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サイド
「俺はモンダイジ団の団長だ!だけど、一人じゃ何もできないから、ルネやみんなの力が必要なんだ!」
『私でも見抜けないものや、違う考えを持つルネがモンダイジ団には絶対必要なの……!』
「俺はお前が嫌いだ。でも、腐れ縁のお前を見捨てるなんて、俺の選択肢にはないんだよ……!」
『ルネが真実を知っていてくれたから、私は見つけた居場所を失わずに済んだ。だから、ルネの居場所も失わせない!』
『僕は、ルネさんと、皆さんに助けてもらいました。だから、今度は僕が助ける。理由はこれだけで充分です』
『ルネさんがユメのことを教えてくれたんです!きっかけになってくれたんです!だから、俺はここにいる!』
『……あたくしがこうして生きていられるのは、あなたがあのとき屋上にいてくれたからですわ。それを忘れたとは言わせませんわよ?』
『私はぶっちゃけ、あんたのこと全く知らないわよ。でも、仲間がこれだけ必要とされるほどの人なんでしょ?知りたくなるに決まってるじゃない』
『ユズも、ルネお兄ちゃんと遊んでもらったもん!傷つくのも、傷つきにいくのも、このままお別れも絶対イヤだよ……!』
『俺もアミと同じであんま関わり無いっすけど、それでも仲間の大切な人だから、力になりたい。それだけの理由で動いちゃ悪いんすか?』
「これだけ言っても、お前はまだモンダイジ団のことを、遊びだって、意味のないものだって、言えるのか?!」
「俺たちが、ルネが作りあげてきたこの想いを、全部否定するのか?!」
「………………」
『「モンダイジ団に、戻ろう!!」』
全員の想いが、重なる。たった一人の、モンダイジを求めて。
「……ごめん。もう戻らないって決めたんだ。それに、先輩のこと、助けたいのは嘘じゃないから」
『あの、ね!横山 芽吹さんのことなら心配要らないよ……!』
「!」
「?」
「間に合ったのか……!」
『うん!』
バン!と、どこかの扉を開ける音が、大きく響いた。