この作品はいかがでしたか?
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🖤サイド
気がつくと外はすっかり暗くなっていた。
🖤「わっ。もう外真っ暗!」
🖤「阿部くん先にお風呂入る?」
💚「え、良いの?」
🖤「別に良いよ。俺の後に入るの嫌でしょ?」
💚「えっと、じゃあお言葉に甘えて…。」
🖤「着替えは俺の貸すから。」
💚「うん…。」
💚「じゃあ、入ってくるね。」
晩御飯はカップラーメンで良いかな…。
🖤「…っ!」
大事なこと忘れてた…。
俺、阿部くんに告白したんじゃん。
色んなことありすぎて記憶から消えていた。
🖤「はぁ…。」
自分だけ浮かれてバカみたい。
知らなかったとはいえ、図々し過ぎたよな。
本当俺ってダメなやつ…。
💚「あ、えっと目黒くん?」
🖤「どうした?」
💚「お風呂上がりました…。」
そう、阿部くんの方を見ると。
俺の服を着た阿部くんが立ってた。
お風呂上がりで赤く染まった頬。
ちょっとブカブカな服の袖から華奢な体が見えてて。
🖤「…っ!」
めちゃくちゃかわいいじゃん!
💚「?」
今すぐ襲いたい…。
💚「えっと、あの…。」
🖤「あ、ごめんっ!俺風呂入ってくるね!」
🖤「ちょっと待ってて!」
今は…我慢!
💚サイド
💚「ふぅ…。」
お風呂から出た。
置いてあったのは大きい服。
💚「大きいな…。」
背は高いと思ってたけど服のサイズも全然違うな…。
きてみたけれどやっぱりブカブカ。
💚「あ、えっと目黒くん?」
🖤「どうした?」
💚「お風呂上がりました…。」
🖤「…っ!」
こう、背が大きい人ってクールで怖い人ばっかりだと思ってたけど、
目黒くんみたいな人もいるんだな…。
いつもコロコロ表情が変わるから見てて飽きない。
💚「えっと、あの…。」
🖤「あ、ごめんっ!俺風呂入ってくるね!」
🖤「ちょっと待ってて!」
君といると心が温かい。
そしてなんだかドキドキする。
なんだろう。
この気持ちの名前は。
コメント
1件
阿部ちゃん、それはもう恋だぁ