テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
3000文字程度しかありません。
ごめんね短いです
矛盾や誤字脱字あるかも。ごめんなさい🙇
??? side
朝。
太陽の光が瞼越しに照らしてきて、 目が覚める。
「…!起きた?!」
「……誰?」
…ここは…
周りを見渡すと、白い壁に白いいベッド。
そして病院独特の科学の匂い。
どうやらここは病院らしい。
隣では、知らない人が目を赤くして心配そうに僕をみている。
俺は冷たく自己紹介を促すが、黙って俯いてしまう。
「…なんなの。」
初対面の人にこれは冷たすぎたかな。
なんて思ったけど…まぁ初対面に馴れ馴れしい方が不自然だし、いいよね。
黙って俯いたまま動かず喋らずの人を冷たく見つめた後、身体を回してベッドから立ち上がる。
何故か知らないが足が動きにくい。
ゆうても歩けない程ではないので、ふらふらしながら個室の鏡の前にいく。
そんな俺を知らない人…と一々言うのは面倒なので、Aさんと呼ぼう。
Aさんは僕がふらふら歩くのを焦れったそうにしている。どうやら俺に触って良いのか躊躇っているらしい。
触って良いわけない。俺らは他人。
名前もしらない、赤の他人。触ってきたならそれはセクハラだろ。
やっとの思いで鏡の前に立つ。
鏡に映ったのは頭に包帯を巻いた自分の姿。
髪は襟足が跳ねてて、前髪もボッサボサのひどい状態。
頬には大きいガーゼがテープで貼り付けられていて、少し血が滲んでいる。
左腕には手首に包帯、右腕には上腕に。
動きにくい足はというと、太ももにまたまた大きいガーゼ。こいつのせいか、動きにくいのは。
なんでこうなった?
俺の記憶には怪我した覚えもない。
事故にあった記憶も、何も…訳わかんない。
ドッ
突然後ろから強い衝撃がくる。
さっきまで黙ってたAさんが、俺の腰に腕を回して抱きついてきていた。
「はっ、!?…やめてください、離して…!」
「なんでッ…なんで、ッ!!俺だよ、俺ッ!泣」
俺俺詐欺みたいなこと言いながら、涙を頬に伝わせ縋り付いてくる。俺はあまりの恐怖にAさんを押しのけ、思わず声を荒げて言う。
「嫌だ、嫌だよッ!!俺の名前はッ─泣」
「ッ…出ていけッ、!!!!!」
「…えッ…ぁ、泣」
膝から崩れ落ちて、床に座り込むAさん。
それから俺は追い打ちをかけるように言葉を続ける。
「出ていけッ…早く出ていけ!!!!他人に
抱きついてくんなよッ、変態が!!!」
「ッッ……!!!泣」
その直後、堪えていた涙腺が溢れ出したのかボロボロと大粒の涙がAさんの頬を伝い床を濡らしてゆく。
そして、すぐに立ち上がり病室を飛び出てゆく。病室の扉がバンッ!!!と強く閉まる音が病院内に響いた後、再び静寂に包まれる。
「…はぁ…怖、なんだったの…。」
さっき叫んだせいで喉が渇き、水がないか部屋中をみて回る。
白いカーテン、白い太陽、白い俺の肌。
全てが白く眩しくて、思わず目を細める。
…いい天気だ。
朝からちょっと大変だったけど…。
やっとこさ個室の隅にカーテンに隠れていたウォーターサーバーを見つける。
ウォーターサーバーの横についている付属の紙コップを一つ手に取り、位置を合わせる。
冬下旬の空気はまだ肌寒くて、水ではなくお湯を出す。湯気が顔にあたり、少し温かい。
喉を通せば、全身がスーッ…とあったまるのを感じれる。寒い時のあったかい飲み物は癒しだよね。
なんとなく立っているのが辛くなってきたので、ベッドに寝転がり天井を見上げる。
といっても天井に何かあるわけもなく、すぐに目線を窓に移す。既に咲いている梅の花。
その隣には、まだ蕾の桜の花。
桜が咲いたら、ここからの景色は山をバックにさらによくなるんだろうな。
春が待ち遠しい。
ベッドは少し離れた間に冷たくなっていて、すこし肌寒かった。何故か半袖半ズボンの
