テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
いつか曲パロでもしようかな…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
放課後の教室。
日本は一人、窓際の席で和菓子を食べていた。
「……おいしい」
小さく笑った、そのとき。
「日本」
「……兄様?」
教室の入口に、中国が立っていた。
いつもの優しい笑顔。
けれど――目だけが、笑っていない。
「迎えに来た」
「ありがとうございます。ですが、今日は友人と――」
「誰?」
「え?」
「誰と帰るの?」
中国はゆっくり日本の机まで歩いてくる。
そして、日本の隣に置かれていた鞄を見る。
「……この鞄、誰の?」
「クラスメイトのものです。少し預かってほしいと言われまして」
「そう」
中国は笑った。
「じゃあ、返してきて」
「今ですか?」
「うん。今」
「でも……」
「日本」
声が低くなる。
日本は少し驚いて、中国を見る。
「……兄様?」
その呼び方を聞いた瞬間、中国の表情が柔らかくなった。
「ごめん。怖かった?」
「少しだけ……」
「そうか」
中国は日本の頭を撫でる。
「でもね、日本」
優しい声。
優しい手。
なのに――逃げられない。
「俺以外の誰かと帰る必要なんてないだろ?」
「……兄様?」
「だって、日本には俺がいる」
中国は微笑む。
「家にも俺がいる。学校にも俺がいる。困ったときも、寂しいときも、全部俺がいる」
そして、日本の頬に触れる。
「だから――他の奴なんて必要ない」
「……」
日本は何も言えない。
中国はそんな日本を見て、満足そうに目を細めた。
「日本は優しいから、誰にでも笑うだろ?」
「……はい」
「それが嫌なんだ」
「え……?」
「俺以外に笑わないでほしい」
中国の指が、日本の頬をそっと撫でる。
「俺以外に名前を呼ばれないでほしい」
「兄様……」
「俺以外の奴に近づかないで」
その声には、冗談など一つもなかった。
「日本は俺だけ見てればいい」
「……そんなの、無理ですよ」
日本が困ったように笑う。
その瞬間。
中国の笑顔が消えた。
「……無理?」
「はい。学校ですから、皆さんとお話ししますし――」
「そう」
中国はしばらく黙った。
そして――笑った。
「じゃあ、俺がもっと頑張らないとな」
「……何をですか?」
「日本の世界から、俺以外を全部消したくなるくらい」
「兄様……?」
「ふふ」
中国は日本の手を取る。
強く。
絶対に離さないように。
「安心して、日本」
耳元で囁く。
「俺は日本を傷つけない」
一瞬だけ、日本はほっとする。
しかし。
「――日本を傷つける可能性があるものを、全部先に消すだけだから」
「……」
「だから大丈夫」
中国は嬉しそうに笑った。
「俺が、日本を守るよ」
その瞳には、愛情しかなかった。
――狂ってしまうほどの、愛情しか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもしかしたらサムネ詐欺…
コメント
2件
この短いエピソード、結構ゾッとしました……。中国が「俺以外の誰かと帰る必要なんてない」って、あの優しい口調で言い切る瞬間の温度差が怖すぎる。「傷つける可能性があるものを全部先に消す」って、保護と支配が完全に一体化してる。日本が「そんなの無理ですよ」と苦笑いしたときの空気の凍り方、あれが効いてますね。タイトルと内容のギャップも気になる——この静かな狂気、続きが気になります。
#かんとりーひゅーまんず
おにぎり🍙
30
一二三(魔法少女界隈入った!)
82
391
#日本愛され?
洋食派‼︎
216