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俺「なんの音だぁ?」
殴られた腹を抱えながら、ベランダの方へ向かい下を見ると、
警察達がバタバタと倒れていく様子が見えた。
俺「うわぁ!警察だぁ!!」
そこにはさっきの黒い帽子と黒いスーツの男が、なにかと話している様子が
見えた。
俺「くっ、このままずっとこの場所に隠れていても、警察に見つかり」
俺「捕まり連れていかれ死刑判決が確定して死刑されおしまいだぁ…」
俺「よしっ、逃げるぞ」???「聞こえてるかい?」俺「え!?どこ!」
???「あぁ、今あなたの脳内と私の脳内が話し合ってるんですよ」
俺「おい、急にバカなこと言い出してどうした?だからどこだよ」
???「バカなことじゃないですよ」俺「うーん、これは…信じていいのか?」
???「はい、信じていいですよ」俺「あぁ、じゃあ信じるわ」
???「そんなことどうでもいい」俺「よくねぇよ」
???「今あなたのことを探しに来た警察達がマンションを調査しまわっています」
???「今私の手下を向かわせましたが、注意して逃げて下さい」
???「下のスーパーで合流しましょう」???「それじゃあまた」
俺「…なんでアイツ、俺の為にここまでしてくれるんだ?」
俺「まぁいい、下のスーパーで合流だ」 ガチャッ…
警察A「ん?なんだ今の音?」警察B「ん?うわぁ!!なんだ!コイツ!!」
俺「ん?あれが、アイツの言ってた手下か…」 ズタッ!!
警察A&B「うわあぁ!!やめろぉ!!!」俺「よし、ありがとよ手下さん」
警察A「おい!いたぞぉ!!犯人だ!!」警察B「おい!待てぇ!!」
待てと言われて待つハズもなく、力の限り走った。
警察C「現在、犯人が一階へと階段で逃亡中!!」ジリィッ!
警察D「了解した!」ジリィッ!
警察D「お前ら!犯人は階段で逃亡している!!下で待ち伏せをして取り囲むぞぉ!!」警察達「了解しました!!」
???「うーむ、これはまずい事になりましたねぇ…」
???「やりたくはありませんが、やるしかありませんねぇ…」 バッ!!
俺「ん?あっ!アイツ飛んでる!!すげぇー!!」 ズタッ!!
???「そんな呑気な事言ってる場合じゃありません、ここは私に任せて逃げてください」
俺「そういう事言う奴大体死ぬんだぞ!!」
???「…心配ありません、私は死なないので」
俺「あ?何バカな事言ってんだか」俺「まぁいい!スーパーで合流だな!!」
???「はい、お気を付けて」警察E「おい」???「はい?」
警察E「話を聞いてりゃあ、お前、犯人とつるんでたよなぁ?」
???「はい、その通りですよ」警察E「チッ、開き直ってんじゃねぇぞ!!」
スッ!! バァン!!! 警察E「グハアァァー!!」ボトボト…
???「横腹殴られただけで血を吐くなんて、まだまだですねぇ?」
警察E「この、クソガキがぁぁー!!」
???「それじゃ、殺しはしたくないので、さようなら」
警察E「おい待てぇ!!くっ、めんどくせぇな事になったな…」
タッタッタッ 警察E「はっ!お疲れさまです!!狩山様!!!」
狩山竜二「ああ、ご苦労、さっきの気味悪い男は俺に任せろ」
狩山竜二「お前らは、犯人を頼んだぞ」 タッタッタッタッ
警察E「あっはい!分かりました!!」
???「ふぅ、そろそろスーパーに向かいましょうか」???「ッん?」
ザァッ…!! 狩山竜二「見つけたぞ…」???「…その声は…」???「狩山竜二」
狩山竜二「正解だ。ハテナ」
ハテナ「フフッ、久しぶりですよ、名前を呼ばれたのなんかねぇ」
狩山竜二「俺も久しぶりだ」
狩山竜二「こんなに戦うのが、楽しみだと思ったのはな」シャリィ…!!!
狩山は腰にある刀を抜いた。
ハテナ「まだその刀使ってるんですねぇ?」
狩山竜二「当たり前だろ?これはお前から貰った刀だ、死ぬまで使うさ」
ハテナ「嬉しいこと言ってくれるじゃないですか」
狩山竜二「だが今日、お前から貰ったこの刀が、」
狩山竜二「お前に刃を向くぜ?」 ビュッ!!
そう言うと狩山は、お得意の走りで、一気にハテナの目の前にへと近づいた。
その瞬間、刀をハテナの肩へと振りかざした。 ビュン!!
だが元最高のライバル同士だった二人は、相手の戦い方を全て把握している。
振りかざした刀をハテナは華麗に避け、拳を握りしめ、
ハテナは一気に前へ強風がなびくほどのパンチを繰り出した。
そのパンチは、狩山の頬をかすれた。 ズリィッ…ポタポタ
狩山竜二「くっ、やはり腕は落ちていないようだな」
ハテナ「あなたこそ、強くなったじゃないですか」
狩山竜二「フッ、お前の喋り方はいつも何となくムカつくが、ありがとよ」
狩山竜二「ここから、本気で行くぞぉ!!」 ブンッ!!!
ハテナは瞬時に振られた刀をかわし、狩山のみぞおちに五発パンチを入れた。
狩山竜二「ぐぅっ!!、まだまだぁ!!!!」
狩山は、刀の刃をハテナの心臓部分へと突きつけた。 その時。
狩山はハテナの心臓を突き刺した。
ハテナ「ぐっはあぁぁ…」 ベチャァ!!ボタボタボタ… ハテナ「…ぐっ…はぁはぁ」
狩山竜二「どうした?さっきまでの自信はどこにやった?」 ザシィッ!!
狩山は、ハテナへと突き刺した刀を抜いた。 ハテナ「があぁぁぁー!!!」
ハテナ「俺も…ここ…までかぁ…」
ハテナはそう言うと、
ニヤリと笑った。
ハテナ「…なんてね…!!」
ハテナの心臓はいつの間にか再生していた。
ハテナ「…すまない、人を待たせているんだ、ここからは、」
ハテナ「本気で行くよ?」