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テラーノベル(Teller Novel)
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セトは、また立ち上がり宮様の隣に座った。

「眠い…宮このまま寝ていい?」

「えっ…ダメよ、セトはまだやる事が残っているでしょう!!」可愛いらしい声でセトを叱ると、少し不貞腐れた感じで、立ち上がりどこかへ行ってしまった。

「宮様、決まり次第教えて下さい」

「うん、わかった…それにまだ、セトと沖刃にしか話せてないてから、他の子達にも言わないと…あと、今日他の神社に手伝いに行ってる**妃凪(ひな)**も言わないとね」

「妃凪は、明日帰って来ると思います。私からも妃凪に大まかな話しの流れは伝えておきます。」

「ありがとう!!沖刃助かる」私は、宮様に軽く頭を下げ屋敷を後にし、本殿の方へ戻った。



夜が明け、辺りはだいぶ明るくなった。昨日の疲れが残ってはいるが体を起こし、身支度を整え屋敷を出ると、万年桜を見上げている宮様がいた。

光が、宮様と桜を照らしその場所だけ眩しく、神秘的で目が離せずに…ずっとみていると、宮様が私に気づき手招きされ、私は宮様の側にいき。

「ここにきて、桜を見るとなんだか落ち着くの…すごく暖かくて優しい気持ちになる」

「たしかに、この桜を見ていると心が落ち着きますね…すごく綺麗です。」

「フフッ、そうだね。」優しい表情で答え私の方を向き

「決まったよ」 私は、ゴクリっと息を飲んだ。たくさんある手紙を本当に1日で読み「決める」とまでは思わなかった。

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