テラーノベル
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𓏸キングたちがいじめをしてなかった世界線
𓏸キング結婚してない
𓏸ターボーの姉捏造してます
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ターボー視点
赤い頬、潤んだ目、近い距離感。
あーもー、しんどい。
酔ってるキング可愛すぎるだろ…
あの後みんなで散々飲んで、ベロベロに酔ったキングを誰が介抱するかという話になったが、カンタローは家が遠く、明日の朝も早いらしいので、俺がキングを家まで送ることになった。
「 おーい、キング? 」
「 フラフラだけど大丈夫か? 」
「 ん、らいじょうぶだ 」
「 呂律回ってねえじゃん笑 」
「 へへ笑、そうか? 」
あー、もう無理かも
何言っても笑ってるのかわいい…
「 なあ、ターボー 」
「 今日、ターボーの家泊まってもいいか?」
「 あぁ、おっけー!」
「 ………うん?え!?俺の家!? 」
「 あ、いや、全然無理ならいいんだ 」
「 ターボーとまだ話したくて……
いや、やっぱ忘れてくれ 」
「 いやいやいやいや!全然いいよ!」
「 俺としてはご褒美っていうか… 」
「 いいのか、?ありがとな笑 」
キングの方をふと見ると歩き方がさらにフラフラになっているし時々目を閉じている。
「 キング?眠い? 」
と声をかけるとほぼ同時に、キングの体が倒れそうになった。
慌てて支える。寝てるのか、危なかった…
俺はキングの寝顔をしっかり写真に収めた後、自宅への道をキングを抱えながら歩き始めた。
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キング視点
「 んん、」
あれ、俺寝てたのか?
ていうか…
自分の家の2倍ほどありそうなリビング
人をダメにしそうなほどふかふかなソファ
とにかく高そうな照明や家具
ここ、どこだ。
俺が混乱しながら周りを見回していると、
「 お、キング起きた? 」
「 ターボー? 」
「 おう、はいとりあえず水飲んで 」
「 あ、、サンキュ 」
「 てかここ、もしかしてターボーの家? 」
「 そうそう 」
なんでターボーの家にいるんだ?
あ、俺の家わかんなかったのか、
でも高木塗装の場所は分かるよな?
俺がいろいろと考え込んでいると、
「 まさかキングがうちに泊まりたいって言ってくれるなんてな〜 」
とニヤニヤしながら言ってきた。
「 …え、は!?俺が言ったのか!? 」
と聞き返すと、ターボーは待ってましたと言わんばかりに 店を出てからの俺の醜態を
ニヤニヤをさらに加速させながら話し始めた。
「 マジか、最悪だ… 」
「 よりによってターボーにそんな、」
「 はー!?なんで俺だとダメなんだよ! 」
「 いや、ターボーにかっこ悪いとこ
見られるのは…いやなんだよ、///」
「 なんだよそれ笑、ほんと可愛いな 」
そう言うとターボーは少し微笑んで
こちらに手を伸ばしてきた。
何をされるのかと反射的に目をつぶった瞬間、
📞🎶🎶
「 ……ほらターボー、電話… 」
「 はー、タイミング… 」
ターボーは眉間に皺を寄せて、少し離れた場所で電話に出た。
なんだったんだ今の…心臓バクバクしてる…
顔めっちゃ熱いし、///
「 ……!………笑 」
ターボー楽しそうだな。
誰からの電話だったんだ、?
もう時間も遅いし仕事ではないよな…
その時、電話の声が微かに聞こえてしまった。
「 じゃあな、紗奈。」
紗奈?
明らかに女の子の名前。
もしかして彼女とか…?
