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みなさま・・・・「カントボーイ」はご存知でしょうか・・・。
一応説明しときますね!間違えてる可能性あるので、一応ふわっと理解していただければ、!
【カントボーイとは】
体は男性で、心も男性の人のこと。
しかし、男性期(ペニス)とお尻の穴の間に、女性の膣がある。
普通に子宮もあるし、なんなら中出ししたら孕みます。
四年の月日は、長くもあり、短くもあった。 二十二歳になった中原中也にとって、目の前で薄笑いを浮かべる太宰治は、かつてよりもずっと疎ましく、そして同時に、手が届きそうにないほど遠い存在に見えた。 武装探偵社とポートマフィア。光と影に分かたれた二人が、ある夜、共同戦線のあとに安物の中華屋で酒を酌み交わし、どちらからともなく中也の家へと流れ着いたのは、ただの偶然だったのか、あるいは運命という名の悪戯だったのか。
中也のマンション。間接照明だけが灯るリビングで、二人はひどく静かに唇を重ねた。 最初は、確かめるような軽い接触だった。だが、一度触れてしまえば、四年分の空白が熱を帯びて二人を焼き尽くそうとする。中也は太宰の細い腰を引き寄せ、太宰は中也の首に腕を回した。 寝室へとなだれ込み、互いの服を剥ぎ取る。 二十二歳の男同士の、ごく自然な、それでいて待ちわびた「初夜」になるはずだった。
だが、中也が太宰を寝台に押し倒し、そのシャツのボタンをすべて外した時だった。 太宰の手が、中也の手首を強く掴んだ。
「……待って。中也、……やっぱ、やめにしない……?」
太宰の顔は、今まで見たことがないほど青ざめていた。 冗談を言っている風ではない。その瞳には、隠しきれない怯えと、深い諦念のような色が混ざり合っている。
「……あァ? 何言ってやがる、今更」
「気分が変わったんだ。私は死にたがりだけど、痛いのは嫌いだって言っただろう? 君みたいな乱暴な重力使いと寝るなんて、やっぱり正気の沙汰じゃない」
「ふざけんな。テメェから誘ってきたんだろうが」
中也は苛立ち混じりに太宰を見下ろしたが、太宰は頑なに視線を合わせようとしない。 何かを隠している。中也の直感がそう告げていた。太宰がこれほどまでに動揺し、理屈にならない言い訳を並べるのは異常だ。
「……理由を言え」
「理由なんてないよ。ただ、気が変わった。……帰らせてくれないかな」
「言わなきゃ帰さねェ。何だよ、病気か? それとも、俺じゃ不満だってのか」
「違う。……違わないけれど。とにかく、ダメなんだ」
太宰の沈黙。それは、彼が最も守り抜きたい「何か」がある時の沈黙だった。 だが、中也はその扉を力ずくでこじ開けることに迷いはなかった。中也は太宰の両手首を片手で押さえつけ、もう片方の手で太宰のベルトに手をかけた。
「やめろ、中也ッ! 本当に、後悔するぞ!」 「後悔なんざ、テメェと出会った日からずっとし続けてんだよ!」
中也は太宰の叫びを無視し、そのスラックスを、下着ごと強引に引き摺り下ろした。 抵抗していた太宰の身体が、一瞬で硬直する。 中也の視線が、太宰の股の間へと注がれた。
「…………な、んだ、これ……」
中也の思考が、一瞬停止した。 そこにあるはずのものが、なかったわけではない。男性としての徴は、確かにそこにある。 だが、そのすぐ下。 本来なら何もないはずの場所に、湿り気を帯びた、柔らかな肉の花弁が隠されていた。 それは、紛れもなく女性のそれだった。
太宰は顔を腕で覆い、獣のような低い呻きを漏らした。 世界で最も頭の切れる男が、今、中也の目の前で、自身の「異形」を晒して震えている。 体も、心も、戸籍も、彼は「太宰治」という男だ。だが、その秘部にだけ、神様が悪戯で付け忘れたような、あるいは付け加えたような、異質な穴が存在していた。
「……気持ち悪いだろう。……分かったら、さっさと離してくれ」
太宰の声は、震えていた。 彼は、この身体をずっと隠し通してきたのだろう。完璧な人間として振る舞いながら、自分の中に巣食う「女の部分」を呪い、誰にも触れさせまいと孤独の中に閉じ込めてきたのだ。 だが、中也の反応は、太宰の予想とは全く異なるものだった。
