ｶﾂｶﾂ…

薄暗く気味の悪い廊下がずっと続いている

そして誰かの靴音が響き渡る

−−−「……今日も汚れ仕事とかだり~…ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ」

見えてくるのは一人の女だ

何かをズルズルと引きずりながら

まるで地獄からやってきた死神のようだ

−−−「てかもっとマシな仕事ねぇのかよ…」

女はダルそうに溜息を付いた

−−−「ﾌﾟﾙﾙ♪」

−−−「ﾋﾟｯ」

−−−『仔虎~、そっち終わった−？』

仔虎「あぁ、首は？」

−−−『…原型とどめてないんだよね~』

仔虎「また加減するの諦めたか?w」

−−−『そんなとこかな~』

仔虎「また頭に叱られるなw」

−−−『じゃあ仔虎も((((』

仔虎「ﾌﾞﾁ!」

仔虎「危ない危ない」

仔虎「さて…帰ってガキの子守でもするか~ｽﾀｽﾀ」

ｶﾞﾁｬ…

−−−「おかえり、仔虎」

仔虎「ただいま、頭」

−−−「やだなぁw」

−−−「名前で呼んでよ」

仔虎「命令なら呼ぶが命令じゃないなら呼ぶ気はないぞ?」

−−−「命令♡」

仔虎「……」

仔虎「ぐちつぼｻﾏ−」

gt「棒読みは傷つくわ」

仔虎「ははｯw」

gt「うわ…こわぁ…」

仔虎「怖くていいぜ、俺は」

gt「……仔虎ってさ~」

仔虎「?どうかしたか」

−−−「一人称が女なのに俺だよね−ｶﾞﾊﾞｯ!」

仔虎「ぉわｯ…」

仔虎「いきなり乗るな…焼きぱん」

yk「えへへ~//」

仔虎「それに…今時期そんなこと言ったらSDGsが黙ってないぞ?w」

gt「俺あれ嫌い、」

gt「マ◯クのストロ−紙で使いづらいんだよ~!あれぇ゙!」

姉弟組「「それな」」

gt「てかさ…」

gt「敵の首は?」

仔虎「たらこがまた原型留めずに殺したらしい」

gt「たらこぉ゙ぉ゙ぉ゙!」

tr「いや仕方ない仕方ない」

gt「仕方無くないわ!」

gt「依頼されてんだぞ?!」

これは家族だ

一生として縁が切れること無い

血は繋がっていない家族

そしてルールが3つ

家族内でのルールを破ったら地下室で反省

血が繋がってないという発言は禁句

頭の命令は絶対

それがこの家族の鉄則

仔虎「やめろよ、優しい焼きパンに悪影響もたらすだろ?」

gt「お前もなんか言えよ!ｶｯ!」

仔虎「こえ~」

仔虎「てか…他の兄弟は?」

gt「任務中~」

仔虎「お土産よろって伝えとこ~ｽﾀｽﾀ」

ky「ぁ!待って虎姉ぇ!ﾀｯﾀｯﾀ」

そして…

この女にはもう一つルールがあった

何があろうと首輪をはずさないこと

仔虎「……ｷﾗﾝ…」

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