
滉斗「元貴…」
元貴「僕、滉斗といつまでもずっとずっと、一緒にいたい 」
滉斗「俺もだよ。そんなの。」
元貴「ずっと愛してくれる…?」
滉斗「当たり前。」
元貴「永遠と?」
滉斗「当然。」
元貴「んふふ、…愛してるよ、… 」
滉斗「俺も…愛してる…」
元貴「ほらほら、…涙拭いてよ笑」
滉斗「あ、」
元貴「滉斗が泣いちゃダメだよ…」
滉斗「ん、」
すっ………
僕は優しく腕を滉斗の背中に回し、抱き寄せた。
元貴「ひろとぉ…」
滉斗「元貴…」
滉斗は僕の頭を優しく撫でた。
元貴「ん、…滉斗、僕が死ぬまでにしたいこと、…もうないかもしれない、」
滉斗「え、?」
元貴「もう十分満足したもん」
滉斗「俺は満足してない。」
元貴「え、?」
滉斗「俺はもっと元貴の笑顔がみたい。元貴の顔をもっと近くで見たい。 」
元貴「ひろ、…?」
滉斗「本当ならもっとたくさんちゅーもしたいし、えっちだってしたい。」
元貴「ひろと、…」
滉斗「元貴が、大満足するくらい愛していたい」
元貴「…」
滉斗「大好き。愛してる、…すっごく………伝わってる…?」
元貴「伝わってるよ」
滉斗「そっか…ならよかったよ」
そういい、滉斗はそっと僕を、抱いていた腕を離そうとする。
元貴「だめっ」
滉斗「元貴??」
元貴「ずっと、…ぎゅぅ…ってしていたい。」
滉斗「っ、」
ほら、僕ちゃんと生きてるでしょ…?
心臓ドキドキ言ってるでしょ…??
僕はまだいなくなったりなんてしないよ。
生きていることは決して嘘じゃないよ。
安心してね。
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コメント
2件
続き待ってます(*^^*)
続き楽しみ…!!早くみたいな〜!