「…………ハッ。何だ、そんなことかよ」 「……え?」
中也は、低く笑った。 驚きがなかったわけではない。だが、それ以上に中也の胸を占めたのは、暗い悦びだった。 あの太宰治が、誰にも見せられず、たった一人で抱え込んできた「弱点」。それを今、自分だけが知っている。自分だけが、その深淵を覗き込んでいる。
「テメェがこんな面白い身体してたなんてな……。ますます、逃がす気が失せたぜ」
「中也……正気か? 私は、化け物なんだぞ」
「化け物? 汚濁を使う俺にそれを言うかよ。……いいじゃねェか、最高だ。テメェを泣かせるための穴が、もう一つあるってことだろ」
中也は太宰の拒絶を力でねじ伏せ、再びその身体を押し倒した。 太宰の足を引き開き、露わになった「そこ」を、指先で容赦なく弄る。
「ひ、あ、……やめ……っ!」
太宰が腰を跳ねさせた。 男性器の裏側に潜むその場所は、驚くほど敏感だった。中也が花弁の縁をなぞるだけで、太宰の喉からは、聞いたこともないような高い喘ぎ声が零れる。 指が、蜜に濡れた内側に滑り込む。
「……あ、あああぁぁッ! 中也、中也……ッ!」
太宰は、自分の中の「女」が暴かれる快楽に耐えきれず、涙を流した。 男としての矜持が、中也の指によってズタズタに引き裂かれていく。だが、その痛みにも似た快感は、太宰の脳を真っ白に染め上げた。 中也は、自身の欲望を露わにし、太宰の秘裂に押し当てた。 男同士のセックスであれば必要だった準備も、今の太宰には必要ない。その場所は、中也を迎え入れるために、既にたっぷりと潤っていた。
「……太宰。テメェの全部、俺に寄越せ。……この場所も、テメェの秘密も、全部だ」
「く、……あ……っ、……もう、好きにすればいい……っ!」
諦めたように太宰が目をつぶった瞬間、中也は一気にその奥底まで貫いた。
「あああああぁぁぁぁっっっ!!!」
太宰の絶叫が、静かな寝室に響き渡る。 男性としての器官のすぐ裏側で、中也の剛躯が、太宰の柔らかな肉壁を押し広げていく。 未開の地を蹂躙される苦痛と、それを上回る圧倒的な充足感。 中也の質量が、太宰の最深部に到達したとき、太宰は今まで感じたことのない衝撃に、全身を激しく痙攣させた。
「……ッ、……はぁ、……すごいな、テメェ……。締め付けが、尋常じゃねェぞ」
中也は太宰の腰を掴み、狂ったように腰を動かし始めた。 中也の重力が加わった一撃一撃が、太宰の胎内を直接突き上げる。 太宰は、もはや言葉を紡ぐこともできなかった。ただ、中也の動きに合わせて頭を左右に振り、よだれを垂らしながら、意味のない音を漏らし続ける。
「あ、……あぐっ、……ふ、あぁッ、……ちゅう、や、……壊れる、……こわれ、るぅ……!」
太宰の身体は、中也という重力に完全に屈服していた。 中也が突くたび、中也の腹と、太宰の男性器が擦れ合い、さらなる快楽を増幅させる。カントボーイという身体は、男性としての快楽と、女性としての快楽を同時に享受してしまう、呪われたような贅沢な身体だった。 中也の指が太宰の胸を弄り、その唇を乱暴に奪う。 上下、表裏、すべてを蹂躙され、太宰は文字通り、中也の色に染め上げられていった。
やがて、絶頂が訪れる。 中也が太宰の最奥に白濁を叩き込むと同時に、太宰もまた、男性としての精と、女性としての蜜を同時に噴き出させ、意識を飛ばした。
静寂が戻った部屋で、中也はぐったりと横たわる太宰を抱き寄せた。 太宰の股の間からは、中也の種が混じった熱い液体が、シーツを汚しながら零れ落ちている。 中也は、その「汚れ」すらも愛おしそうに見つめ、太宰の耳元で囁いた。
「……逃げられると思うなよ。この身体を知った以上、もう俺以外には触れさせねェ」
太宰は、返事をする力も残っていなかった。 ただ、中也の腕の中で、その規則正しい鼓動を聞きながら、初めて自分の「異形」が許されたような、奇妙な安堵感に包まれていた。 二十二歳の夜。 二人の本当の物語は、この秘められた「開花」から、再び始まったのだ。