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あれから一日。
僕達はあのあとダンジョンから出ると、カミサマがあるものをくれたんだ。
そのあるものとは、ボスカード。
『召喚』のあとにそのカードに入っているボスフレンドの名前を叫ぶと一日一回、そいつが召喚されるらしい。
これからもっと高難易度のフードダンジョンも出てくるだろうし、気をつけないとね。
〜朝
「ふわぁ…」
僕は眠たい気持ちをグッと抑えて起き上がる。
ちゃんと食べ物も眠るんだなぁ、と僕が思っていると、前からにんじんとみかんの叫び声が聞こえた。
「う、うおぉぉおぉ?!?!?」
「い、いっぱいいるぅ〜?!」
僕は二人に駆け寄る。
「どうしたの、ふたりと…って、えぇぇ?!食べ物が…いっぱい?!」
キッチンの下を見ると、知らない食べ物たちが十数体いたんだ。
すると今起きたたまごが飛んでくる。
「あ、あれはフードエネミーです…!ワタクシたちが寝ている間に召喚されたのでしょう」
「フードエネミーって、いつかカミサマが言ってたあの…?」
「だとしたら仲間が増えるチャンスじゃーん!行こっ♪」
「お前いっつもそのノリだよな…」
ということで、フードエネミーに話しかけることにした。
「てか、そもそも俺等下に降りたことなかったよな」
「たしかに、意外と初めてなんだね」
するとソファの方から声が聞こえる。
「YO!YO!YO!おめぇらナニモンだ〜い」
「おわっ?!びっくりしたぁ」
「MEはペパロニピザ!ニンゲンに落とされたまま腐った悲しきピザだゼ!」
「本当に悲しきピザだな」
するとみかんが問う。
「ねぇねぇ、仲間になってよ!」
「いいYO」
「えぇ、いいのぉ?!」
「ただし、MEのバトりに勝ったら、の話だぜい!」
「やっぱりかぁ〜…」
僕はペパロニピザに言う。
「そのバトルの内容って?」
「HAHA!よくぞ聞いてくれたyou!meのバトりは…ラップバトルだYO!!」
「「「「ラ、ラップバトルぅ?」」」」
四人同じタイミングで言う。
「そうだYO!じゃあいくぜい!!」
「え、もう?!」
「ユニークフィールド!!!!!」
ギュアッッ!!
HEY!HEY!HEY!HEY!
そんな声とともに僕は目が覚める。
「ここは…クラブ?」
するとたまごが説明してくれた。
「フードエネミーの中には、ユニークフィールドと呼ばれるものを持つものがいます。固有の領域…まあ、フードエネミー版のフードダンジョンとでも思っていてください」
するとステージにペパロニピザが出てくる!
「ノッて行こうぜぇぇぇぇぇぇい!!!」
オォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!
「な、なにこれぇ」
つづく