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夜泣 初の小説なのに タヒネタです。
⚠︎︎
irxs様 白水 ( 水白
nmmn注意
タヒネタでございます。
苦手な方はぶらうざばっくおねがいしますっ
夜の静けさに、蝉の声だけが残っていた。
空を見上げれば、星がいくつも、瞬いているように見えた。
でも、僕は一つしか見えなかった。
シリウス__。
それは、前になくなってしまった こいびとににている。
「____いむくんは、一等星になったんかな、」
僕の声は届かない。もちろん空のずっとずっと上にいるはずの、いむくんにも。
白い花束を抱えて、
僕はもう、何度目かわからない帰り道を歩く。
笑ってた顔も、泣いてた顔も、
やきもち焼いてた顔も、
まだぜんぶ覚えてる。
でも。
「なんで、僕を置いていったんや ッ 」
涙が出なかった。もう出し尽くしたのかもしれない。
かわりに、空に手を伸ばした。
「一等星、ってさ。どれかいむくんか、わからんよ。
でも、僕は彷徨いながら ずっと探してるんよっ?」
いむくんはずっと前から言っていた。
_____
『僕ね っ、?しんでも忘れ去られない自信あるんだっ!』
「はぁ、?笑 どういうこと、」
『 初兎ちゃんが僕を星に例えるなら シリウス って言ってくれたじゃんっ?』
『しんだら星になるっていうし!シリウスって、みんなが上見上げたらすぐ わかるんだよっ?』
「それはわかったけど…、笑 なんで急にしんだことのはなし..」
『 …っw しんでも探してねってことだよ、笑』
それは、ひとり言だったけど。
夜風にさらわれたその言葉は、
きっとどこかに届いたと信じたかった。
ポケットの中の薬が、少し音を立てた。
夜の街灯に照らされて、僕の影が伸びていく。
「僕も……今から、そっち行くからな」
でもその足は、ふらりと止まる。
スマホのロック画面、
ぃむくんの笑顔。
『また、明日ねっ、!』
「…、なんでそれが最後の言葉にするねん..っ、そんな笑顔で言わんといて..っ、」泣
涙がぽろりと落ちて、
僕はその場にしゃがみ込んだ。
死にたいわけじゃなかった。
ただ――会いたかった。
それだけだった。
end
サムネは自力で描いたものなので下手です。すみませんっ
コメント
5件
初コメ失礼します、!すご過ぎますって!!初めてでこれはすごいですー!!!!なんかこういう小説好きなんですよ!!!フォロー失礼します!!