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__いえもん side__
いえもん「は……?」
沢山の松明が壁に突き刺さり、広い空間を強く照らしていた。男と俺が通った出入り口の反対側には、少し錆がかった溶鉱炉が6つほど並べられている。
その前に立ち、俺を睨みつけている男の右手には、刃物が握られていた。そして、その刃物は__
__少女の首に当てられていた。
男の左手は少女の腹辺りにまわされており、まるで後ろから抱きしめるような姿勢で逃げ道を無くしている。これだと少々も俺も、動こうにも動けない。
男「こいつがどうなってもいいのか?」
そう言いながら、少女の髪の一束を切った。ひらり、と切り落とされた黒い髪が中を舞う。
こいつら…仲間じゃ__……
いえもん「ッッ……」
その時、ある箇所に目が行き、息を呑む。
ボロを着た少女の手が、黒い手袋のような拘束具で覆われていたのだ。手だけではない、足にも靴のような形の重そうな足枷がはめられ、鎖によって広場の壁と繋がっていた。それは持ち主が動く度にジャラジャラと金属がぶつかる音を立て、少女の立場を最も残酷な形で表していた。
俺が男に追いつくまでに、短時間でこれだけの拘束具をつけることは物理的に不可能だ。つまりこれは__
ウパパロン「ハァッ……ハァッ……」
先行した俺達にやっと追いついたようだ。出入り口から中に勢いよく飛び出た彼が、俺の隣で切らした息を整えている。そして彼は広場の光がまぶしいのか目を細めながら、床を見ていた顔を前に向ける。
少女「なッ……」
ウパパロン「え……」
赤色と水色の目が大きく見開かれた。どちらも驚きの色が濃く映し出されている。
「ウパパロン………?/……ラテ?」
ボウボウと燃える炉の火が照らす中、二つの呟きが同時に交差した。
__めめ side__
ヒュウッッ…ビュウゥゥ”“ッ……ザワザワザワ………
強い風が、勢いに任せて木々を躍らす。もちろんそれは私達も例外ではない。後ろになびく髪を手で押さえて、風が通り過ぎるのを待ちながら足を止める。
レイラー「随分風が強いですね」
私の一歩後ろを歩いていた弟子のレイラーが話しかけてきた。
レイラー「よくこれで葉が飛んで行きませんよね〜」
めめ「え?……」
レイラー「ほら、あそこの木……」
振り返って彼女が指している先を見てみる。村の家のすぐ横に、広葉樹の森が広がっている。月明かりの下、森の木々を覆う葉の量は平均以上で、一つ一つの木が十分に成長しきっていることが分かる。
めめ「ほんとですね。きっと風に強い種類なのでしょう」
ただの雑談なので、適当に流して再び前を向いて歩く。たまたま目に入った山の煙突からは、大量の黒い煙がもうもうと噴き出していた。
紺色の夜空に、灰色ともいえる煙が広がっていく。この灰色はいずれ溶けて、ねずみ色ともいえる空の雲に混ざっていくのだろうか。
めめ「痛っ……」
そんな柄にもない詩的なことに耽っていると、足元にあるものがぶつかる。
いえもんさんの時といい、私何かにぶつかりすぎじゃない?という感想は一旦無視するものとする。
しゃがんでそれを拾い上げると、それは少し角ばった石のような感触がした。詳しい色や見た目は月の明かりだけでは分からなかったため、魔法を使い照らしてみる。少々目立つが、深夜だし村人は皆寝ているだろう。
手の平に乗せた石は黄色の宝石のようだった。コロンとしていて、親指ほどの大きさがある。
それに呼び寄せられたのか、昔、本で読んだある内容が頭の中に浮かび上がってくる。
___。
そして、今まで聞いてきたこの村の話、自分が見聞きしたことが眼中に現れては消えていく。
黄色い石、村のすぐ周りを囲む木々、鉱山の煙突から排出される煙、そして彼__ウパパロンの言葉………。
めめ「ハ…………!?!?」
ある一つの結論にたどり着いた。
レイラー「師匠……?」
彼女は、反応がない私を心配そうに覗き込んでくる。
だが、あることで頭の中がいっぱいな私には、それに答える余裕がなかった。
……結論と言っても、ただの憶測でできた仮説でしかない。
明確な根拠は無く、ただそこら辺にあった点と点を都合よく繋げただけに過ぎない。
けど、もしそれが本当だったら……という心配が胸の中をいっぱいに埋める。
めめ「………行かないと!!」
レイラー「え?」
めめ「鉱山に……行かないと!!いえもんさんが……!!」
めめ「行きましょうレイラーさん!!」
レイラー「え、ちょ師匠!?!?」
心配する気持ちが抑えられず、居ても立ってもいられなくなった私は鉱山へと走り出した。
はい!ってことで続きます!今回は時間があるので語ります(((
いや〜結構話の核心に迫ってきましたね〜。推理要素を入れたかったので、曖昧に表現する所を増やしたんですけど、果たして正解を当てられる着く人はいるのでしょうか。めめさんがなぜそう考えたのか……ヒントは提示してるんですけど、チョット難しいかも……。
あ違う違う馬鹿にしてるんじゃなくて……マニアックな知識が必要なんですよ……。私もあまり詳しくないんですけど()ていうか私の見せ方が下手だから、もしその知識があったとしても必ず解けるってわけじゃない……と思う。
まぁ、調べたら出てくる情報ではあります。検索にかける言葉選びが大事ですね。
そして、ラテさん登場ですね!詳しくは長くなりそうなので次回に!(((
てことで今日はここまで!また来てね!