コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主の勝手なお話です。通報❌
何でも大丈夫な方だけどうぞ~
霊園の駐車場
「私、お花持つよ?……うん……そうだね
大所帯だから静かに…ひであき、こっち」
hi「ああ…じろうさん、お重が斜めに
俺がそっちの風呂敷持ちますよ」
-意外と近いんだな…随分広い
都心なのに緑多いな…桜の木…あの辺かな
「あ…と…こうのすけ氏かな…お花が
新しい…」
-さくやのことは愛していたものな…
hi-広い敷地に代々の塔…古くからの
富豪だもんな…
「お花…足しても良いよね?」
t「そうですね…問題はありません
あいつ何かと一緒に入るなんて、ちっ
いや…いなくなったら移せば良いのだ」
-たろう…毎回同じこと言うな
さくや、こんなに想われて
よろこんでくれてるといいな…
今年の夏にはいなかったパートナーが
できました…たくさんね…ハハ…さくやには
理解できるよね…皆と相思相愛だから安心
してね…さくやが行けなかったライブ
行ったよ…たろうがとおさまだって
わかちゃったよ…一途に愛してると思って
たのに…今度、ふじいさんと一緒に
CM撮影するんだ…どんな話…するんだろ
ハハ…さくや…会いたい…一緒にご飯食べて
DVD見ながら、一緒にベッドで寝て…
抱きしめてよ…そうだ…私ね?高校受験
するんだよ…学校頑張って行こうと思う
んだ……また…学校行って頑張ったねって
抱きしめて…さくや…
「…今はひであきがかあさまになって
くれました…たくさん抱きしめて
もらうからね…」
-俺…最低だ…
hi「………まあさ……」
「ん?」
hi「ごめんな…この…頭の中に…グイグイ
入ってくる…声…まあさを呼んでる…
もしや…」
「ああ~よしの殿だ…ずっと呼ばれてる
けど、こちらを先にって返事してる
んだけどね…不快だったら…ああ…
イメージとしては回路を…ん~…大きい門
…扉を閉めるイメージかな…自分に入って
こさせない感じ…手伝おっか?」
hi「え?」
「はい、おでこ、ごちんこして?
で…今…よしの殿の声が、水流みたいに
ドンドン流れてきてるじゃん?」
hi「え?…うお…え…すげ…うん…」
-しんどい…主様…主様…主様…
こんなこと…何て言えばいいんだ…
「それを門を建てて……そうそう…さっき
見たそこの門ね…いいよ、いいよ…
少しずつ閉める…そう上手…さすが…
で…ひであきが不快に思わないくらいまで
閉めていって?………いいの?全部閉めても
いいんだよ?」
hi「いいんだ…俺も主様と皆さんと
同じ声聞きたい」
「へへ~ありがとう!」
hi-やっぱり…呼んでも違和感なく、返答を
する…
ギュッ))
「へ?たろう?え?ひであきと一緒に?
どうした?」
hi「たろう?おい?ゆうぎりさんが…」
t「お願いだ…とおさまとして…許せ…」
-たろう…切なすぎる…
さくやが生きている時はいつも抱っこ
してくれてたよね…いつの間にか
主従関係にもどちゃったな
そりゃそうか今は、ベールが
主だってるんだもん
「いいよ…たろうの気が済むまでしたら」
ギュッ))
「は?え?じろう!おい!」
j「私も!にいさまとして!ハグ!」
sa「……私も!にいさまとしてハグ!」
「あ…さぶ……」
hi-さぶろうさん、笑顔だな…
…主様…まあさには笑うんだってショック
を受けてるんだな…
「「ええ~じゃあ私達も
ねえさまとして!」」
「いや!せめて!ここ霊園だぞ!うちに
帰ってからだろ!」
all「約束ですよ?」
「わかったから!くるしいい」
・・・
~……ど…、………の…
~ま……どの、…さあ…の…
all「よしの殿、こんにちは」
「遅くなりました…お元気そうで…」
~ああ、やっときてくださった!
まあさ殿、皆様お久しゅう、あなたも
お元気そうで……恋人殿ですか?
