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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編19『体育祭で大暴れ!!』後編
お昼
『疲れた…。』
『お疲れ、麻里衣。』
『ひゃっ。』
ぴとっと頬に飲み物を当てられる。
『さ、左馬刻さん…ありがとうございます。』
『これからお昼休みだろ?飯食おうぜ。』
『は、はい!あ、待ってください私百合菜のクラスに用事が…』
私は百合菜のクラスに向かう。
『すみません、百合菜いますか?』
『百合菜ですか?あ、いた。呼びます?』
『いえ、まだ喧嘩中ですから。お弁当を渡しに来たんです。あの子忘れたので。』
『わ、分かりましたを渡しときますね。』
クラスの子にお弁当を渡して去る。
『お姉ちゃんが来てくれたよ。忘れたんだって?わざわざ届けに来てくれるなんて…優しいお姉ちゃんじゃん?』
『それは……!そう、だけど…』
『喧嘩しても優しいなんて他にいないよ。あんな素敵なお姉ちゃん。』
『むぅ…』
私は渋々お弁当を開ける。
『…!これ…。』
一方その頃――
『はい、あーん。』
『じ、自分で食べれますよ…』
『いいからいいから。疲れてるでしょ?』
乱数さんは私の口に卵焼きを運ぶ。
『ん、美味しい…。』
『お嬢様特製の卵焼きですからね。甘めの。』
『あれ、確か麻里衣ってしょっぱい卵焼きが好きって…』
『Σ(=ω=;)ギク』
『クスッ。それはですね、帝統さん。百合菜様のためですよ。』
『ちょ、蘭…っ!』
『( ˙ω˙ )ほぉ…?』
『や、違う…。』
『百合菜様が卵焼きは甘いほうが好きだからです。今日のお弁当も早起きして作られてました。』
『もう、全部言わないでよ…合ってるけど…』
『お弁当まで作るなんて本当はもうそんなに怒ってないのでは?』
『…(。_。`)コクでももうすぐです。あのこから謝りに来ますよ。』
ダッダッダ……!
『お姉ちゃん…!』
『ほら、来ました。』
『ごめん…謝るから許して…』
『何についてかしら?』
『昨日の、ケーキを食べたこと…。』
『はい、よく出来ました。じゃあお弁当交換しましょ。』
『へ?ど、どういうことだ?』
『帝統、見てこれ。』
『うわっ!野菜だらけ!』
『百合菜の好物の入ったのはこっち。嫌いなものが入ったのを渡せば嫌でも謝りに来るでしょ?』
『流石やな…麻里衣ちゃんの方が1枚上手や。』
『もー!お姉ちゃんのバカー!』
『クスクスっ。反省したならいいの。ほら、一緒に食べましょ。』
『うん!』
数分後――。
『これより、体育祭の後半戦を開始いたします。団長のみなさんは体育館に集合してください。』
『あ、行かないと…!』
『あ、待って待って!2人とも髪やってあげる。双子なんだからお揃いにしよ?』
『『え?』』
#ツイステッドワンダーランド
霜
887
椎名
219
#ヒプノシスマイク
後半戦――
『麻里衣先輩髪凄く可愛いですね!』
『あ、ありがとう…』
『飴ちゃんまでささってる!』
『え!?』
(ら、乱数さん…。)
『僕からのちょっとした牽制だよ。まりぃちゃんはぼくのだもんね。』
ガリッと雨を噛み締める。
『百合菜髪すごく可愛いじゃん♡♡』
『あ、ありがとう。お姉ちゃんとお揃いで…』
『仲直り出来たんだね。良かった良かった。って、その髪飾り…』
『え?なにか着いてる?』
『うん。なんか、サイコロの……』
『…帝統ったら。』
『勝てるように俺からのおまじないだ。』
『遠回しに牽制ですよね、小生もなにか書けば良かったです。作家らしく…』
『じゃああのクラスTシャツにこの子は小生のです。とか?』
『ふふ、いいですねそれ。』
『絶対やめろ。』
『いよいよ体育祭も後半戦です。今の順位は1位麻里衣さん率いる紫組。2位は百合菜さん率いる青組。3位赤組。4位黄色組です。』