いや、そりゃいても不思議じゃないんだけど、
ターボーはかっこいいし、
勉強も運動もできるし。
でも、ターボーに彼女…
なんか嫌だな、
「 おーい、キング? 」
「 大丈夫か?さっきから声掛けてんだけど、」
「 あ…悪い、考え事。」
「 ふーん 」
「 …あ、もしかして嫉妬してくれたとか? 」
「 ……! あ、いや… 」
ターボーは冗談のつもりで言ったんだろう。
声も楽しそうだったし、
顔もイタズラを仕掛ける子供のような顔だ。
でもお酒に酔った俺の頭は上手く受け流すことが出来なかった。
さっきのモヤモヤの正体を言い当てられて
咄嗟に動揺を隠せなかった。
ターボーは本当に鋭い。
さっきだって俺の考え事を当ててきたし、
きっと俺の動揺も見逃さないだろう。
「 ごめん、ターボー 」
「 俺、今日は帰る。」
「いきなり押しかけて悪かったな、」
「 おい、キングなんか勘違いしてるだろ 」
ここにいたら、俺の気持ちが見透かされる。
気付かないふりして蓋をしてきた感情が、
ターボーによって暴かれてしまう。
そんな気がした。
一刻も早くこの家から出るために、
素早く自分の荷物を掴み、玄関を目指した。
だが、立ち上がった瞬間 手首を強く掴まれた。
誰に掴まれたかなんて嫌でもわかる。
「 待てって 」
「 なあ、キング 」
「 俺、キングのことが好きだ。 」
「 は!? 」
「 いや、いきなり何言ってんだよ… 」
「 まだ言うつもりなかったんだけどな〜 」
「 いやいやいや…てかお前彼女いるんじゃ 」
「 だーかーら、キングの勘違いだよ! 」
「 紗奈のこと彼女だとか思ってんだろ? 」
「 紗奈は俺の姉! 」
「………まじか 」
「 それはこっちのセリフだよ… 」
「 早とちりして
勝手に出ていこうとしやがって、 」
「 悪かったって… 」
「 ん、てか、好きって…/// 」
「 ああ、言った。 」
「 な、キング返事は? 」
「 えっ…と、 」
「 まー何となくわかるけどな 」
「 でもキングの口から聞きたい。 」
やっぱり分かってるのかよ…///
ターボーが好きって言ってくれたのはもちろん嬉しい。
でも、本当に俺でいいんだろうか。
ターボーは、綺麗な女性と結婚して家庭を持つべきなんじゃないか。
俺がしばらく答えられずにいると、
ターボーが手を握ってきた。
「 なーキング、好きって言って 」
う、ターボーのこの顔ずるいんだよ…
子犬みたいで、言ってやりたくなる。
「 ……俺も、ターボーのこと好き… /// 」
「 だけど、ターボーには俺よりいい人がいるんじゃないかって、」
するとターボーは満足そうな顔で
「 いや?俺にはキングしかいない。」
「 キングしか有り得ないよ。」
なんて言ってきた。
なんだよこいつ…かっこよすぎだろ、///
こっちはやっとの思いで言ったのに。
「 キング、好き。 」
「 これからよろしくな 」
「 おう… 」
「 っていうか、好きとか…
よくそんなに言えるな、/// 」
「 んー?キングといると言いたくなっちゃうんだよ。」
「 それに、赤くなったキングが見たいし 」
もう限界だ、これ以上目を合わせたら俺の心臓が爆発する…
顔も沸騰してるんじゃないかってぐらい熱い。
「 はー、俺のキングかわい、 」
さっきから手はずっと離されずに握られているし、さらに指を絡めたりし始めた。
ていうか、今日ここに泊まるんだよな
もしかしてそういう事とか?
するんだろうか…
そう考えたら手にも無意識に力が加わる。
「 はは笑、大丈夫だって。」
「 今日はただ一緒に寝るだけ 」
「 一緒に寝ることを
当たり前みたいに言うなよ、///」
そう言ってターボーは頭を撫でてくる。
ターボーはまた、俺を安心させてくれる。
そういう所が、あの頃から好きだった。
本人には言わないけどな。
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最後まで見てくださった方本当にありがとうございます!
終わらせ方雑になりました😭
多分これからは1話ごとで設定とか変えながら出していきます!
コメント
12件
ありちゃんのタボキンさすがに萌かわいいすぎる苦しい😭♥ ターボーがずるい…キングがかわいすぎる……めっちゃくちゃニヤニヤしながら読んじゃったWWW
大好きです😖💞💞 キング可愛過ぎる😭😭💞💞💞