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【ab.side】
mg「あっ、いえ。
ごめんなさい、嬉しくて笑
ありがとうございます。」
すごく、優しい顔で、笑う目黒くんに。
『そ、それなら、良かったです。』
少し、ドキッとしてしまったのは、きっと、気のせいだ。
「阿部くん!お疲れ様。今日はもう上がっていいいよ。 」
『え、マスター、良いんですか?』
「え?だって、今度大学の大切なテストがあるんだろう?勉強した方がいいじゃないか。
応援しているよ!」
『…マスター、ありがとうございます!』
そうだった。
来週末、理数科の試験みたいなものがあって、それをマスターに話していたのをすっかり忘れてた。
はぁ…マスターに感謝だな
そう思いながら帰ろうとした時だった。
「ねぇ、お兄さん。」
『え、はい?』
「もう、ここのお店、終わりかな?」
『え、はい、そうですね。
申し訳ありません。』
「あーそっか、そうなんですね。
…このあとじか…あっ、いえ。ありがとうございます。明日また来ます。」
『はい、申し訳ありません。』
足早に去っていく一人のお兄さん。
話しかけられた時はびっくりしたけど、多分ただのお客さんだよね?
「…はぁ、びっくりした…。」
mg「さっきの人、大丈夫ですか?」
「わああ!!!???」
mg「えっ、あっ、すいません!
びっくりさせちゃいましたよね…?」
「な、なんだ、目黒くんか…びっくりしたぁ」
すいませんって謝ってくれてるけど、後ろから突然話しかけられてびっくりしない人居ないからね?言ってあげたいよ…。
「ううん。大丈夫だけど、まだ帰ってなかったんだね、目黒くん。」
mg「いや、心配だったから」
「え?」
あっ、やべって顔してる目黒くん。
えっ?心配?
「…心配して、待っててくれたの?」
mg「…まぁ、はい。
なんか、阿部さん危なっかしいですし。」
え〜…
俺、そんなにやばそうに見えるかなぁ。
第一、俺、男だよ?
可愛くて、綺麗なお姉さんじゃないんだから。
そりゃ、この前、変な人につかれたけど、別にもう平気だと思うし。
「あのー目黒くん?その、待っててくれたのはありがとう。
でも、俺、男だからね?一応。 」
「大丈夫だよ?」
mg「…男の人とか、関係ないと思いますけどね。」
「え?」
mg「阿部さん、自覚ないかもですけど、普通に美人さんだし、可愛いです。 」
「!?」
えっ、えっ!?
か、かわ…びじ..ん…って、え!?
「いや、目黒くん!何言ってんの!可愛くないよ!あと、美人でもないし!!」
mg「いーや、気づいてないだけで美人です。可愛いです。自覚持ってください。」
自覚持ってくださいって…
目黒くんの結構強めな圧に負けてしまった。
「…はい、自覚持ちます…。」
mg「はい、ならいいです。」
にこっと笑う目黒くんをみて、なんでか分かんないけど、ずっと…心臓がうるさい。
だって、なんか、すっごい愛おしそうな目で見てくるんだもん。
「….なにこれ」
mg「え?なんか言いました?」
「え、いや!何も言ってない!」
mg「?
そうですか。
なら、帰りましょ、送ってきます。」
えぇ!いいよ!って俺が言うけど目黒くんには聞こえてないみたいで。
いや、聞こえてないフリしてるだけかもな、これ。
そんなことを考えていたら目黒くんがぐいっと俺の手を握っていて。
「え!?」
mg「はやく、行きましょ!電車出ちゃう!」
「いや、ちがっ、手…!」
mg「手?あぁ、いや、はぐれないように!
ね?」
どきっ。
ん?どきっ?どきってなんだ…?
「…うん。」
目黒くんの、一言一言に、行動に、なぜかドキッとする。
…なんで?
よく分かんないけど、今、握られてる手は離してほしくない。
そう思ってぎゅっと目黒くんの手を強めに握り返すと、目黒くんは一瞬固まって俺の手をぎゅっと握り返してくれた。
…ん?
俺の気のせいだろうか。
目黒くんの耳が、少し赤く色付いているのは、電車のホームの電気のせいかな。
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しばらく、こっちは更新止まってました!
ごめんなさい。
また、投稿できるように頑張ります!
あと、私ごとですが、もう一つ長編作品を書こうと思っています。
もう一つの方は阿部くんサイドで進める予定です!
そちらも読んでいただけると嬉しいです!
コメント
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最っ高すぎる(´;ω;`) 続きあったらお願いしますm(_ _)m