『続いての競技は部活動リレー。それぞれの部活にあったものを持ち、障害物を倒しながら走ってください。』
『ちなみにお嬢様は演劇部ですからコスプレして走るみたいですよ。』
『何着るとか聞いてるんすか?』
『ふふ、見れば分かります。』
『あ、後お嬢様は剣道部にサポートで入って走るみたいです。』
『剣道部?』
『部員が足りてないので今日はサポートとして入ったみたいです。』
『うわぁ、大変だね…。』
『部活動対抗リレースタートです!最初は剣道部麻里衣さん。竹刀を持って走っています。和装も相まってとてもかっこいいです!』
『はぁ、はぁ……。』
『最初の障害物は5段に積まれたペットボトルを全て倒すミッションです。』
『すぅ…はぁっ!!』
勢いよく竹刀を振りペットボトルは落ちる。
『お姉ちゃん凄ーい!』
『百合菜、次出番だよ。』
『あ、うん!』
『演劇部の部長麻里衣さんは今度主役をされるヒロインの最後のセリフを言ってもらいます。』
『なんか大喜利みたいだね。』
『お姉ちゃんがんばー!』
『恥ずかしいけど…仕方ない。』
私は息を大きく吸う。
『すぅ…。貴方の笑顔が…私は好きなの。太陽のように眩しく…輝いてる貴方が。』
『( *¯ノ³¯*)ヒューヒュー♡』
『お姉ちゃん可愛いよー!』
『百合菜貴方は走る準備してなさい!』
『永久保存しよう。お嬢様可愛すぎる。』
『おい、俺たちにもデータよこせ。』
『もちろんです。千鶴。出来るよな?』
『あぁ。任せて兄貴。』
『続いて調理部部長百合菜さん。振るだけで作れるふわふわ生クリームを作りながらの走りになります。』
『アンカーまでにクリームを作らないと…っ。』
『百合菜ー!がんばれー!』
私は必死にペットボトルを振る。
『\(`・∀・´)/オリャー』
数分後――
『生クリーム出来てるかな?』
私はペロッと舐める。
『ん!美味しい!』
『ふふ、流石百合菜ね。』
『麻里衣先輩ほんとシスコンですよね〜♡♡』
『そ、そんなことないわよ…。』
こうして、体育祭も終盤。最後の競技は――
『体育祭の最後を飾るのは借人競走です。ドキドキするお題が入ってますので皆さん頑張ってください。』
『お姉ちゃん、どうする?』
『ん?』
『お題が好きな人、とかだったら。』
『一番避けたいお題ね…。でも同級生の男子とか選んだら後が怖いし……。』
『まぁお互い安全なお題を引きたいよね。』
『借人競走か…麻里姉。お題に合うのが出たら僕を選んでくださいね…っ。』
『必死ですね、流石思春期の中学生です。』
『馬鹿にするなよな。僕はただ麻里姉が…』
私と百合菜は一斉に走り出す。
『『お題は……。』』
『『……!!』』
『お姉ちゃん、誰にするの?私のお題は自分より背が高い人だって。』
『私のお題は…。年下の男の子。』
(年下といえば一郎君、三郎君、十四君の3人か…。)
『麻里衣固まってるな。まさか難しいお題が出たのか?』
『はぁ、はぁ…。二郎くん、一緒に来て!』
『え!?俺!?』
『自分より背の高い人なの、 お題が。』
『なるほどな!任せろ!』
二郎くんは私をお姫様抱っこする。
『え!?』
『走りなら俺に任せとけ!』
『ちょっと、まって、わー!!』
私は観客席に行く。
『…麻里姉?お題はなんだったんです?』
『年下の…男の子…。』
『『『!!』』』
『いいなぁ一郎とおさぶさぶにじゅーし。』
『誰を選ぶんでしょうかねぇ…。』
『幻太郎さん…からかわないでください…。』
(早く選ばないと…。)
グイッ
『え?』
『十四君。一緒に…来てくれる?』
『も、もちろんっす!』
十四君の手を引いてゴールに向かう。
『おっと、青組と紫組が並びました!』
『もう来たのかよ!』
『お姉ちゃん足速いから…』
『十四君。頑張って!もう少しだから!』
『は、はいっす!』
ゴールの白いテープが切られる。
ぱんっ!ぱんっ!
