今日は登校日
新しい制服を身にまとって、靴を履く
初めての高校で凄く緊張してるけど、私ならきっと大丈夫
「忘れ物ない?」
「大丈夫だよ
行ってきます!」
ドアを開けて、外へ一歩踏み出した
慣れない場所だからちょっと迷ってしまったけど、やんとかエレベーターにつく
扉が開けば、2人の男性が乗っていた
サラリーマンと、私服の男性
特に気にすることなく、エレベーターに乗った
ドキドキと緊張で鼓動する心臓
もしかしたら楽しみと言う感情のドキドキの可能性もある
まぁどっちでもいいよね
「……?」
ふと、隣にいる私服の男性の顔を見た
見たことのある顔だ
金髪で、水色のメッシュが入ってて
紫色の瞳をしたたれ目
この既視感はなんだろう
彼と目が合ったので、急いで視線を反らす
ふと、竜胆くんの姿が脳裏をよぎる
もしかして竜胆くん?
そんなことを考えていたら、すでに1階に着いていたようで慌ててエレベーターから降りた
私より早く歩く竜胆くんに似た男性を目で追う
あの後ろ姿も見たことあるぞ
でも向かう方向が違うのでマンションを出た瞬間に別れてしまった
竜胆くんだと思うんだけどな…
私も学校があるので、これ以上深追いはしなかった
─────···
「○○高校から来ました
清水望華です!
よろしくお願いします!」
お辞儀をすれば、みんなが拍手してくれる
なんとか自己紹介が済んだ
みんな優しそうだし、友達ができそうな予感
私は窓側の席
席につくなり、さっそく隣の席の子に話しかけた
「よろしくね!
えっと…桜木さん!」
「よろしく~」
ハーフアップのかわいらしい女の子
この子と友達になりたいな
「はいそれじゃあ授業始めますよー」
私は、バッグからこの学校の教材を取り出した
ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ
にっぽんちゃちゃちゃ☆
ううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
マンボー-------------------------
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