ー時代は大正。鬼と言う邪悪な物を斬る。その名は鬼殺隊 夜に活動し自らを犠牲にして平和を望むものたち。 鬼に恨みがあるもの達が集い私らを守ってくれているー
⚡️『はぁ、今日も任務かぁ…怖いなぁ…』
🎴『大丈夫だよ善逸。お前は強いんだから…』
あるふたりの隊士が話していた。 金髪の少年の名は我妻 善逸。 赤髪の少年の名は竈門 炭治郎。2人は同期であり仲間だ
🎴『そういえば、善逸は宇髄さんとやっていけてるのか?』
⚡️『うーん…まだ、慣れないんだよね、任務前日の時は見逃してくれるけど…』
⚡️『顔が良すぎるから近くで見つめられないっていうかぁ、それで目逸らすと今度は耳元で喋ってくるしさぁ、ほんとにやめて欲しい…///』
まだ同性愛という物があまり知られていなかった時代。善逸の恋愛とは珍しい物なのだそう。
🎴『ほら、そろそろ日が暮れる。俺は善逸と同行任務じゃないからここからは1人で行くんだぞ?』
⚡️『炭治郎がいなくなったら俺どうすればいいんだよぉ、うぅ、でもな、宇髄さんから貰ったお守り、無くしたらどうしよう…』
🎴『大丈夫だ!きっと、宇髄さんは祭りの神だから神様に相談してるに違いない!その御守りは無くさないように出来るはずだ!善逸だからな!』
⚡️『いや、炭治郎まだそれ信じてんの…?』
仲睦まじい会話を交わしながら2人は別々の場所へと向かっていく。まだこの時は大丈夫だろう。そう思っていた。
👹ヒッヒッヒ、これでお前は終わりだ!!』
⚡️『(くそっ、毒で体が動かない、)』
👹『死にやがれぇ!!』
鬼が言葉をした瞬間。脳に電撃が走った。善逸はその場に倒れ込み、唸りをあげる。
⚡️?『グァアアアアアアッッッ』
自分が目を覚ました時には、もう鬼は消えていた。そして日が昇ってくる、その時。自分の皮膚が熱く焼け始めた。急いで陰に隠れたが、焼けたところは痛む。ちょうど音屋敷が近かった、善逸は屋敷に駆け込んだ。心配そうに須磨が近寄ってくる。
💙👩『あれ…善逸くん?!まきをさああああああん!!!』
💛👩『なによ須磨…あれ、善逸くんじゃない…天元様を呼んでくるから、!』
皆が心配そうな顔でこちらを覗いている。自分の意識が無くなった。
🎵『なんだ、…善逸じゃねェか、胡蝶ンところ連れてった方が…いいよな、、、?』
『グアアアアアッ!』
痛々しく宇隨さんの背中を爪で抉る。本当はこんなことやりたくないのにやってしまう。自分に失望してしまう。
💙💛👩『天元様、!』
🎵『だ、大丈夫だ…鴉を飛ばしてくれ、』
🎵『善逸、落ち着け、落ち着けッ』
頭を強めに叩かれ気を失った。俺はなんてことをしてしまったのだろう。いくら自我がないとはいえ、大好きな人を傷付ける自分は嫌われても良い。むしろ嫌われてほしい。そう思うくらいに自分が憎かった 涙が溢れてくる。今の自分の容姿はどうなっているのだろう。きっと汚い顔で泣いているに違いない。そして目を覚ました。
🦋『あら、目覚めたようですね』
⚡️👹『こ、こは、?』
🦋『ふむ、禰豆子さんのように克服に時間がかかるのではなく、喋れていますね。自我も保てているようです。人間に戻る薬を手配しますので少しその状態で過ごすことになりますが、大丈夫そうでしょうか?』
🎵『俺ン所で預かってりゃいい話だ。にしても、人は食わなそうだな…竈門の妹と同じ感じか?』
🦋『そうですね、寝て体力を回復するようです。安静にさせて下さいね。』
自分でやってしまった相手の傷を見つめれば心が痛くなる。謝罪をしなくては、こうやって自分を追い詰めるから心配されるんだ。きっとあの人は笑って、『お前が謝んなくていいんだぞ?』と自分を甘やかすに違いない、そんなことを思っていたらいつも間にか音屋敷にいた。
⚡️👹『うず、いさん、あの、ね』
🎵『ん?どうした?善逸』
ダメだ。思うように口が回らない。これでは時間が掛かってしまう。
⚡️👹『その、せ、なか…ごめん、なさい、』
🎵『ああ、こんなん腕切れた時の方が痛かったから安心しろ。お前は悪くない』
⚡️👹『あり、が、とう』
宇隨さんに謝罪を伝え、接吻をする。とても濃厚な接吻をすると何故か安心する。好きな相手と触れ合えてる安心感がある。とても嬉しい。こんな自分でも受け入れてくれたことに。
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続きますか?続きあったら絶対読みます