「ああ…私の今のかあさまです
お見知りおきを…ひであき?
よしの殿だ」
hi「よしの殿、はじめまして、たきざわ
ひであきと申します、よろしくお願い
いたします」
~……はじめまして、たきざわ殿
眉目秀麗ですなあ…
hi「ありがとうございます。それを
生業としております」
~これは、これは、私の声が聞こえる
とは…うれしい限りですなあ
「そう言っていただけるとこちらも
有り難いです」
~ハハ、頼もしい方だ…まあさ殿…
昼食の準備ができたようだ、楽しまれよ
「はい!ありがとうございます!」
おむすび 唐揚げ 照り焼き たまご焼き
ソーセージ お煮しめ 蜜柑 お味噌汁
「ふあ~美味しいそ~ありがとう
ございます!うわ…お味噌汁…
寒いからうれしい…有り難いことです」
sa「…お嬢様、膝掛けを…冷えますよ」
「あっありがとう…さぶろうは?寒く
ないの?一緒に入る?さっきはごめんね」
sa「ハハハ、お気になさらずに…たきざわ
君とどうぞ」
「あっ…うん、そうだね、ごめん」
-よしの殿は、まあさが側にいれば
満足なのか
hi「…うまそう…はい、皿と箸
あ…ウエットティッシュも…
しろうさんも…もっと寄らないと
食べられちゃいますよ?」
si「あっああ…ありがとうございます…」
hi「ハハ、何かついてますか?…まあさに
あの…怒られますよ…」
si「失礼いたしました…先ほどの
やり取りに感心いたしまして…」
「…どうしてか知ってるもん、大丈夫」
hi「ハハ、そうなのか?なにか特別なこと
言いましたか?」
si「…眉目秀麗と言われて、すぐに生業と
していますって…返答するってなかなか
できないんじゃないかと思います」
hi「ああ…言い方が乱暴ですがこの顔で
食ってるんで、謙遜しても失礼だと
思いまして」
si「お嬢様…」
「しろう、叫ばないでよ?ここ霊園だから
ひであきがカッコいいのはよく知ってる
から」
si「…ああ~カッコいいヒソ))」
hi「ハハ、ありがとうございます
しろうさんの推しは確か…
ほくとでしたか?」
si「はい!彼はいかがですか…」
「ツンデレで苦手!結構酷いこと言うし」
si「お嬢様…それは何度もうかがいました」
「だって!変な女って言ったんだよ!
根にもってるんだもん、ふ~んだ」
sa「相変わらず、モテモテですね」
「なにさあ」
-ホントに、ここの兄弟はイケメン揃い
だよな…さぶろうさんなんか、まあさの初恋
の方の若い時にそっくりじゃん…
hi「…いつもは礼儀正しくていいこなん
ですけどね…やっぱりまあさの前だけ
じゃないの?」
「なんでよ?私、彼に何にもして
ないのに!ただお腹の音が聞こえちゃった
だけじゃない!」
si「お嬢様…だから…」
「また、しろう!私ね、嫌なの不安に
なるんだもん!信じない!」
hi「…ほくとがまあさに気があるって話?」
「ぎいいい、もうしないでよ!
