コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主の嶺緒といいます。今回はわたしの君と夏と初恋と。を読んでくださりありがとうございます!夏らしい青春作品を書きたい‼️と思い作った作品です!ヒロインの初恋を暖かく見守りつつ,応援しながら読んでいただけたらと思います。
軽く登場人物紹介をしたいと思いますm(_ _)m
ヒロイン…柚木 三葉(ゆぎ みつは)
・本作のヒロイン。高一。バスケ部のマネージャーをしている。同じ部の3年生・春臣に片思い中。何事にも全力で取り組む真っ直ぐで純粋な性格。
ヒーロー…尾高 春臣(おだか はるおみ)
・本作のヒーロー。高三。バスケ部のキャプテンでポジションはセンター。後輩マネージャーの三葉に片思い中。誰にでも分け隔てなく接する性格で努力家。バスケだけでなく勉強でも負けず嫌い。
三葉の幼なじみ…朝霞 密(あさか みつ)
・三葉の幼なじみ。幼い頃から三葉をよく知り,三葉のことが好き。同じくバスケ部でポジションはポイントガード。春臣とはとても仲が良いが春臣が三葉のことが好きだと気づいてからはライバルに。
春臣の元カノ…櫻 理央(さくら りお)
・春臣の幼なじみで元カノ。三葉と同じバスケ部のマネージャー。後輩の三葉を可愛がっていたが,春臣が三葉に告白してから態度が激変し,三葉に嫌がらせをするようになる。けれども,根は優しく面倒見がいい。
三葉の親友…水野 和花(みずの まどか)
・三葉と密の幼なじみ。三葉の良き理解者。春臣への片思い中を応援しているが,密の三葉への気持ちも分かっている。けれども,和花は密のことが好き。
それでは本編へ行ってらっしゃい😊
「おはよう!三葉ちゃん,いつも早くて感心」「おはようございます!!櫻先輩,私が1番下っ端なので早く来るのは当然です」いつものように部活の支度をしている2つ上の先輩・櫻 理央さんがやって来て私に声をかけた。「あと私がやっちゃうから三葉ちゃんは昨日干したタオル取り込んで来てくれる?」「はい!」「よろしく頼むね〜」櫻先輩は私の肩をポンと叩き,優しく笑った。高校に入って2ヶ月,わたし柚木 三葉は幼なじみの朝霞 密に連れられて来たバスケ部でマネージャーをすることになった。最初は入部するつもりではなかったのだが,密に頼み込まれ,櫻先輩にも頼まれ,私のお人好しが発動しそのまま入部することとなった。「柚木,おはよ」「お,おはようございます!尾高先輩」「いつも早くてえらいね」尾高先輩は私の頭をわしゃわしゃと撫でる。尾高先輩こと尾高 春臣さんは私の片思い中の好きな人だ。「タオル1枚もらってもいい?」「ど,どうぞ!」「そんな緊張しなくても笑 ありがとう」「ど,どういたしまして!」尾高先輩はクスクスと笑ってタオルを受け取った。「あっ」「どうかしましたか?」「あのさ,柚木」「はい?」「今日の部活終わりって時間空いてる?」「はい,色々と片したあとなら今のとこ大丈夫だと思います!」「そっか,一緒に帰ろう話があるんだ」尾高先輩は真剣にでも少し照れているようにも見えた。「分かりました,少し待たせてしまうかもしれないけど大丈夫ですか?」「うん,大丈夫,部室で待ってるから」そう言うとじゃあ!と言い体育館の中へ入っていった。「私もタオル持ってかなきゃ💦急げ急げ」私はカゴを抱え室内に入った。「タオルありがとね〜,三葉ちゃん」「次はなにかありますか?」「ううん,今のとこ大丈夫よ,少し練習眺めましょうか」少し座るよう言われ,端に寄り練習の様子を見る。「ねぇ,三葉ちゃん」「はい」「さっきさ,尾高となに話してたの?」「え?」「外で話してたでしょ?」「ただの世間話ですよ!」「そう…」櫻先輩の声のトーンが一瞬,冷たく感じた。「ごめんね💦変なこと聞いて」「いえいえ」さっきとは裏腹にいつもの優しい声になっていた。さっきの声はきっと気のせいだと言い聞かせ,気にしないようにした。