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せんせい。

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せんせい。

6 - テスト

♥

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2025年02月05日

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朝いつものように目が覚めて階段を下りる

今日も母さんは帰ってこないようだ。

最近またパートを増やしたようで、帰る時間が真夜中なので、家の中で顔を合わせることがほとんどない。

でも朝起きると必ず弁当が用意されている。寝る時間を惜しんで俺のために弁当を作ってくれる母さんには感謝しきれないほど感謝している。

ちょうど先ほどオーブンに入れておいたトーストが焼き上がる

起きたばかりで俺の口はまだ固形物を受付けていないが、無理やりトーストを口に詰め込んでコーンスープで流し込む。

朝食を食べ終わると、シャツを着てズボンを履いてベルトを締める。そしてブレザーを着る

今日はテストだ。入念に勉強してきた為、自信はあるのだが1番苦手教科の古典を避け続けてしてなかったので70点もとれる気がしない…少しでも点数を取るために、といつもより早く登校してみるがいざ学校に来てみると、rbr先生と俺しかいなくて後悔している…

rbr「shaおはよう!!今日はいつもの2倍早いな」

sha「おはようございます…ほかの先生は居ないんですか?」

rbr「今日は俺が鍵開け担当なんだほかの先生もそろそろ来る頃だと思うぞ」

sha「ああ、そうなんですね」

適当に返事をすると古文の教科書を開いてシャーペンを持つ。

rbr「今古文してるのか?ちょうどおれも仕事がなくなって暇になったところだ。教えてやるよ」

そう言うと前の席の椅子をこちらへ向けて丁寧に教えてくれる。

rbr「ここの〜〜は…だから…になるんだ」

「つまり……は…ってことだな!」

sha「なるほど…」

rbr先生の説明はとても分かりやすくて教えてくれたところはすぐに理解できた

rbr「ここのとこ、一昨日やったんだけどな。」

「shaもしかして俺の話聞いてなかったのか?」

sha「エ…。いやそんなことないですよ」

rbr「そんなことあるだろ〜?次からはちゃんと話聞いとくんだぞ」

ポンっと頭を優しく叩かれる

rbr「ところでさぁ、sha」

sha「なんですか?」

rbr「前にスーパーで会った時からやけに俺と目を合わせて会話してくれないよな。なんで?」

sha「…ぇ…」

確かにあの後ずっと気まずいような気がして目合わせられなかったけど…!!

sha「…いやその、何となくというか…」

rbr「ちゃんと理由があるだろ??なんで目合わせてくれないの?」

また昨日のように俺の顔をガシッと掴んで無理やり目を合わせられる

sha「ぁ、…えっとだからその…」

「なんか…先生の顔見るとなんか…ドキドキして…なんか…その……」

rbr「俺のこと好きじゃん」

sha「はぁっ!?違うし!変な事言うな!!」

rbr「はいはい、早く勉強再開するぞ」








一教科目のテストは数学だ。

数学は五教科の中でも1番やりこんでいた教科だからどの教科よりも自信がある

2教科目に社会、3教科目に理科4教科目に国語、その次に古典だ。

1教科目も2教科目も順調に終わった

だが問題は四教科目の古典だ

基礎は先生と一緒に朝勉強していたため

ある程度は解けたものの、基礎と応用が同じ割合くらいである為応用に苦戦している内にテストの時間が終わってしまった。

基礎は一部を除いて大体は解けたのだが

応用が全く解けず書いて消してを繰り返しているといつの間にか時間が来ていた。

しょうがないので解答用紙と問題用紙を前に出す。

昼休み。

応用問題は1問目も愚か、1文字も書けなかったので70点以下を確信した為酷く落ち込む

そんなところにrbr先生が何やら弁当箱のようなものを抱えて俺の所へ近づいた

rbr「sha、先生とご飯食べよう!」

ニッコニコの笑顔でそう言う。

sha「…なんでですか」

rbr「sha友達がいなくて寂しいだろ?俺も一緒に食べてくれる先生が居なくてね。」

sha「いや、俺はもういいんで…」

rbr「もーいいから!!早くこっち来い」

強引に手を引かれて屋上へ続く階段へ昇る


rbr「あ、shaの弁当美味しそうそのウインナーひとつちょうだい!」

sha「えぇー…先生のと1つ交換してくれるならいいですけど。」

rbr「じゃあ俺の唐揚げをあげよう!」

sha「え!こんなにでかいのいいんすか!」

rbr「いいよ、だってshaが俺にあーんして食べさせてくれるから」

sha「えいやあーんするとは一言も…

rbr「もう契約は成立しただろ?」早く食べさせてよと言わんばかりに口を大きく開ける。

はぁ、ひとつため息をついてウインナーをrbr先生の口に運ぶ

rbr「…ん!おいしい!」

sha「ああそうすか…そりゃどうも…」

呆れた表情でそんなことを言うと

rbr「まさかshaが食べさせてくれるとは…shaと間接キスじゃん!? 」

sha「…ぁ、」

俺はその事実に気づくと顔が熱くなる

そんな俺を見てrbr先生は一言

rbr「やっぱオレのことスキでしょ」

sha「は…!?違うし!!ふつーにキモイから!」

ドキッとしてそれを誤魔化すために必死に思いつく限りの罵倒の言葉を並べる

rbr「んふふ、かわいい」

sha「だから…っ!!」

─キーンコーンカーンコーン…

俺が反論しようとしたところで昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る

rbr「ん、昼休みも終わったし教室行くか〜…」

sha「…。」

rbr「次の授業古典だから、テスト返しな。」

2人で階段をおりながら話す

sha「えっ、明日なんじゃ… 」

rbr「ん?明日は違うぞ」

何を見間違えたのか今日あるはずの古典が明日にあると勘違いしていたようだった

sha「…俺早く準備するんで一緒に古典の教室まで行きましょうよ」

なんとなく、誘ってみる

rbr「…!いいよ早く準備しておいで」



rbr先生と他愛のない会話をしながら一緒に古典の教室まで歩いていった。いつからかrbr先生と一緒にいる時間が楽しいと思うようになっていた。

─キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴り、古典の授業が始まる。

rbr「はーい、じゃあテスト返しするぞー」

名簿順に名前を呼ばれて次は俺の番。

70点取れていますように!と意味の無い祈りをして名前を呼ばれる

rbr「sha〜」

sha「はーい」

rbr「よく頑張ったな、赤点だ。」

そう言われると問題用紙と解答用紙を渡される

sha「…。」

rbr「今日の放課後、またここの教室に来るように^^」

気持ちの悪い笑顔を見せる


放課後、誰もいない教室に来ると既にrbr先生が待っていたようだった

sha「補習ですか?補習なら早く終わらせ…」

rbr「んーん、違うよシャオ。補習の前に約束したことあるよね?」

sha「…テストのことですか?」

rbr「そ!今回のテストでshaは70点を取れなかったよね」

sha「…はい」

rbr「てことでshaは俺の言うことを聞くことになりました!!」

sha「俺にして欲しいことってなんすか、なるべく早く済ませたいんで簡潔にお願いします」

rbr「分かった、sha俺と付き合ってよ」

sha「は??」















1000文字ちょっとなのに1時間かかった書き直し四回目。



































































































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コメント

4

ユーザー

ふへへへへっ…うふふっ… ぐへへへへっへっ…ふっふっふ… (リアルの自分の姿でございます) 続き楽しみすぎて、寝ます!

ユーザー

💬失礼します .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪ 内容? が自分好みすぎて びっくりしちゃいました .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪ だいすきです;; 続きまってます♩

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