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タロ
『デスゲーム、4日目を開始します』
静まり返った空間に、声が響く。
『本日のゲームは――かくれんぼ』
ざわめきが広がる。
『制限時間は60分』
『鬼に見つかった場合――即、死亡』
🖤「……っ」
♥️「シンプルだけど……一番怖いな」
『なお』
一瞬の間。
『本ゲーム終了後、重要なルールを開示します』
その言葉に、
胸がざわつく。
🖤「……行こう」
♥️「ああ」
二人は、すぐに走り出した。
薄暗い通路。
無数に続く扉。
どこに隠れるか――
一瞬の判断が、生死を分ける。
♥️「こっちだ」
宮舘が手を引く。
狭い部屋。
ほとんど物もない、
密閉された空間。
扉を閉める。
息を潜める。
外から、足音。
ゆっくりと、近づいてくる。
🖤「……っ」
思わず、息が乱れる。
♥️「……深呼吸、」
小さく、囁く。
その声すら、かすれるほど小さい。
すぐ隣にいるはずなのに、
暗闇で表情は見えない。
ただ、
触れている手の温もりだけが、確かだった。
足音が、止まる。
ドアの前。
ギィ……
わずかに、扉が揺れる音。
🖤(やばい……)
心臓の音が、うるさい。
その瞬間、
宮舘がぐっと身体を引き寄せた。
🖤「……!」
口を、手で覆われる。
息を殺す。
距離が、一気に近づく。
胸と胸が、触れる。
鼓動が、重なる。
外の気配が、
ゆっくりと遠ざかっていく。
しばらくして――
完全に静寂が戻った。
🖤「っ…はぁ……」
小さく、息を吐く。
♥️「……危なかった」
🖤「……うん」
暗闇の中、
自然と、額が触れ合う距離になる。
🖤「……舘さん」
その声は、どこか甘く、弱い。
♥️「ん?」
🖤「……このまま、時間止まればいいのに」
一瞬、言葉が止まる。
♥️「……そうだね」
静かに、答える。
目黒はそっと宮舘の頬に触れる。
密閉した空間─────
暗闇の中で、
唇が触れ合う。
音を立てないように、
何度も、優しく───────
暗闇に目が慣れ、
互いの表情が少しずつ見えてくる。
♥️「…っ、は、…」
♥️「目黒っ…」
🖤「…足りない」
耳元で囁き、
今度は抑えていた感情があふれるように、
強く唇が触れ合う。
強張った宮舘の身体は
少しずつ、力が抜けていく。
♥️「…んっ」
宮舘は、目黒の首元に手を添え、
引き寄せられるように、自分からも距離を縮めていく。
🖤「……っ」
どれくらい時間が経ったのか、
もうわからない。
ただ、
この空間だけが、
世界から切り離されたようだった。
やがて――
アナウンスが響く。
『……ゲーム終了』
扉の向こうの世界が、戻ってくる。
二人は、ゆっくりと距離を離した。
いつもの会場へと戻る。
そこにいたのは――
誰も、いなかった。
🖤「……え」
♥️「……俺達だけ?」
『生存者は、2名』
その言葉が、突き刺さる。
『目黒・宮舘ペア』
🖤「……」
♥️「……」
『そして――』
『明日で、デスゲームは終了となります』
息が止まる。
『最終日』
『生き残れるのは――1名です』
つづく。
コメント
3件
はいぃぃい!?、🤐 え、生き残れるの1人だけ?!なんですか..?! パニックパニックパニック、、🤯