辰哉 side
ゔぅ…。なんか、気持ち悪いな。
照を変に起こさないようにしよ。
「よいしょっ(小声)」
照:「んっ。」
やべっ…!起きないでくれ…
照:「んー。(寝返り)」
よかった…ε-(´∀`*)
よし、朝ごはん作ろ。
リビングに行くと、既に亮平が起きて、のんびりしている。
「亮平、おはよ。相変わらず、起きるの早いね。 」
亮平:「お母さん、おはよ。」
「朝ごはんにするから、みんな起こしてきてくれない?」
亮平:「いいけど。お母さん、大丈夫?」
やべっ。子どもに具合悪いの気づかれたか?
「何が?大丈夫だよ。」
「いつも通り!ほら、起こさないとみんな学校行けないから笑」
亮平:「う…うん。」
よし、作ろっ。
(ぐらっ……。)
俺は倒れそうになった。その時、何かの温かみを感じた。
照:「辰哉?大丈夫?」
おっと…。やばい、離れないと俺が具合悪いのバレるな。
「大丈夫だよ。ありがと…。」
照:「ちょっと待って。」
照に頭を触られる。
「はぁ…はぁ…。」
照:「熱いな。熱測ったか?」
「測ってないよ。別に熱ないし、朝ごはん作らないと、みんな学校行けないから。」
「照も仕事行けなくなるから…。」
「大丈夫だよ…。今立つから待ってね。」
(ぐらっ…。)
照:「おっと。いいよ。寝てな。」
「えっ?」
照:「俺が代わりに作るよ。あと、俺今日仕事休むから。その方が、康二のこともあるし安心だろ?」
「いや…迷惑だろうからいいよ。俺がやらないと。」
照:「いいから。」
亮平:「お母さん、休みなよ。」
みんなを起こして、帰ってきた、亮平に言われた。
亮平:「朝ごはん作るって言ってた時には、ふらふらしてたし、危ないから、みんな起こす前に、お父さん起こしたんだから。」
子どもに気を使わせてしまった…。
母親失格だな…。
照:「ほら、亮平も言ってる事だし。部屋で寝てな。」
「ありがと…。照、よろしくね…。」
あー。やってしまったな。
俺は色んなことをグルグル考えながら、寝てしまっていた…。
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