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コメント
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この平和の日々が続きますように
🖤サイド
🖤「えっと、今日はカップラーメンでも良い?」
お風呂からあがって夕飯の準備をする。
💚「うん…。」
🖤「醤油とシーフードどっちが良い?」
💚「別にどっちでも…。食べたことないし…。」
カップラーメン食べたことない人いるんだ。
本当にどんな生活してたんだろ。
🖤「じゃあ、俺シーフードで。」
🖤「はい、どうぞ。」
💚「ありがとう。」
🖤「いただきます。」
💚「いただきます。」
熱かったようでハフハフしながら食べる君の姿は愛おしくて。
今すぐにでも抱きしめたくて。
🖤「ん、おいしい?」
💚「うん。おいしい。」
うっ…かわいい…。
何、俺今日命日なの?
💚「ごちそうさまでした…。」
🖤「あ、良いよ。今日俺が片付けるから。」
💚「ありがとう…。」
いつもと同じことをしているはずなのに。
阿部くんがいるとその1つ1つが楽しいような…。
世界がぱっと明るく輝くような…。
何気ない日常の中に君がいるだけで俺はすごく幸せ。
それからしばらく各自で過ごして。
気がつくと時刻は11時をまわっていた。
🖤「あ、もうこんな時間。」
🖤「そろそろ寝よっか…。」
💚「うん…。」
🖤「阿部くん、ベッドで寝なよ。俺、ソファで寝れるから。」
💚「え、でも…。」
🖤「ほら、阿部くん疲れてるでしょ。」
🖤「今日はベッドで寝て!俺がそうしてほしいの!」
💚「…分かった。」
🖤「じゃ、おやすみ。」
💚「おやすみなさい…。」
💚サイド
ご飯を食べて寝る。
いつものこと。
でも、その1つ1つがいつもとは違って見えるのは君と一緒だから?
君といると世界が少し輝いて見える気がする。
すごく温かい。
朝日が上るように光が差す気がする。
これを幸せと呼ぶのだろうか。
今はまだ分からない…。
でも、目黒くんといると心が温かく、軽くなるような感覚。
もう、あの頃の生活に戻りたくない自分がいる。