病院服…寒い。
もう一度部屋を探索してみると、タンスの中に上着があった。色は相変わらずださいけど…寒いと体調悪くなっちゃうし仕方ない。
羽織れば少し暖かくなる。
その暖かさにまた眠気を覚えて、再びベッドに横たわる。
ふと視界に入り気になって、サイドテーブルに目を向ける。
机の上には、小さい飴とメモ帳とペン。
そして、Aさんが置いていったであろうスマホがぽつりと一つ。
暫く見つめてから、少し身体を起こして先に飴に手を伸ばし、封を開けて口に放り込み舌で転がす。
静かな病室に、飴が歯にあたりコロコロと
可愛らしい音だけが響く。
暫くミルク味の飴を味わった後、次はメモ帳を手に取る。
メモ帳には「14日目」と小さく書いてある。
14日…2週間?なんのメモだろうか。
サイドテーブルの隣にあるゴミ箱を見ると、
今まで描いたであろうメモと、大量のティッシュ。どれもシワシワで、一番新しいそうなティッシュは濡れていた。
なんなのかわからないが触るわけにもいかないので触れないでおく。
だが、メモは少し気になったため、ティッシュを触らないように注意深く爪で摘んで取ってみる。
このメモには、「13日目」…だってさ。
日にちの記録…?今頃メモ帳でやるか?
スマホあるのに…。
目を凝らしてメモをみていると、裏になにか書いてあるのが太陽で透けてみえた。
メモを裏返すと、日記のようなことが描いてあった。
「13日目。 」
「まだ起き─い。あの時俺が─し─いたら、こうなら─かったのに。」
所々に、涙らしき水滴の濡れたあと。
濡れて慌てて擦ったのか、インクが擦れて文字がぼやけている。
俺は気になって机にあった「14日目」のメモの裏も見てみる。
「14日目」
「少し、指が動いた。やっと、今日謝れるかもしれない。嬉しい。」
今回は泣いていなかったのか、文字は掠れていなかった。
謝れる?誰に?俺に??
あのAさんとは喋った記憶はない。
悪いことをされたら記憶もない。
まぁ、朝はあったけど…。
とりあえずメモ帳のことはよくわからないので置いておいて、スマホに目を向ける。
なんとなく嫌悪感があったが、つい好奇心に負けて画面をトッとタップしてみる。
すると、画面が明るくなりロック画面が開かれる。すると、すぐに壁紙に目が止まる。
壁紙には、さっきの人と、もう一人の知らない人に挟まれた俺…のような人の姿。
なんで俺が知らない人達と?? 意味がわからない。しかも俺らしき人はニッコニコに笑窪を凹ませ笑ってる。変なやつ、きっとこれは俺に似ただけの別の誰かだな。
あ、俺閃いちゃった!
きっとさっきの人はこの壁紙の人と俺を間違えたんだろ!きっとそうだ、だってこの人と俺はそっくり、ドッペルゲンガーかよってぐらいに。
襟足も、顔も、髪形も、体格も、身長も…。
そっくりだけど、俺には笑窪はない。
なんだ、そうゆうことか。
悪いことしちゃったな、名前ぐらい名乗ればよかったかな。
……名前?
俺、名前は?
いえい新作きたー!!!!
こうゆう系描いてみたかったんよー!
いやまぁ短いんだけどね。許してくれ
初めての???sideですねぇ…
これわかる?誰が誰だか。
これ期待と違ったら申し訳ないやつ…
こうゆうなんていうの、不明系…??
ミステリー?わかんね。こうゆうの苦手だから下手かも。
好評やったら続き書きますけど、あまりに不評やったらやめますw
あ、大丈夫ちゃーーーんとHに持ってきますよ(・∀・)遅くなるかもやけどねー。
次回1000いいね🙇🙇🙇
コメント
37件
新作 待ってました !!! 誰か分かりそうで分からないこの雰囲気 最高に好きです !🫶🏻🫶🏻 続き楽しみにしてます ✨
神作決定です✨✨ つなさんの作品全部本当に大好きです😖💞 楽しみ……
これは誰なんだろうか…………相変わらず文才がエベレストですねぇ………分けて欲しいくらい(泣