テラーノベル
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注意事項⚠️主は仮面ライダーが大好きなのでかなり影響を受けています。ご了承ください。
20XX年、東京で突如として、魔法が使えるもの、魔物を使役できるもの、体術がいきなり強くなったものが出現し、日本は混沌を極めていた……というわけではなく、現実と違って有能な政府によってすぐに統治、管理され始め、異能力を扱える異能力者の育成を目標とした学園、異能育成学園、略してIIGが作られた。この物語は実力をひた隠す主人公、五月雨朔夜(さみだれさくや)と、その周囲の者を描いた物語である。
Eランクの教室にて
「ふわぁ…」
そんな間の抜けた欠伸が朔夜の口から零れる。
「気ぃ抜けてんなぁ、朔夜。」
そう呟いたのは朔夜の友達にしてEランク1位の一ノ瀬クロ(いちのせくろ)である。
「今日昇格試験だってのによくも呑気と欠伸できるな。」
「こんぐらいじゃないとみんなピリピリしててたまったもんじゃない。」
実際、Eランクの教室では、我こそは昇格してやりたいという雰囲気漂っている。
その時、ガラッと教室の扉が開き、教官が入った来た。その目にはEランクの俺らへの侮蔑の色が少しだけ窺える。
「おはよう、みんな。今日は知っての通り昇格試験の日だ。出席番号順に試験は受けていく。わかったな?」
そういいクラスで訓練場へ移動する。
昇格試験。体術、魔法、魔力数、スキルの強さで実力を測る試験だ。
そして今日の試験はいつもの試験と違い、この学園の首席、十六夜睦月(いざよいむつき)が特別に試験会場に来る日だ。
「クロ、お前1番じゃねぇの?」
「あ」
「乙」
「まぁいいや。ところでお前昇格する気あんの?」
「あるわけないじゃん。」
「だよなぁ」
そう、俺は初めから毛頭受かる気などないのだ。なぜかって?昇格すると面倒事が増えるからだよ。
「じゃあ最初、一ノ瀬!」
「はい」
クロが静かな足取りで人型の藁人形へ向かう。
「体術試験、はじめ!」
その大きな教官の声を合図にクロが藁人形へ攻撃を繰り出す。
正直、クロは体術が上手い。クロのスキルは体術バフだがそれ抜きにしてもAランクには匹敵するほどの体術の技能がある。だが今の今まで昇格したことがない。理由は単純、体術*だけ*しかできないからだ。
「やめ!」
数多の攻撃を繰り出していたクロの動きがピタッと止まり、藁人形へ一礼して俺の元に戻ってくる。
「どうよ?俺の剣捌き。」
「まぁ、すげぇよな。体術だけだけど。」
「ぐっ、痛いとこ突くなぁ…」
それから順々に進んでいき遂に俺の番になった。
「さ、適当にいなすかぁ。」
「本気でやれよお前。」
そんな小言を呟きながら、俺は藁人形の前へと向かった。
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#ファンタジー
コメント
1件
スユキさん、第1話読ませていただきました🖤 異能学園もの、いいですね…!主人公の朔夜、実力を隠してる感じがもう既に気になります。「昇格すると面倒事が増える」って言いながら、クロとのゆるい掛け合いがすごく自然で、この二人の空気感好きだなあ。 クロが体術だけ突出してて昇格できないっていうギャップもキャラ立ってるし、教官の軽蔑の視線とか教室のピリピリ感も描かれていて、第1話としてちゃんと世界観に入り込めました。 次、朔夜がどう動くのか—気になります。続きもゆっくり読みに行きますね🌙