深澤辰哉side
目が覚めると、知らない場所にいた
下は道路ではなく、土で、周りは木しかなかった…
なんだよここ……
前を見ると、暗くてよく見えないけど、誰かがいた
近づいてみると、照が倒れていた
ふっか「!……おい、照、起きろ!」
揺さぶったら目が開いた
無事だったのか……良かった……
照「…は?なんだよここ……」
ふっか「わかんねぇ…とりあえずみんな探して起こすぞ」
照「……ふっか…」
照はとても不安そうだった
ふっか「大丈夫だよ、すぐに助けは来ると思うし、みんなも生きてるよ」
照「……うん」
残りのメンバーを順に起こしていった
みんな起きるやいなや、どことか、怖いとか言っていた
でも、みんな生きていて安心した
残すは康二か……
ふっか「康二……起きろ」
照「康二っ起きろ」
2人がかりで起こそうとするけど、動く様子はない
翔太「……おい、康二……死んでねぇよな……」
あべ「ちょっと……縁起悪いこと言わないでよ…」
だて「翔太、康二は絶対生きてるよ」
翔太「………ん」
その後康二をずっと揺さぶっていたら、手が動いた気がした
ふっか「康二、起きろ!」
康二はゆっくりと目を開いた
康二「………」
照「康二っ…良かったぁ…」
ふっか「怪我してねぇか?」
康二は答えてくれなかった
というか、喋ることもしない……
ふっか「なぁ、康二?」
俺は、まだ寝っ転がった状態の康二を揺さぶった
すると、康二は起き上がった
めめ「康二?」
ラウ「康二くんとうしたの?」
康二「ウ”ウ……」
ふっか「どっか痛いか?」
康二「………ァ”ァ”ア”ア”ア”!!」
康二が突然怒りだして、俺を押し倒した
照「おい!康二!とうしたんだよ!」
照が康二を後ろから掴んで、俺から離した
康二「ウア”ア”ア”ア”ア”!!ア”ア”ア”ア”!!!」
康二は抵抗するけど、照の力には勝てないようだった
照「康二!落ち着け!!」
康二「ァ”ア”ア”ア”ア”!!」
すると、康二の身体が大きくなった気がした
…いや、確実に大きくなってる
康二はずっと暴れている
どうしようかと考えていると、さくまが独り言くらいの小さい声であることを言った
さくま「禰󠄀豆子ちゃんに似てる……」
あべ「え、佐久間頭おかしくなったの?」
さくま「違うよ!身体が大きくなるって禰󠄀豆子ちゃんみたいじゃない…?」
康二をよく見てみると、瞳孔も鋭くて、牙もある
ほんとに鬼みたい……
ふっか「……康二、俺たちのこと覚えてないのか…?」
康二「ァア”ア”ア”ア”!!!」
ふっか「……クッ……康二っ」
俺は康二に近づいた
照「ふっか?危ねぇぞ……」
ふっか「大丈夫…康二っ、ふっかだよ?覚えてない?」
康二「ウ”ウ”…」
思い出してほしくて、俺は康二を抱きしめた
康二「……………あ”……う”ぅ………う」
康二が急に大人しくなった
ふっか「……康二?」
康二は何も言わずに抱きしめ返してくれた
思い出してくれたんだ………
照「良かった……康二っ」
めめ「康二!」
だて「頑張ったね(*^^*)」
翔太「ふっか、お前すげーな」
ふっか「まぁな〜!」
ラウ「うわー、うざっ」
ふっか「おい(笑)」
コメント
5件
これ、好き!
佐久間大正解!禰豆子ちゃんだよ!(?) 続き楽しみ♡♡