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さくらは虐められていた…
本当に虐められていた。あんなことだけでなく、暴力を振るわれる日だってあるのだろう。どんどん傷が増えていく。
ある日、数学の授業中にクラスの全員に手紙が回った。多分澪達だ。
内容は昼休憩に全員3階の端の空き教室に来い。
嫌な予感しかしなかった。
昼休憩。行かないとどうなるかみんなわかっているからみんな空き教室に向かう。
澪達は既にいた。さくらもいた。俯いていた。
「今から面白いことやるからね〜。」
「しっかり目に焼き付けるんだよ」
「ww」
「ほらさくらちゃーんはじめるよ〜」
「….」
「まず服脱がせるねぇ」
澪達はさくらのセーラー服を脱がせていく。
「やっ」
「やめてぇ!」
さくらはあっという間に下着姿になる。
「ほら、下着も下着も」
さくらは下着まで外されてしまい、裸になってしまう。手で体を隠そうとしたがすぐに手と足を縛られてしまった。
「んんっ」
とさくらはもがいている。許せないがでもその姿は美しい。
「ほら男子」
「やっていいよ」
「でも学校汚しちゃだめだよ」
「マジか。お前らやろうぜ」
と女に飢えた男どもはすぐに裸のさくらに群がっていく。
「胸でかっ!」
「久しぶりに興奮してきたぜ」
と、さくらの大きい胸を揉んだり、アソコを触ってみたり、拡大した写真を撮ったりしている。
「かわいすぎてもう我慢できない!」
と1人の男子生徒がさくらの唇に口づけをする。長い。濃厚なやつだ。
「んっ」
さくらははぁはぁと息切れをしている。
女子も写真を撮ったりしている者もいる。
一方、興味のない者達は本を読んだりスマホをいじったりしている。
「もう本当に我慢できねぇっ!」
と、1人がズボンを降ろした。
「いやぁっらめぇぇぇ」
さくらはもう泣いている。男子が入れようとした時チャイムが鳴った。
「はい、おしまーい」
「もう終わりかよぉ」
と、男子達は名残惜しそうに空き教室を出る。他の者達もぞろぞろと教室を出ていく。さくらが気になったが私もそうした。
さくらへの虐めはどんどんエスカレートしていく。
ある日の昼休憩。教室でお弁当を食べていたさくらは澪達に目をつけられた。
「あれ?また違うお弁当箱じゃん」
「お弁当箱何個持ってんの?w」
とか言いながらさくらの弁当箱を持ち、逆さまにした。さくらの弁当の中身は無惨にも床に叩きつけられる。美味しそうな卵焼きも、サラダも、全部。
そして、さらに澪達は、
「その髪今流行ってないんだよね。」
と、さくらのおさげ髪を引っ張る。
「痛いっ」
澪達は持っていたハサミでさくらの髪を切った。髪の毛はバサバサだ。私のさくらに何をするんだ。
「ほら早くこのご飯食べないと。食べ物を捨てるのは良くないよね〜」
さくらは言いなりになって、四つん這いになり、泣きながら落ちた弁当を食べている。
またある時には、放課後、クラス全員が教室に残された。今度は、さくらに暴力を振るっている。さくらの髪はバサバサだった。
ドンっと、さくらの腹を澪が蹴った。
「うぅっ」
「痛いっやめて!」
澪は蹴り続ける。
「やめっ…」
「けほっけほっ」
さくらはもう声も出せなくなった。
澪は容赦ない。どんっどんっどんっどんっ
まるでサッカーのシュートをする時みたいな蹴り方で何度も何度も。
さくらは泣いている。他の澪の友達も同時に腹を蹴った。
「うっ」
その時、さくらは気を失った。
「あ〜あ。寝ちゃった」
それでも澪は蹴り続けた。何度も。
「やばっ部活行かないと」
澪達は部活のようだ。教室を出ていく。他の者達も教室を出ていく。私はさくらの顔を覗き込んだ。苦しそうに気を失っている。
私は我慢できなくなった。