フェルナ:「はぁ〜」
フェルナ様が起きてそうそうため息を吐いた。
フェルナ:「もう何回失敗しちゃってんのよ 私」
フェルナ:「これで何回目よ」
ため息混じりに言い放った。
フェルナ:「とりあえずいつも通り整理して、、朝ごはんを食べないと」
フェルナ:「っとその前に、、」
フェルナ様が地面に敷いてあるスカーペットを綺麗に敷き直した。
フェルナ:「メイドが引っかかってご飯が台無しになるし陛下にもオーバーにして言うからね」
メイド:「皇女様。朝ごはんです」
フェルナ:「はぁ〜い」
メイド「ではこれで」
メイドが颯爽と出ていった
フェルナ:「いつも通りの態度ね」
フェルナ:「前の人生では私に擦り寄って命乞いをしていたのに」
そう言いながら上質な長い紙とペン、インクを取り出した。
フェルナ:「今回の人生こそ死ねるといいな」
フェルナ様は今回で10回目の人生でいつも悪女になり父親である陛下の手で殺されていた。
フェルナ:「まず1週間後の成人式は同年のシュルアさんにワインをかけられて恥をかかされるからいつも通りバルコニーで暇を潰してましょう」
フェルナ:「失敗したらダメな大切な行事は魔力測定儀式と剣術武闘会、神聖力測定儀式ね」
朝ごはんを食べながらこれからの計画をねっていた。
フェルナ「よし、まずは魔法を使えるようにしておかないと」
フェルナ様は城の中にある皇族だけが入ることが許される図書館へと向かった。
フェルナ:「今まで気が弱かったから舐められて入らせてくれなかったのよね」
そう言いながら決められたセリフを言う
フェルナ:「ちょっとそこの騎士!」
騎士A:「∑( ’-’ ;)ビクッ」
騎士B「おやおや?身の程知らずな皇女様じゃないですかw?」
フェルナ:「私は皇族よ。さっさとどきなさい。退かないと反逆罪で死刑ですよ」
騎士A&B:「す、すいません」
フェルナ様の前に図書館への道ができた。
フェルナ:「まぁ3回目の人生で攻略済みなんですけどね」
フェルナ様が扉を開けると、、本が大量にあり、整理整頓された図書館があった。
フェルナ:「ここにくるといつも圧巻させられるわね」
そして迷路のような図書館を迷いなく着実に進み魔導書類が置いてある場所に行った。
フェルナ:「さて、ここに来た理由はただ1つ、、」
フェルナ様の目線が上を向く。
フェルナ:「あの魔晶石が後々高く売れるのよね」
慣れた手つきで紐で縛ってある魔晶石をとった。
フェルナ:「この魔晶石は魔導書から発せられる微量の魔力からできているから普段ここには誰もこない、、つまり」
フェルナ:「誰がとっても分からない!!」
フェルナ:「もちろん前世で陛下にみせたりしても知らないって言っていたという保証付き✨️」
フェルナ様は本を1冊も借りずに図書館を後にした。