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ぼーっとしながら古典の授業を聞き流す。
外をぼんやり眺める。やっぱり3年生は足速いなあ…
rbr「ここの文法を〜……sha!!」
sha「はい!!!!」
突然俺の前を叫ばれたためびっくりして変な声が出てしまう。
rb「いい返事だやる気があるみたいだな」
なんで俺に当てるんだよ…
sha「…いとあやしくおぼえぬ送りなれ…だから…えっと〜…」
授業聞いとけばよかった〜!!全然話聞いてなかったからわかんね〜!!
sha「…」
俺が顔を俯いたまま黙っていると、隣の席のクラスメイトが教科書を指さしてこっそり教えてくれる。
sha「え…ぁありがとう!!」
「たいそう奇妙な思いがけない送りである…です」
rbr「お、よくできた!正解だ」
俺に拍手が送られ静かに席に着く
なんで俺に当てたんだよ〜…恥かいた!!
ほかの先生は俺の事あてないから油断してた…
ゆっくりと雲から太陽が顔を出して教室に光が入る。ぽかぽかしてきて眠くなるといつの間にか顔を伏せて居眠りをしていた
rb「sha〜!!」
俺を呼ぶ声で目が覚める。今何時だ…?
sha「ぁ…なんすか…」
rbr「お前発表終わったあとずっと寝てただろ!!放課後俺と勉強するか~??」
sha「えぇ…いやです」
俺がきっぱり断ると少し悲しそうな顔をするがまたいつもの顔に戻る。
rbr「次居眠りしたら放課後俺と勉強だからな!!覚悟しとけよ」
俺と同じ目線で話す。
sha「え〜…いやでも先生忙しいからそんな事しなくても… 」
rbr「俺がやるって言ったらやるの。分かった?」
sha「はーぃ…」
rbr「ほら、早く教室戻りな」
先生に催促されて教室に戻るとまた次の授業の準備に取り掛かった。
今日はこれで学校終わり〜!!
今日はやけに長く感じたな…これも先生のせいか
6時間目が終わり終わりの挨拶をしてまたバッグを持って階段を駆け下りる。
職員室の前を通るとパソコン作業をしているrbr先生と目が合った。
rbr「あ…もう六時間目終わったのか〜…!!」
そう言うとググッと大きく背伸びをして俺のところに寄ってくる。
sha「…じゃあ俺もう行くんで!!」
rbr「ええ〜!!待ってよ俺まだshaと話したいな〜」
気持ち悪い目線を送ってくる
時計を見る。16:12
sha「…まあちょっと話すくらいならいいですけど…」
rbr「まじ~??まさかOK貰えるとは…!!」
sha「…。」
それから少し先生と立ち話をして帰路に着いた。
rbr先生そんな俺に構わなくたっていいのに…友達がいない俺にとっては結構嬉しいのかもしれないけど。
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rbr目線
最近、俺はとある村にある小さな高校に
臨時で入る事になった。
正直、面接を受けないで教師として勉強を教えられるのはラッキーだ。
この高校でとある男の子に出会った。
肩まで伸びた淡い栗色の髪の毛が印象的で、ふわっと金木犀の匂いがした。 ある時、その男の子が足を怪我をして職員室に駆け込んできた。治療の過程で膝に消毒を当てると、とても痛そうに苦しがる姿や、俺が手を握れば耳までいちごのように真っ赤に染めて照れる姿がとても忘れられなかった。
それからというもの男の子を見かける度にしつこく話しかけるようになった。
嫌そうにはしていたが、話していくうちにどんどん笑顔が増えるようになっていた。
これは決して恋心などではないが、
もっと男の子のことをしりたい
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sha視点
家にたどり着くと、いつものようにブレザーを脱いでハンガーに掛ける。
シャツのボタンをひとつずつ外すと、部屋着になってベッドへダイブする
sha「つっかれたー…」
今日は一段と疲れた…少し仮眠して買い物に行こう。
タイマーをかけて俺は浅い眠りにつく
…
…ピピ…
タイマーの音が聞こえて目が覚める
今何時だろう…?
