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いつもより早く学校に着き、自分の席に座る話す相手もいないのでいつも通り本を読もうと、カバンから取り出し開こうとすると…
『(名前)さん、ちょっといい?』
「え、私?」
『うん』
「はい」
『あのさ…』
急に話しかけられて何を言われるのかと少し身構えていると
『昨日の帰りに一緒にいた人だれ?!』
「…え?」
『もしかして彼氏?めっちゃイケメンじゃない?!』
この人はおそらくシャオさんのことを言っている
「彼氏じゃないよ」
『え?違うんだ~!」
聞くと、この人は同じクラスでイケメンが好きらしい
『私さ!入学前にまさかの風邪ひいて昨日から学校来たんだよね~!』
「そうなの?」
『そー!だからもう仲良いグループが出来ちゃっててさ!』
『(名前)さんは?』
「私は上手く馴染めなくて」
『そーなの?じゃあちょっと校舎の案内して欲しい!』
「うん、いいよ」
『やった〜、いこ!』
『そのお弁当自分で作ってるの?』
「ううん、作ってもらってる」
『へ〜、めっちゃ美味しそう!』
「少し食べる?」
『え!いいの?じゃあ卵焼きちょーだい!代わりに唐揚げあげる!』
「ありがとう」
学校でも楽しくお昼が食べられるとは思っていなかった