ぽんと投げられた言葉が咄嗟に理解できず、頭の中が真っ白になった。
「髪、綺麗になったよ」
凍りついたロメに微笑むと、ユズナは椅子に座り直した。
じわじわと脳が動くに従って、言葉の意味が身体に染みてくる。
「(今……なんて言われた? 別れろって?)」
ごくりと喉を鳴らすと、ロメは恐る恐るユズナをうかがった。
「……あ、あの、それ、どういう意味……」
「だって、今のあなたとルチオ、全然かみ合ってないから」
「……!」
ユズナは頬杖をつくと、しげしげとロメを見た。
「あなたが空回って、ルチオもそれでペース崩してるって感じ。自分でもそう思わない? 無理してるって」
「そ……そんなこと」
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