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ㅤㅤㅤ ㅤ ㅤ zm×rbr
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ㅤ ㅤ 病み
ㅤ 死ネタ
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ㅤ zm『』
ㅤ rbr「」
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ㅤrbr視点
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ㅤ「〜ってことがあって辛いんや、」
ㅤ『それは辛いな…』
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ㅤ幼馴染のゾムと暗〜い話をしている
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ㅤ小さい頃から一緒にいたゾムと俺は
ㅤお互いよく病むことがあった
ㅤ週一くらいで発散みたいな感じで
ㅤ色々話している、
ㅤストレス、病み悪化防止のため
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ㅤゾムとの共通点はそこだけじゃない
ㅤ天国はあると信じている点
ㅤ誰に言っても話は盛り上がらなかった
ㅤ俺のトーク力に問題がある…かもな、苦笑
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ㅤzm視点
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ㅤある日ロボロが急に
ㅤ死にたい発言をするようになった
ㅤこいつはしんどくてもそんな発言だけは
ㅤしなかった、だから心配だった。
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ㅤ「俺もう無理や…」
ㅤ「生きていくの無理、人生辞めたい…」
ㅤ『そんなこと…言わんでや…』
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ㅤどう止めたらいいのかわからんかった
ㅤロボロには死んで欲しくない、
ㅤでも生きろだなんて言えない
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ㅤ「あ、せや」
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ㅤ「俺のこと殺してや、」
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ㅤrbr視点
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ㅤなんでそう言ったかって?
ㅤもし殺されるならゾムがよかったから
ㅤ単純やろ笑
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ㅤ俺はゾムに依存している面がある
ㅤ話が合うし肯定することを忘れないゾム
ㅤ寂しい時には話してくれて…
ㅤ良くない言い方をすれば都合がいい…かな
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ㅤ恋愛的に…って考えた時期もあったけど
ㅤ多分、友達としての好き、多分
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ㅤ俺の発言に戸惑ってるゾムもかわええなあ
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ㅤ
ㅤzm視点
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ㅤいや、殺せってどゆこと
ㅤ俺が?ロボロを?殺さなきゃあかんのか?
ㅤ嫌に決まっとるやろ
ㅤと思ったのも束の間、
ㅤロボロの最期、俺が見れるなら…と
ㅤいや〜な気持ちが溢れそうになる
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ㅤ殺したくないな…
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ㅤ「なあ、ゾム」
ㅤ「一緒に天国に行こうや…?」
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ㅤロボロが悪いんやで、
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ㅤrbr視点
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ㅤゾムは辛そうな顔をしていた
ㅤまあ、そうよな、
ㅤそれが普通の反応よ、
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ㅤゾムはどう殺めようか考えているようだった
ㅤ正直俺はなんでもいい。
ㅤゾムのことを最期に見れるなら
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ㅤ『外、行こや』
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ㅤ「うん」
ㅤ
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ㅤzm視点
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ㅤロボロは不思議そうな顔をしている
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ㅤ「どこ行くんや?」
ㅤ『内緒』
ㅤ『ちゃんと望み通りにしてやっから、』
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ㅤふーん?って顔をしとるロボロ、かわええ
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ㅤ友達…だからここまで関係が続いたんだろう
ㅤ裏切らんくてよかったな。
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ㅤ「海…?」
ㅤ『そ、行こか』
ㅤそう言ってロボロの手を取る
ㅤ少し冷たい、怖いんやろか。怖いか、
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ㅤまず一歩、
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ㅤ「つ、つめた、!」
ㅤ『春になる頃やからええと思ったけど』
ㅤ『まだ冷たかったか〜…笑』
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ㅤ俺も思ったより寒くて驚いている
ㅤでも俺が弱くなったらあかんやろ、
ㅤ
ㅤ『大丈夫やで』
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ㅤそう言うとロボロは微笑んでくれた
ㅤ手の震えも多少、無くなっていた
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ㅤ気付いたらもう腰あたりまで海面はきていた
ㅤロボロも胸あたりまできている
ㅤ心臓直やろほぼ…寒そう、
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ㅤ足元は既に冷たさを感じ無くなっていた
ㅤ慣れ…って怖いな笑
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ㅤrbr視点
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ㅤそう言えば
ㅤなんでゾムも一緒に海におるんやろ?
ㅤ殺されるなら俺だけでよかったんに
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ㅤ「ゾム」
ㅤ「なんでゾムも一緒なん?」
ㅤ「俺と…でええん…?」
ㅤ
ㅤうん、って言って欲しかった
ㅤそれ以外の応えは辛くなるから。
ㅤ
ㅤ『ロボロと一緒がええ』
ㅤ
ㅤそれ以上の応えで、俺は思わず涙がでる
ㅤ海に零れ落ち、ゾムにはばれていない
ㅤ
ㅤあー、やばい、
ㅤここにきて俺の身長の問題が、
ㅤもう海面は顎らへんまできてる
ㅤ
ㅤはあ、はあ、
ㅤこわい、よ、
ㅤ
ㅤ『こわいか』
ㅤ「こ、わい、」
ㅤ『一緒に逝こうな』
ㅤ『次は天国で』
ㅤ
ㅤ
ㅤ
ㅤzm視点
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ㅤそう言って俺はロボロを奥へ押した
ㅤ俺もそれに続き
ㅤロボロを包み込むように沈み込む
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ㅤ服着たままで正解だったな…
ㅤ多少なり重りになっている
ㅤ
ㅤ
ㅤ酸素を求め口を開けてしまう
ㅤ同時に海水が入ってきて、苦しい
ㅤ
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ㅤ意識が、だいぶ薄れて、きた、
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ㅤ目を開けると目の前にロボロ。
ㅤもう力が入っていない
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ㅤああ、本当によかったんやろか
ㅤ
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ㅤなあ、やっぱ俺じゃ天国行けれんかもな
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ㅤ静かに目を閉じロボロを抱きしめた
ㅤ
ㅤ 終
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