『勝ったのは――同率、青組と紫組です!』
『同率優勝!?』
『すごいっす!麻里衣さん!』
『え、えぇ…。』
『やったな!百合菜!』
『う、うん。正直すごくびっくり……。』
こうして、体育祭は幕を閉じ、優勝した私達は教室で打ち上げすることに。
『みんなお疲れ様〜。』
『いやー最後は白熱したね。』
『それもこれも麻里衣先輩のおかげです♡』
『あ、ありがとう……っ。あ、そろそろ飲み物なくなりそうね。持ってくるわ。』
『麻里衣先輩は座っててください、今日の主役なんですから。』
『何言ってるのよ、主役はみんなよ。お疲れ様。』
私は後輩の頭を撫でる。
『先輩…♡♡大好きです。』
『ふふ、他に足りないものあるかしら。ついでに持ってくるわよ。』
『ありがとうございます!後、紙コップとお菓子が…』
『わかった。持ってくるわね。』
大学の廊下――
『紫組の控え室に置いてあるって言ってたわね、えっと……。』
『麻里衣さん。』
(この声…。)
『一郎君?』
私は一郎君に駆け寄る。
『どうしたの?あ、蘭に頼まれたのかしら。家に帰るのはもう少し遅くなるから、家に帰ったらまたみんなで打ち上――』
グイッ。
手を引かれて強引に唇を塞がれる。
『っ!?ん、一郎、く、急に…どうし…んぅ。 』
息付く暇もなく甘いキスをされる。
『ん、んぅ…っ。』
控え室に入り、椅子に押し倒される。
『一郎君…?』
『自分でも……どうかしてると思います。こんなに妬いて…マジでガキだなって。』
『妬く…?』
『俺はこんなにも貴方に惚れてるってこと。こんなことするくらい…貴方が好きなんです。』
熱を帯びた瞳に見つめられ、私はそらすことが出来ない。
『一郎く…んんっ。私、もう戻らないと…』
『……行かせない。』
私の首筋をさらけだし噛み付いた。
『いっ…』
『これで…もう戻れませんね。』
『っー!』
ほんのり赤い痕をつけられる。
『あれ、遅かったですね。』
『あの、私先に……帰るわね。』
『えー!』
『どうしてですか先輩!あ、もしかして…彼氏と帰ってイチャイチャするんですか?』
『そ、そんなんじゃないわよ…』
(首筋…それで隠してると思ってるのかなぁ。)
『と、とにかくお菓子と飲み物とコップ持ってきたから…先に帰るけど、ちゃんと後片付けと掃除、ちゃんとするのよ。』
『はーい!麻里衣先輩♡♡』
姫神家 リビング
『ただいま…。』
『おかえりお姉ちゃん!あれ、なんか顔赤くない?』
『おかえり。何かあったのか?』
『べ、別に…何もないです。』
『嘘ですね。明らかに何かありました。』
(幻太郎さん、鋭い……。)
『誰に何されたか吐けよ。ほら。』
『脅しですよそれ……っ。』
(麻里姉と最後会ったのは…。あれ?一、2位。そういえば遅れて帰ってきたな。まさか…?)
僕は一兄を見つめた。
『……。』
知らぬが仏――
めでたしめでたし♡♡
コメント
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**美月ゆめかだよ〜!!🌸** 体育祭後編、読み終わったよ〜!!あーもう最高だった!!麻里衣と百合菜の姉妹やり取りにキュンが止まらなかった💕喧嘩しててもお弁当届ける優しさ、甘めの卵焼きに「まだ怒ってる」って強がるところ、全部可愛すぎる〜!!😭 そして借人競走で麻里衣が十四君を選んだシーン、めっちゃドキドキした!!でも最後の一郎君との控え室…「行かせない」ってあんなに熱く迫る一郎君初めて見たよ!?!?首筋の痕、バレバレなの草だけどそれも含めて最高の番外編でした!!次の話も絶対読むね〜⋆♡