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fu×rm
学パロ
ご 本 人 様 に は 何 の 関 係も ご ざ い ま せ ん
この作品を他の場所に広める行為など、絶対に辞めてください
お二人の解像度が1bitなので何も考えずに読むこと推奨
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rm side
fu「そういや、明日ってバレンタインだったよな」
fuが突然そんなことを聞いてくる
rm「あー、もうそんな時期か〜」
確かに、クラスを見渡せば男子も女子も浮き足立っていた
fu「俺もチョコ貰いてー」
rm「その台詞はお前が言うことじゃない絶対に」
fu「何でだよ!?」
rm「幼馴染舐めんな、毎年チョコで手一杯になってんの知ってるぞ」
fu「…バレたか」
fuは苦笑する
fuは毎年、沢山の女子から言い寄られてチョコを無理やり渡されている
fu自体は、優しく断ろうとしているけど、女子が押し切るから無理やりってこと
rm(今年も、沢山貰うんだろうな…)
俺も、今年は渡すつもりだ
___本命を
正直、チョコだらけのfuに更に幼馴染からのチョコなんて、fuの性格上絶対に拒否できないわけだから、困った反応されそうだけど…
rm(まぁそういう反応されたら、投げつけてやろ)
若干酷い気もするが、仕方ない
作ると決めちゃったから
迎えた翌日のバレンタイン
fu「rmおはよー」
rm「おはよ、てか紙袋持った?」
fu「今年はちゃんと持ってきたよ」
そう言って、俺に大きい紙袋を見せるfu
去年は忘れて大惨事になってたんだよな
rm「良かった〜、去年みたいにまた持たせられるのかと」
fu「う、その節はすみません…」
俺はfuの反応に笑いながら、学校までの道を歩く
そして、教室に入った瞬間
「fuくん!おはよう、これ良かったら…」
「私も私も!貰ってくれると…」
「ズルい!私も渡したい…!」
早速fu目当ての女子たちが集まってきた
俺はその集団から離れ、第三者としてfuを見守ることに徹する
fuからSOSのサインが送られてくるが、(大半は悪意で出来ている)頑張れの意を込めてウィンクを送る
恨めしそうに見てくるかと思いきや、fuは顔を逸らした
思っていた反応と違って、少し拍子抜けする
fuは耳が少しだけ赤くなっていた
何でだろうと思ったところでチャイムが鳴り、先生が入ってきたことでその思考は途切れた
先生が色々話している間に、俺はいつfuにバレンタインを渡そうか考える
授業と授業の間の休みは女子達が押し寄せるし、放課後は校舎裏での告白大会になるし
……渡せる瞬間無くね?
そうだ、fuはそういう奴だった
となると、残されたのは部活後の時間帯
その時間帯だったら、勝機はある
なんせ、俺とfuがよく集まっている屋上が空いているはず
よし、そこで渡そう
そうと決まると、先生の話が終わった瞬間、女子が集まる前にfuに伝える
rm「今日の部活後、いつもの所で」
fu「!りょーかい」
一旦、これで大丈夫だよな…?
後は渡すだけだ
今更だけど、シチュエーション的に告白するみたいってことに気が付く
いや、しないけどさ?
rm(出来るわけないじゃん告白なんて)
俺は、ただの幼馴染だから恋を伝えることなんて許されるわけない
だから…だからせめて、友チョコと称して本命のバレンタインを渡すことくらいは許されるかな
なんて、そんな戯言を考えてしまったから、作ったんだけど
きっと、fuのことだから気付きはしないだろうけどね
rm(気付かないのなら、それでいい)
放課後の、部活を終えた時間帯
ほとんどの生徒が帰っていて、残ってるのは運動部くらい
俺とfuは運動部に所属しているから、この時間帯がちょうど良かった
fu「あ、rmはもう来てたんだ」
そして、片想い相手であるfuが現れる
fu「相変わらず、簡単に忍びこめるね」
rm「鍵を直さない先生が悪い」
屋上は本来立ち入り禁止だけど、鍵が壊れていて無法地帯になっていた
そうやって少し軽口を叩き、本題に入る
rm「はい、これ」
fu「これ…って」
rm「ハッピーバレンタイン」
fu「え…どうしたrm、何かあった??」
rm「何もなってない、気まぐれ」
rm「受け取らないっていうなら、投げつけるから安心して」
fu「それ受け取るしか選択肢ないじゃん」
fuは笑いながら、チョコを受け取る
既に、手にはチョコがいっぱい入った紙袋をぶら下げているというのに
fuは俺の作ったものを大事そうにチョコを持っている
rm「中身はチョコレートキャンディー」
fu「キャンディーか、お洒落だねー、めっちゃいいじゃん」
…あぁ、やっぱり意味までは知らないか
そうだろうとは思っていたけど、伝わらないってなると、やっぱり苦しいもんだな
fu「でもまさか、rmから“友チョコ”が貰えるなんて思ってなかったからびっくりした…ありがとな!」
rm「……っ」
友チョコ…か
友チョコなら、俺の作ったチョコレートキャンディーもその紙袋の中に入るのかな
女子から貰ったチョコレートと、同じにされてしまうのかな
…嫌だ、俺は“友チョコ”なんかじゃない
そう思ったのがいけなかった
だから、言ってしまったのだろう
rm「ねぇ、fu」
“今渡したものが友チョコじゃないよ、って言ったらどうする?”
fu「…え?」
rm「実は…」
おい、言うなそれは
言ったら元に戻れなくなる…っ
rm「“本命チョコ”だよ」
理性とは裏腹に、呆気なく零れるその言葉
fu「……っ」
あー 、やっちゃった
rm「俺さ、fuのことがずっと好きだったんだよね」
rm「ごめん、幼馴染からこんな…しかも男だし」
rm「気持ち、悪い…よなっ」
視界が滲む
fuから、どんな反応をされるか分からなくて、目から涙が落ちる
fu「rm」
rm「…っ」
何を、言われるんだろう
fu「“俺も、好きだよ”」
rm「っえ?」
今…なんて……
fu「実はさ、俺もrmに作ってきて」
fuは鞄から、水色の包装がしてある箱を取り出す
fu「これ、俺からのチョコ」
fu「俺も“rmと同じ気持ちです”」
rm「っ…お前、意味分かってたのかよ」
fu「そりゃ知ってるよ、だけど違ったら気まずいじゃん?」
結局、見透かされてたってわけね
fuからチョコを受け取り、抱きつく
fu「…わぁ!?」
rm「ふはっ、照れてるじゃん」
fu「急に抱きつくからじゃん…しかも、rmも照れてるし」
fuが俺を受け止めて、そう笑う
夕日が屋上に差し、重なる晴れて恋人となった2人の影を静かに描いていたのだった
Fin.
コメント
1件
遅刻してしまった…