17:24
ちょうどいい時間だ
さっさと買い出しして早くご飯食べよーっと
財布を持ってゆっくりと階段をおりると玄関で靴を履き鍵を閉める
この住宅街を抜けた先に小さなスーパーがあるためそこを目指してゆっくり歩みを進める。
あ〜…古典の教科書持って帰るの忘れたかも…でも明日まで勉強する時間はあるしとりあえず今日はいいか。
ぼちぼち歩いているとすぐ目的地のスーパーへ着いた
…
《いらっしゃいませー》
自動ドアが開くと同時にそんな声が聞こえるドアのすぐ近くにあるカゴを手に取って
野菜売り場を見物する。
えっと〜…人参と、玉ねぎと…
今日の夕飯はカレーにする予定だ
自炊には慣れているためカレーなんてお手の物だ
目的のものを手に入れると何となく惣菜売り場へ向かう
やっぱりこの時間帯はおば様が多いな〜…
惣菜売り場へ着くと見覚えのある後ろ姿が見えた。ピンクのセーターに白いシャツ…
sha「…あれrbr先生じゃ…」
その後ろ姿をじっと見つめているとそれは急に俺の方へ振り返った。
俺はそいつとばっちり目が合ってしまった
完全にrbr先生だ…終わったー…
rbr「…ん?sha?」
さすがのrbr先生も俺に気づいてしまったようだ。
sha「えっ?あぁrbrせんせ…偶然っすね…」
俯いたまま ははっと苦笑いする
rbr「なんだよsha〜!!嫌そうな顔すんなって!本当は俺とあえて嬉しいんでしょ?」
ポンっと俺の頭に手を置く
sha「嬉しくないですけど!」
rbr「えぇ?素直じゃないな〜」
「俺はshaとまた会えて嬉しいんだけどな」
俯いたままの俺の顔を覗き込まれる
sha「せんせ…距離近いです…!」
rbr先生の顔を手で追いやる
rbr「shaの顔もっとみたかっただけなのに〜!!」
sha「俺は別に見たくないし…!?」
rbr「んふふ」
「ところでshaはひとりで買い物?」
sha「そうです、今日は母さんが夜勤で居ないので」
rbr「へ〜、じゃあ今日は家に1人なんだ?ご飯もshaが作るのか?」
sha「そうですよ」
rbr「へ〜そうなんだ…俺もshaが作った飯食いてえな〜…」
チラッと俺の顔を除く
sha「…いやです」
rbr「えぇ〜??shaくん冷たい〜!!」
sha「…じゃあ俺もう行くんで。じゃあまた明日…」
rbr「sha、お前歩きだろ?もう暗いから俺が車で送ってやるよ」
sha「ぇ?いいんですか?」
rbr「誘拐でもされたら大変だからな。」
sha「ありがとうございます、とりあえず俺レジ行ってきますね。」
そう言うとレジの方へ向かう
「お会計1270円です〜」
「ご利用ありがとうございました〜」
レジ袋を持ってまたrbr先生の方へ向かう
sha「せんせー…お買い物終わりました?」
rbr「今からレジ向かうとこ。」
「入口んとこで待ってて」
sha「はーい…」
そう言われるとまた入口でrbr先生を待つ
rbr先生…車で送ってくれるなんて過保護なんだな…。
そんなことを考えているとrbr先生が店内から出てくる。
rbr「sha、俺の車はこっちだ着いてこい」
そう言われるとrbr先生の背中について行く。着いてきた先に見えた車は黒色の可愛らしい小型車だった。
rbr「助手席乗るか?」
sha「…ぁはいそうします」
助手席のドアを開けるとシートベルトをした。
rbr「shaは可愛いからこんな暗いところに一人でいると襲われちゃうぞ〜」
sha「怖いこと言うのやめてください…あと俺可愛くないし」
rbr「自覚してないだけだよ、ほらこんなに可愛い」
そう言うと俺の顎をクイッと持ち上げる
sha「…ぁっ…!?」
顔が熱くなり、どうすればいいのか分からなくなる心臓はいつもより鼓動が早く、
痛くなるほどドキドキしている
shr「せんせぇ…あの…もう、やめてください…」
rbr先生はフフと笑うと手を離してくれた
rbr「shaは本当にわかりやすいな〜」
「あのままshrがやめてって言わなかったら先生キスしてたかもしれないな〜」
sha「…はっ!?何言ってんの…ありえないんだけど普通に…」
鼓動はまだドキドキしていて、顔もまだ熱を帯びている。
rbr「んふ、まあいい車進めるぞ〜」
そう言うとゆっくりと車が進み始めた
…
無事に家にたどり着くとrbr先生がまた明日、と言ってまた車を走らせて行った。
俺は家に入ると早速夕飯の準備をする
炒めて煮込んで盛り付けたら完成だ。
作り方はごく一般的な家庭の作り方と同じだ。でもやはり自分で作るカレーは格段に美味い。ぺろりと食べ終わると、次は風呂場へ向かった。服を脱ぎ、洗濯機に投げ入れる。
髪を濡らし泡を立てる、流し終わったら身体を洗ってゆっくりと湯船に漬かる。
今日は疲れたな〜…rbr先生俺と距離近すぎだし…
10分ほど浸かると、体が火照ってきたので髪の水気を少しふき取って脱衣所へ上がった。
時刻は21:13
今日は疲れたしもう寝るかぁ〜…パジャマに着替えタオルを首にかけて2階へ上がる。
自室へ戻ると部屋を暗くして布団へ入る。
布団へはいると直ぐに深い眠りについてしまった。
書くの楽しいsypciも近々書きます