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こちらの茨さん🖌️
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君の歌はね_
登場人物
恋歌
吹連
恋歌「~~~♪」
いつも可愛く歌う貴方
その歌で誰かが救われるのなら
誰かが救われたのなら
きっと、貴方の実力
でも、私にはそんな力は無い
私より貴方の方が優しくて
温かい歌い方
私は冷たくて
どこか変な歌い方
音痴、という訳じゃない
ただ歌い方に問題があるだけ
吹連「…良いなぁ…」
昔は憧れだった
憧れ、目指していた
しかし…
段々自分の実力を知っていくたび
心の何処か…
一つの嫉妬の種がが
どんどん成長していく気がして
いつしか羨ましい
苛つきを覚え始めた
醜い私の嫉妬
…どうして…?
似たような歌い方なのに
正反対なのだろう…
いつも褒められるのは
あの子
いつも指導されるのは
私だ
いつもいつも練習しているのに
どこが足りないんだろう
どこが間違っているのだろう
それとも…
この嫉妬をすること自体間違いなのか
もう、分からない
色んな事が絡まって
醜い感情も
酷い嫉妬心も
全てが違うのなら
それを手放せたらいいのかなぁ…
恋歌「素敵な歌だね」
いつの日にかそう言われた
私が?
貴方より劣っているのに
お世辞は要らない
貴方は心の何処かで私を見下しているんでしょう?
恋歌「お世辞じゃないよ」
恋歌「本心だよ」
恋歌「君の歌声、闇を含んでる感じ…?」
恋歌「うまく言葉に出来ないや」
恋歌「なんていうか…」
恋歌「負の感情を声で伝える事が得意…っていうか…」
負の…感情…
それを聞いた瞬間
心が少し軽くなった
私は褒められたいんじゃない
否定されたいわけじゃない
ただ、求められたかった
適正な声なんて分からなくて
ずっと…
明るい曲ばっか歌ってたから
きっと褒められずらかった
少し…マイナスな曲も歌ってみよう…
曲は…何が良いかな
恋歌「君の歌はね_」
恋歌「誰かの負の感情に」
恋歌「寄り添ってあげれるんだよ」
恋歌「暗闇から希望を照らす光にもなれる」
恋歌「誰よりも努力と辛さを知っているから」
初めて言われた
私の歌声を否定せず
なにがあっているのか
恋歌「君の歌声をさ、もっと多くの人に知って貰おうよ!」
恋歌「私も協力するから!」
吹連「ん…んぅ…」
恋歌「おはよう」
どうやら寝ていたみたいだ。
懐かしい昔の夢
恋歌「どんな夢を見てたの?」
吹連「…内緒」
懐かしい夢
そして、貴方が言う通り闇を歌い続けた。
そしたらみんな、認めてくれた
あの時、私の歌声を誰よりも知ってくれた彼女
今では
最高の相棒です!