「そこ、座って。何か飲む? ジュースあるよ」
ユズナは煙草を灰皿に押し付けて消すと、立ち上がって冷蔵庫からジュースを取り出した。
「どうぞ」
「あ……ありがとうございます」
言われるがままに飲み物を受け取り、ソファに腰を下ろしたロメはユズナを目で追った。
再び椅子に腰かける所作がしなやかな猫のように優雅だ。
「(……ホントに綺麗な人だな)」
ピンクのメッシュが入った髪。
煙草の銘柄。
ルチオとの共通点が嫌でも目に付く。
「……あの、昨日はご迷惑をおかけしました」
おずおずと切り出すと、ユズナはさらりと手を振った。
「ああ、気にしないで。それにしても、ルチオって相変わらず頭に血が*****************
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