テラーノベル
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zkは既に付き合ってます
夜のコンビニは、やけに静かだった。
完全に無人になってしまったレジには店員が居らず、今頃休憩でもしているのだろうか。
レジ横のホットスナックの匂いと、機械的なBGMだけが店内に流れている。
z「……シッマまたそれ?」
レジに置かれた菓子パンを見て、ゾムが呆れたように言う。
k「ええやん別に」
z「毎回やん」
そう言いながらも、ゾムが手に取ったのは結局同じ棚の商品だった。
k「ゾムも似たようなもんやろ」
z「俺は飽きてんねん」
そう言っておきながら、何も棚に戻さない。
会計を済ませて外に出ると、夜風が少し冷たかった。
z「寒」
k「だから言うたやろ上着持ってけって」
z「だるい」
短いやり取り。
空に広がるビルの明かり。
先に歩いているシッマが、唐突に何処かへ走り出してしまうんじゃないかと少し不安になる。
k「……ゾム?」
気付けば彼奴の服を少し引っ張っていて、困惑の声をかけられる。
思わずやってしまった行動に、シンマの顔も見たくなくて、下を向いた儘やり過ごす。
暫く立てば飽きたのかまた俺達が住んでいる家へと歩を進めるシッマ。
それでも、やっぱりこれだけは聞いておきたくて
z「……なぁ」
小声で呼びかけても反応するコネシマに、思わず頬がニヤける
k「ん?」
z「俺のこと好き…よな」
唐突な質問。
k「何やねん急に」
z「ええから」
少しの沈黙。
それから、当たり前みたいに言う。
k「好きやで」
数秒黙ってから、また、歩き始める。
z「……ならええわ」
届いていたのか、いないのか。
暗闇の中微かに見える彼奴の耳元は、赤く染まって見えた。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝③
投稿頻度上げられるように頑張ります…😭
コメント
2件
いやぁ、改めてzmknはいいっすね。実際に想像できてしまう自分がいるなぁ、、