絶対に信じない!そもそも好きなこに
いじわるするなんてあり得ない!しょうた
はこの頃、頑張ってくれてるけど…さぶろう
みたいに、ツンが多いデレはめちゃめちゃ
苦手!」
hi-主様…隠れ始めたな…
sa「え?…私…ツンツンデレですか?」
「うん、自分でわかんないの?モテるから
お勉強しないのか…まあ…彼女さんが良け
れば良いだろうけどね…ハハ」
sa「ハハハ…」
「私は妹だから、優しくしてくれるけど
興味があって、優しいわけじゃないもん
ん~かずやみたいに、どえす君に見える
けど…何よりきっと、横柄なんだよね…
前はわかんなかったけど…りょうたと
お付き合いし始めて、よくわかる…まあ
無条件で優しいのは、ひであきだけど」
sa「ハハハ…ご馳走様です、気をつけます」
hi「ハハ、ほくともな…なかなかな…」
si「そうなんです…なかなかなんです…」
「なにさ!なかなかって!他の話
してよ!」
hi「…じゃあ…まあさの舞台の話、しよう」
「…はい」
hi「かぐや姫と言っても、帝が主役だから
登場するシーンが原作より早いし、数が
多いな…解釈を少し変更いていたり
関係性を変更していたり…
…帝役たきざわひであき
…おじいさん役みやけゆうじ
…おばあさん役とだけいこ…
いしづくりのみこ役やまだりょうすけ…
くらもちのみこ役ふじわらじょういちろう…
うだいじん役こしおかゆうき…
姫役つばきやままあさ…
兵士等はまだ、おいおいだな」
「ちゅうなごんと、だいなごんは
いないんだ?……………」
hi「そうだね…まあさ?」
「あ…まだ、………はい!じょ…ふじわら
君は…知ってる、こしおか君はゆうだいと
一緒だから知ってる…」
hi「…そうなのか?……」
「ええ…ごめん…でもひであきの出てる
DVDは全部みたよ?静御前の舞も踊れる」
「そうか…そうだよな…」
~なんと!まあさ殿は舞を舞えますのか?
「ええ…不出来ですが…」
~一曲、私のために舞っては貰えぬ
だろうか?
「あ…構いませんよ、曲…スマホに…」
「お嬢様、私が…あります…これなど」
♪♪♪♪♪~
「そうか…良いのかな…管理の人に
怒られない?」
t「ここなら目眩ましできますよ」
「ありがとう、じゃあ、曲…
お願いします……」
hi-なんでもできるのは知ってるけど
舞を見るのは初めてだ……え……
♪♪♪♪♪~
♪♪♪♪♪~
♪♪♪♪♪~
👏👏👏👏👏
「へへ、ありがとうございました…
…あの…ひであき?よくなかった?下手?」
hi「…………」
~ひであき殿は、感受性が高いお人
ですな~まあさ殿の舞にはいって
しまったようだ…素晴らしい舞でした
からの~
「ええ?ありがとうございます!
ひであき!ひであき!」
hi「……………」
j「へえ~人間が真面に、主様の魅力を
受けちゃうとこんな感じになっちゃうんだ」
sa「相変わらず…能力が高い…きつけの
薬が効くかな…鞄…」
「ええ…知らなかった…じろう…そんな
他人事みたいに…さぶろう…お薬効くの?
どうしたら良いんだろう、たろう
知ってる?」
t「…おそらく…単に夢中になっているだけ
だと思いますので…なにか刺激になるよう
な言葉かけをすれば…良いかと…」
「そっか!えっと…なにか刺激になること
あ…ひであき!戻ってこないと」
hi「…あ…すいませんなにか…しちゃいま
したね…皆さんの顔…」
「ああ~良かった…戻った…」
hi「…えっと、どうした俺?」
「私が舞終わっても、返事がなくて…
夢中に成りすぎたみたい…グス))」
hi「まあさ…泣くな…ごめん…心配かけた
んだな…」
「…私こそ、ごめんね」
hi「気にするなよ…だがたろう…いつも
こんなことが起こってしまうんだろうか?」
t「…いや…現場では起きないだろう
きっと、リラックスした状態で
見てしまったのも良くなかったん
じゃないだろうか…」
hi「そうか…なら良かった…」
「ひであき?自分がどんな感じだったか
覚えてる?」
hi「そうだな…まあさが舞う前に、顔つき
が変わって…入り込んだなって思って
見てたら…いつの間にか、ハラハラと
桜の花びらが舞ってきて、その中で
まあさが舞っていて、とても綺麗な
光景だったのは覚えてるけど、その後は
覚えてないな…」
~申し訳ない…私が側にいたせいかも
しれませんな~私が自分の世界に
招いてしまったのかも
hi「そうですか…とんでもありません
こちらこそ、とても、貴重な体験でした
ありがとうございました」
~なんと…懐の大きい方ですな~
まあさ殿、離しては成りませんぞ
「フフ、そうですね…私も似合うように
精進いたします」
sa「………」
続く